【MINARI】
2021/03/19公開 アメリカ 116分
監督・脚本:リー・アイザック・チョン
出演:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズ、アラン・キム、ノエル・ケイト・チョー
そして、明日が始まる――
STORY:1980年代のアメリカ。農業での成功を夢見てアーカンソー州の高原に土地を買い、家族で引っ越してきた韓国系移民のジェイコブ。しかしそこは、誰も手を付けようとしなかった荒れ果てた土地。農業で生計を立てるためには想像を絶する困難が待っていた... (allcinemaより)
アカデミー賞6部門ノミネートされた作品ということで鑑賞。韓国系の移民二世で、アメリカの田舎町で育ったリー・アイザック・チョン監督が、自らの体験をベースに撮り上げた家族ドラマ。アメリカン・ドリームを信じて韓国からやって来た移民家族の日々を描いた作品。製作総指揮にブラッド・ピットの名前がある。
地元では韓国映画をあまり上映しないけれどアカデミー賞にノミネートされたからか観ることができて。普段は観ないタイプの作品で、韓国系移民家族の日常を描いていて盛り上がりはなく淡々と描かれている。
農業での成功を夢見て荒れ果てた土地を購入したものの、誰も買おうとしない土地なだけに困難の毎日。地下水が出たかと思うと止まってしまったり、野菜などを育ててもなかなか売れなかったり... 夫婦喧嘩も多くなり、、、。
途中参加でおばあちゃんがきてから雰囲気も変わる。おばあちゃんになつかないデビッド....それはちょっとーといういたずらを仕掛けたのが笑えた。おばあちゃんらしくないおばあちゃんとデビッドの距離が少しずつ縮まっていく感じは良かった。
チラシが少し煽りすぎ感があるけど良作ではあると思う。どこの国に限らずこういった土地にやってきて成功するには本当に大変なんだなというのが監督自身が体験しているだけあってリアルに描かれいてた。原題のMinari(미나리)は韓国語でセリのこと。ラストシーンは温かい気持ちになる。
鑑賞日:2021/03/20
大変なことが起きているにもかかわらず、盛り上がりが大きくなくて穏やかな映画でしたよね。
そこが良いのでしょうけれど・・・
アカデミー賞作品賞ノミネート作品としては珍しいタイプでしたね。
でも人種とか民族とか関係なく、どこにでもある家族の姿を見たような気持になりました。
特に火事の後の雑魚寝のシーンがね。
冷静でしたね。
助演女優賞にユン・ヨジョンさんが受賞しましたね。
アカデミー賞もずいぶん変わったなぁという印象です。
人種に関係なくひとつの家族を描いた作品でした。だから共感する作品なのかもしれません。