九州国際大学に韓国から留学していた卒業生で、現在はichihana korea という日本酒の輸入会社をソウルで営んでいる黄晶顯さんが、日本酒と日本食のレストランをソウル市内で来月1日にオープンさせることになった。
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場所は、徳寿宮の裏手にあるソウル歴史博物館の隣。庭から、博物館が見える。
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建物は戦前に建てられた二階建て一軒家の日本家屋の内装を改装したものである。植民地時代に建てられた日本家屋でソウル市内に現存するものはほとんど無く、建物自体も貴重なものである。
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現在、来月1日のオープンに向けて突貫工事で内装工事中であるが、工事のために天井板をはがしている。梁が見えているが、二階の座敷の梁には、上棟式の札が残っていた。昭和9年1月上棟で、「専売局官舎」とある。植民地時代の官舎だったようである。
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黄さんは八女市の「喜多屋」の日本酒を輸入しており、喜多屋の社長の了解を得て、店の名前を「囲炉裏端喜多屋」にすることを考えているそうだ。
メニューは、昼時には15000ウォン程度のランチを提供し、夜は座敷では50000ウォンからのコースを用意するほか、掘りごたつの日本の居酒屋スタイルのスペースも店内に併設し気軽に単品も注文できるようにする予定であるという。料理長はウェスティン朝鮮ホテルほかで料理長を経験した日本人で、刺身や寿司といったありきたりの日本食ではなく、本格的な懐石料理の注文にも応じるそうだ。また土曜日や日曜日には家族連れ向けのサービスも予定しているそうだ。
ロッテホテル、コリアナホテル、ソウルプラザなどの市庁そばのホテルからは歩いて10分ほどという絶好のロケーションで、観光客にも人気が出るのではないと思う。
留学生の卒業生が母国で活躍しているのを見るのは、嬉しいものである。
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上:改装中の室内を案内してくれる黄さん
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場所は、徳寿宮の裏手にあるソウル歴史博物館の隣。庭から、博物館が見える。
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建物は戦前に建てられた二階建て一軒家の日本家屋の内装を改装したものである。植民地時代に建てられた日本家屋でソウル市内に現存するものはほとんど無く、建物自体も貴重なものである。
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現在、来月1日のオープンに向けて突貫工事で内装工事中であるが、工事のために天井板をはがしている。梁が見えているが、二階の座敷の梁には、上棟式の札が残っていた。昭和9年1月上棟で、「専売局官舎」とある。植民地時代の官舎だったようである。
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黄さんは八女市の「喜多屋」の日本酒を輸入しており、喜多屋の社長の了解を得て、店の名前を「囲炉裏端喜多屋」にすることを考えているそうだ。
メニューは、昼時には15000ウォン程度のランチを提供し、夜は座敷では50000ウォンからのコースを用意するほか、掘りごたつの日本の居酒屋スタイルのスペースも店内に併設し気軽に単品も注文できるようにする予定であるという。料理長はウェスティン朝鮮ホテルほかで料理長を経験した日本人で、刺身や寿司といったありきたりの日本食ではなく、本格的な懐石料理の注文にも応じるそうだ。また土曜日や日曜日には家族連れ向けのサービスも予定しているそうだ。
ロッテホテル、コリアナホテル、ソウルプラザなどの市庁そばのホテルからは歩いて10分ほどという絶好のロケーションで、観光客にも人気が出るのではないと思う。
留学生の卒業生が母国で活躍しているのを見るのは、嬉しいものである。
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上:改装中の室内を案内してくれる黄さん