横浜市財政局から、「平成24年度 ハマの台所事情-横浜の家計簿-」が公開された。
http://www.city.yokohama.lg.jp/zaisei/org/zaisei/daidokoro/24daidokoro/
本編とマンガ編があるが、実際には1冊になっていて、マンガ編は本編の裏側から読み始めるようになっている。
以前、自治基本条例の専門家である木佐茂男・九州大学教授から、自治基本条例の先駆者であるニセコでは、市民向けにわかりやすい財政パンフレットを作って配布しているというお話を伺った記憶があるが、横浜市でも同様の取り組みを始め、平成22年度から今の名前になったようだ。
マンガ編は、勤務先の設置法人(岩崎学園)のグループ校である横浜デジタルアーツ専門学校と横浜市との共同制作になっている。
内容について、いくつか感想を述べてみたい。
16の特別会計のうち、国民健康保険事業費と介護保険事業費ぐらいは、一般会計からの繰り出し金(公営企業会計への繰り出しも併せて、合計1914億円)にどの程度依存しているのかを書いてほしかった気がする。また一般会計から、公営企業会計である地下鉄、バス、水道に繰り出ししているのが242億円となっていますが、これらの公営企業会計のうち、どれが単年度および累積で黒字でどれが赤字なのかはわからない。公営企業会計は、それぞれの予算額を書いてあるだけだからである。
また平成22年度から義務的経費の急増と税収の減少により、前者が後者を上回るようになって財政事情が厳しくなっていることはわかるが、なぜ突然、義務的経費が急増したのは、このパンフレットからは不明である。
また、10ページにひっそりと財政調整基金から10億円を取り崩して道路補修など中小企業対策の事業に使ったことが書かれている。いわゆる緊急景気対策であろう。
しかし、財政調整基金の残高が現在、いくらあるのかは書かれていない。
他の情報では、開港150周年記念事業に充てるために、平成19年度には250億円あった財政調整基金が平成21年度予算では119億円にまで減ったということだが、今いくら残高があるのかは、市民にとっても気になるところである。
http://www.city.yokohama.lg.jp/zaisei/org/zaisei/daidokoro/24daidokoro/
本編とマンガ編があるが、実際には1冊になっていて、マンガ編は本編の裏側から読み始めるようになっている。
以前、自治基本条例の専門家である木佐茂男・九州大学教授から、自治基本条例の先駆者であるニセコでは、市民向けにわかりやすい財政パンフレットを作って配布しているというお話を伺った記憶があるが、横浜市でも同様の取り組みを始め、平成22年度から今の名前になったようだ。
マンガ編は、勤務先の設置法人(岩崎学園)のグループ校である横浜デジタルアーツ専門学校と横浜市との共同制作になっている。
内容について、いくつか感想を述べてみたい。
16の特別会計のうち、国民健康保険事業費と介護保険事業費ぐらいは、一般会計からの繰り出し金(公営企業会計への繰り出しも併せて、合計1914億円)にどの程度依存しているのかを書いてほしかった気がする。また一般会計から、公営企業会計である地下鉄、バス、水道に繰り出ししているのが242億円となっていますが、これらの公営企業会計のうち、どれが単年度および累積で黒字でどれが赤字なのかはわからない。公営企業会計は、それぞれの予算額を書いてあるだけだからである。
また平成22年度から義務的経費の急増と税収の減少により、前者が後者を上回るようになって財政事情が厳しくなっていることはわかるが、なぜ突然、義務的経費が急増したのは、このパンフレットからは不明である。
また、10ページにひっそりと財政調整基金から10億円を取り崩して道路補修など中小企業対策の事業に使ったことが書かれている。いわゆる緊急景気対策であろう。
しかし、財政調整基金の残高が現在、いくらあるのかは書かれていない。
他の情報では、開港150周年記念事業に充てるために、平成19年度には250億円あった財政調整基金が平成21年度予算では119億円にまで減ったということだが、今いくら残高があるのかは、市民にとっても気になるところである。