【合気道 横濱金澤クラブ】電子掲示板

2012年から横浜市立金沢中学校の武道場をお借りし活動しており、2019年には(公財)合気会から公認を受けています。

武芸と神事

2013-11-27 16:52:25 | エッセイ

「武芸と神事」
 武士はその初め、騎射という戦法を専門の業とする特殊技能集団として誕生しました。馬を手繰り、弓を射るのはかなり後の時代まで、武士たる者の正式の戦闘スタイルであり、今日神事として伝わる流鏑馬の儀礼は、武士本来の面影をよく留めていると言われています。
 いわゆる勝負事の起源が、神意を占う宗教的儀礼にあるとはよく言われることです。「明日天気になあれ」と言って下駄を飛ばす占いは、意外なところで武士道の精神と結びついています。
 予め答え方を決めておいて神意を問う占いは、「うけい」と呼ばれ、古い時代には、様々な道具や所作をも用いて広く行われました。武士の戦法である弓射や馬術は、実は古代における代表的な「うけい」の方法だったようです。
 神前に奉納される相撲もまた豊凶を占う神事と深い関係があり、例えば、東が勝てば豊作、西なら凶作と決めておき、その場合は必ず東に勝ってもらわなければならないので、勝つ側も予め定まっています。八百長というと問題ですが、型どおりに勝って見せる演武の起源といえば納得がいくでしょう。このように武芸と神事は浅からぬ因縁があります。
(菅野覚明著「武士道に学ぶ」より引用)
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12月のけい古予定

2013-11-26 12:19:28 | けいこ予定
 12月のけい古予定は次のとおり。

    12月 7日(土)  第52回全自衛隊合気道演武大会参加(市ヶ谷:防衛省)
    12月14日(土) 15:00~16:30 横浜市大(八景会との合同けい古)
    12月21日(土) 17:30~18:30 金中
    12月28日(土) 17:00~18:00 金中 子供会の夜回りに参加のため
     
  
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武士とは何か

2013-11-22 09:08:24 | エッセイ

「武士とは何か」
 日本の倫理思想史が専門の菅野覚明氏(東京大学教授)は、新渡戸の『武士道』を本来の武士道とは似て非なるものとして批判しています。菅野教授は、明治以降の武士道論を「大和魂」と混同されて使われる「明治武士道」と呼び、それ以前の武士道論と明確に区別しています。これらを理解するには、そもそも「武士とは何か」を問い直す必要があるでしょう。
 菅野教授は、「武士」を次のように定義しています。
① 戦闘を本来の業(なりわい)とする者
② 妻子家族を含めた独特の団体を形成して生活する
③ 私有の領地の維持・拡大を生活の基盤とし、かつ目的とする存在
 歴史的研究によれば、そもそも武士は、平安時代に各地の荘園の武装自営集団として誕生したといわれています。そして源平、鎌倉・室町幕府から戦国時代を経て家康による全国統一。江戸時代になると、武士は「戦闘者」から「為政者」として町人や農民に範を垂れるべき役割を担わされるようになり、その道徳体系も大きく変質をとげました。
 以上のような背景を念頭に置いて「武士道」について考察していきます。
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武士道について考えよう!

2013-11-13 12:52:05 | エッセイ
「武士道」について考えよう‼ 
 新渡戸稲造の「武士道」をお読みになった方は多いと思います。私も何度も読みましたが、「少し違うんじゃないか?」と違和感をもたれた方も多いと思います。その原因を考えてみたところ、当たり前のことに気付きました。あの本はキリスト教徒たる欧米人に向けて書かれたものであり、われわれ日本人に向けて書かれたものではないからです。
 ではわれわれ日本人にとって武士道とはどういうものなのか。現代の日本人どのような影響を与えているのか。ということについてこの場を借りて考えてみたいと思います。
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免状授与 【海上自衛隊横須賀基地】25年11月9日(土)

2013-11-12 19:31:13 | イベント
免状授与 【海上自衛隊横須賀基地】

防衛省合気道連合会横須賀支部の月例けい古に参加しました。また9月に昇級審査を受けた私の弟子3名への免状の授与式がありました。自分のことのように嬉しかったです。皆より上を目指し日々精進して欲しい
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