ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

名前・ネーミング

2005年03月05日 09時15分49秒 | マイ・ブーム
昔より、名は体を表わすという。
名前を聞いただけで、そのもの、その実態を知ることができるというものだ。
名前というものは、社会的な意味を含んだ言葉なのだ。
時に人の名前であり、家名であり、商品名であることもある。

昨日は中村屋の勘三郎十八代目襲名披露公演がスタートして初日の口上を特集番組を
組んで放映されていた。名前を受け継ぐということの重たさ、日本の伝統をどのようにし
て家が守ってきたのかを伝えていた。
中村屋というファミリー組織で守り続けた、その「総帥」の名前である。

時代の流れ変化にのりながら、その時その時に合わせることの大切さを教えている。
「伝統とは変えないことではない」という言葉をまた思い出した。
中村屋当主の言葉「受け継がさせていただきました」は、私が受け継いだという言い方で
はなく、受け継がせてくれたのは、お客さんであるという言い方だった。
非常に、これほどまでに世間を意識した言い方、慎重な言葉遣いを久しぶりに聞いた。

子供が親の顔に泥を塗った・・・例の事件、そして、その子の扱いについても慎重な言い
方だった。襲名披露宴の夜に起こした、息子が警察官を殴るという大事件。
家がゆれた。いろいろなこともあった・・・? 
本人も宮沢りえとのスキャンダルがあったハズ・・?
あれも芸人ゆえの、ツヤみたいなものなのかもしれない。
だが、時がそれを癒したのか、ファミリーがそれにも増して一丸となって芸道に精進した
ことで乗り越えたのかは知らない。

人間おごりがあってはならない。 と、思った。
「俺は別人なのだ」と思った瞬間。言動が傲慢になる。
酒を飲んでハメをはずしたバカ息子。同様に、オリンピックの女モーグルのメダリストな
どなど・・・みんな「私は特別なんだ」と思っていたのかも・・。
なんてことはない、皆にんげんなんだ。
人間なんて、所詮は弱いものなのに、自分は特別と思った瞬間ダメになる。

今や「たけし王国」の帝王・・・ビートたけし。東京芸大教授?
この人も、出版社なぐり込み事件、ミニバイク横転事件・・・世間をさわがせる名人なの
だが・・・いまや大先生。
どんなに世界が認めていようが、この人の裏側にある何かがいつも危なっかしい。
ハラハラがキャラクターで売り物でもあって、そこが今風でいい?受けているのかも。

有名人をしゃれて「セレブ」というのだそうだが、大スターたちのアヤマチが多いこと。
ショーケン、まさし、そのまんま東、やすしの息子、名前を忘れたが吉本の芸人で司会な
んかやってる男・・・? 
もっとも、元々何も無い只の芸人以前のにんげんだったたのかも知れないが・・・。

名前が大きくなればなるほど、その社会的な責任は重い。