カントリー・ストロング

【COUNTRY STRONG】 2010年劇場未公開 アメリカ 117分
監督：シャナ・フェステ
出演：グウィネス・パルトロー、ティム・マッグロウ、ギャレット・ヘドランド、レイトン・ミースター

飲酒が原因で施設に入っていた元カントリー音楽界のスター、ケリーは、マネージャーであり夫でもあるジェームス、人気上昇中のカントリー歌手ボー、ミスコン出身の新人歌手チャイルズと共に再起をかけた復活ライブツアーに乗り出すが...。

 

『アイアンマン』シリーズのグウィネス・パルトローと『ゴシップガール』のレイトン・ミースター共演による、実績もあって人気もあるがアルコール依存症で精神的に不安定になったカントリー・シンガーの再起を描くドラマ。

え?劇場未公開???
もったいない!!!

てっきり公開された作品だと思ってたのですが、内容も良いし楽曲も良くキャストも素敵でかなり気に入った作品。再起をかけるカントリー・シンガーといえばジェフ・ブリッジス主演の『クレイジー・ハート』ですが、こちらは女性版というところかな。地味だけどじんわりグッとくるものがありました。

一度どん底に落ちてしまってからの再起は本当に大変。これは歌手に限らず俳優も同じなんでしょうね。ケリーはアルコール依存症になりなかなか抜け出せず新人の女の子に嫉妬してみたり...。それを一歩引いた所で見守る夫と、彼女に優しく接する若手カントリー・シンガのボー、そして期待の新人チャイルズとのちょっとした四角関係。

上手いとは聞いてたけれど、グウィネス・パルトローのプロ並みの歌の上手さにはビックリ!!　身体と心がうまく合わなくてなかなか歌えないでいるんだけど、ラストでのステージで歌う楽曲も良ければ歌も素晴らしいです。若手のシンガー役のギャレット・ヘドランドとレイトン・ミースターも劣らず上手い～!!　聴き惚れてしまいました。

しっかりサントラをアマゾンで購入!!　『クレイジー・ハート』の時もつい買っちゃったんですが、最近気づいたけどカントリー音楽好きかも。『クレイジー・ハート』に比べるとさらりとした印象ですが、曲も良いけど歌詞もホント良かったです。

特典映像には、もうひとつのエンディグが収録されているんですが、個人的には通常版のほうがいいかな。その後のボーとチャイルズの二人は...というところではちょっぴりとした感動だったし。もうひとつのほうは切ない感じ。

ギャレット・ヘドランドが素敵。優しくて思いやりがあって頼れる、そして歌う姿もいいーちょっとうっとり見てたところも(笑)。したら...彼、『トロン：レガシー』のサムだった。あれ?あの時は特に...

ケリーの夫役のティム・マッグロウはカントリー・シンガーだと知らず...。この作品では全く歌ってません。本職が歌わないで俳優が歌ってるのも面白い!

 

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