静かな朝。ふだんだと、朝方6時半ころには妻が飼っているうさぎが起きて、カゴを歯でガリガリガリ、ガリガリガリと噛んでえさの催促をする。えさをやるまでは5分も10分もやめないので、こちらが根負けして起き出し、えさをやることになる。
ところが昨日、うさぎが急死してしまった。
おとといの昼間では元気だったが、夕方から急に動かなくなり、好物のパパイヤも食べなくなった。これはおかしなものを食べたり、食べ過ぎたりして腹を壊しているときの症状でこれまでにも何度もあったので、一晩ぐらい様子を見ようと思っていたが、昨日の朝になっても様子が変わらない。私は朝1限から講義があったので早く家を出て、妻が昼前にパートに出かけるときにはまだ動いてはいたそうだ。夕方パートから急いで帰ってきたら、カゴの中で横になって冷たくなっていたという。
いろいろと検索してみると、おそらく毛玉症による急性の腸閉塞。牧草をかなり与え、乾燥パパイヤやパパイヤのタブレットも与えていたが、昨年の夏に一度同じような症状を起こして病院に連れて行って以来、時々このようなことがあった。腸が弱っていたのだろうか。そういえばこの数日、よくおならをしていたようだし、お得意の朝のガリガリをやらなかったような気がする。
それにしても突然の別れである。妻は一晩中泣いていた。人間がペットとして飼う動物のほとんどは人間よりも短命である。別れは仕方がないが、走って飼い主の跡をついてきて遊んだり、鼻をこすりつけて撫でてくれと催促したり、人によくなついていたうさぎだったので、見送るのは寂しい。
今日はこれから霊園に連れて行ってやり、火葬してやる予定。
[写真]最後に撮った元気だった頃の様子。