Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

最近食べたもの

2012年07月01日 | 食事
瀬谷駅南口の名店街にある「中華三十一番」。
名店街もすっかり寂れているが、このお店のラーメンやサンマーメンはおいしい。





これも名店街の中のお店である「たかぎ屋」。
看板には「おそば」と書いてあるが、今は蕎麦は出していないようだ。サンマーメンとチャーハンの定食が600円。





下関市にある一般財団法人関門海技協会の評議員をつとめているが、評議員会の後の懇親会で、「あらかぶ」という店に連れていっていただいた。
ここでいただいた「獺祭」という日本酒は、今非常にブームになっているという。











これは、飛行機の機内で食べた「空弁」。「トンポー蒸篭」というもので、味付ゆで玉子と豚の角煮が入っている珍しい中華の空弁。機内で食べるのにはちょうどいい分量。



北九州・祇園商店街の「朝日屋食堂」のちゃんぽん。
お隣の「つやちゃん」と同じ女将さんが経営しているお店。


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韓国の性衝動薬物治療法に関する検討

2012年07月01日 | Weblog
土曜日は午前中の飛行機で北九州空港に飛び、九州法学会(於:北九州市立大学)に参加した。主な目的は、神山智美氏(九州国際大学)の「災害時要援護者支援制度における情報収集・情報共有と個人情報保護」を聞くことだったが、美蘭氏の「韓国の性衝動薬物治療法に関する検討」という発表も興味深かった。

韓国では近年、性暴力犯罪が増加しており、2001年から2010年までにほぼ倍増(年間約2万件)という。これに比例して児童を対象とする性犯罪も増加し、これもほぼ倍増した。
これに対する対策として、性犯罪者の身上情報公開制度及び位置情報公開制度と、常習的な性犯罪者に対する性衝動薬物治療法という3つの制度が導入された。常習的な性犯罪者に対する性衝動薬物治療法とは、常習的な性犯罪者に対して、強制的にホルモンを抑制する薬物を投与することを裁判所が命令する手続について規定する法律である。
ホルモンを抑制する薬物治療というのは、要するに性欲を抑えるということらしい。
欧米でこの種の目的で最初使われた薬物はエストロゲンであるが、副作用もあるので、近時はMPA、CPA、デポプロベラ等が用いられているそうだ。韓国で用いようとしているのは、性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗薬という薬物だという。
この法律の制定後、2012年6月現在、1名に対して治療命令が出された状態となっている。対象者は児童に対する性犯罪で前科4犯の者で、今後4年間、仮出所してから3ヶ月に1回、薬物治療を受ける命令を受けた(同時に位置情報を発信する電子装置を常時装着しなければならない)。
問題点はもちろんあり、薬の副作用及び効果の問題、治療命令の主体と対象者の問題、対象者の同意の問題など非常に多い。また薬物治療の費用の問題もあり、3年間であれば1500万ウォン程度となるそうだ。原則としてはこれは本人負担という。本人に負担能力が無い場合には、国が負担することになる。
また氏からは、薬の投与を止めれば性欲は復活するから、薬で抑えている間に心理的に矯正しないと、薬の投与を止めた途端にまた性犯罪に走るということにもなりかねないという指摘があった。これは重要なポイントのように思われた。
また韓国では保安処分が比較的に広範に認められており、この強制的薬物投与については保安処分の一つであるから法的には問題ないという議論があるという。そもそもこの法律が制定されたのは、前述した性暴力犯罪の増加に対して対策を求める世論の高まりに政府が応えざるを得なくなったということがあるようで、反対論があったにもかかわらず立法が強行されたようだ。

下記は「中央日報」の記事。
児童4人に性犯罪、韓国で初の化学的去勢へ
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