今日明日と千葉市議会広報委員会として堺市議会と大津市議会の広報の取り組みについて視察します。今日の堺市議会の視察の中心は、委員会のインターネット中継です。その他の調査項目として議会広報紙、市議会ホームページ、その他の広報手段、議会改革の取り組みについてです。
この写真は委員会室で上部に3箇所カメラが設置されています。写真で見えるのは理事者席の後ろと議会事務局が操作するモニターのものです。
まず、堺市議会の常任委員会運営は、6つの常任委員会を1日2常任委員会開催し、3日間かけて日にちをずらして常任委員会を開催しています。委員会のインターネット中継は今年度8月定例会から実施されています。インターネット中継対象の会議は常任委員会と特別委員会で各委員会室に設置された3台、計6台のカメラにより委員長席や発言者席、理事者(市長や各局担当課長)を撮影。そのため議会事務局職員がカメラと映像の下につける発言者・役職名のテロップ担当の2名の職員で対応しているとのことでした。委員会開始時刻から終了時刻まで生中継して、概ね3日後には録画放映し、会期終了日から1年経過するまで録画中継を配信されています。導入したのは8月からですが、委員会インターネット中継を導入して、室内傍聴が減りモニター室での視聴が増えたということでした。
市議会インターネット中継は、生中継と録画放映とも市民からのアクセス、職員からのアクセス件数を分けて把握されています。数値は明確で生中継は議会対応のため職員からのアクセス件数が多い一方で、録画放映は市民からのアクセス件数が多いというのが具体的な数として出て把握されていることです。
また、議会力向上会議を2011年度に設置して、議会基本条例の制定、議員間討議の実施、会期制の見直しなどの検討。議会基本条例策定のための作業部会を開催し、計11回の作業部会を経て、今年の3月に議員提出議案で堺市議会基本条例を制定されています。議会報告会もこれまで3回開催され、第1部は議会報告、第2部は議員との懇談で、事前申し込みとともに議員との懇談での発言内容を書き込む欄があり、出席する18名の議員で申し込み内容を見て、答える担当を決めるということでした。ちなみに会場は本会議場で議員席52人と傍聴者席80人の計132名定員です。第3回議会報告会については、議員の支援者や後援会員に呼びかけしないで、報告会を開くということもやることにしたそうです。市民への周知方法として、定例会後の正副議長記者会見や市広報紙「広報さかい」、公共施設へのチラシ・ポスター配布、駅でのポスター掲示を行なっています。
議会それぞれに進んでいるところやそうでないところもありますが、市民に開かれた議会、情報公開・発信していく議会にしていくためには各議会の良いエキスを千葉市議会にも取り入れることも必要です。
最新の画像もっと見る
最近の「千葉市政・議会」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事