ローレンツ変換では、慣性系での等速直線運動を扱うが、瞬間静止系(MCR系)を考える事によって、加速度運動を相対論的に扱う事ができる。
地球上の重力と同じ大きさの加速度で、ずーと加速するロケットを考える。ロケット内の時計、地球系での時計などを考えると、次のようになる。
ロケット内での 1年 で、光の速さの 77.5% に達し、地球から 0.563光年 離れた星まで達する事ができる。その間に地球では 1.187年 が経過している。ロケットから地球に向けて「0.563光年先の星に着きました」と報告すると、地球系の時計で 0.563年 かかって届く。地球では、出発してから 1.750年後 に知らせが届く。
ロケット内での 3年 で、ほぼ光速に達し、地球から 9.765光年 離れた星まで達する事ができる。その間に地球では 10.69年 が経過している。ロケットから地球に向けて「9.765光年先の星に着きました」と報告すると、地球系の時計で 10.69年 かかって届く。地球では、出発してから 約20年後 に知らせが届く。
ロケット内での 10年 で、地球から 14700光年 離れた星まで達する事ができる。銀河系の直径は 約 10万光年だから、銀河系の中で、少し移動したなあという感じになるだろう。
ロケット内での 20年 で、地球から 4.5億光年 離れた所まで達する事ができる。銀河系やアンドロメダ銀河はとっくに飛び越し、銀河団、超銀河団の所まで達している。その間に地球では 4.5億年 が経過していて、人間はとっくに滅びているだろう。
ロケット内での 3年 で、ほぼ光速に達し、地球から 9.765光年 離れた星まで達する事ができる。その間に地球では 10.69年 が経過している。ロケットから地球に向けて「9.765光年先の星に着きました」と報告すると、地球系の時計で 10.69年 かかって届く。地球では、出発してから 約20年後 に知らせが届く。
ロケット内での 10年 で、地球から 14700光年 離れた星まで達する事ができる。銀河系の直径は 約 10万光年だから、銀河系の中で、少し移動したなあという感じになるだろう。
ロケット内での 20年 で、地球から 4.5億光年 離れた所まで達する事ができる。銀河系やアンドロメダ銀河はとっくに飛び越し、銀河団、超銀河団の所まで達している。その間に地球では 4.5億年 が経過していて、人間はとっくに滅びているだろう。