オカリナを教えだしてから
学んだ人生経験があります。
オカリナが大好きで大好きで仕方なかった生徒さんが
「乳がんの再発でレッスンを休まなくてはいけなくなりました」
とおっしゃった時、
言葉が何も出ませんでした。
身動き一つできなかった。
身近な方から直接「がん」という言葉を聞いたのが初めてでした。
「オカリナのために絶対帰ってきますから」
と聞いてから実は何年も待ち続けています。
その時にいろいろ考えました。
その後
何人かの生徒さんから同じような言葉をかけられたことがありましたが
「絶対戻ってきてくださいね」
と笑顔で言えるようになりました。
浅はかですが
今の私では、これが最善かと。
それと、
「パーキンソン病と言われてしまいました」
という生徒さんがいます。
オカリナの生徒さん第１号さんなので
かなり長く習われていると思います。
それを聞いた後、オカリナが疲労にならずに、でも、リハビリになるようにと
レッスンを続けてます。
そんな時、一筋の光がでてきました
「ips細胞」
生徒さんは講演会に通い続けて
私に色々教えてくれています。
山中教授がノーベル賞を受賞した時はほんとうに嬉しかった。
科学には無縁の私ですが、
話を聞くのに夢中でレッスン時間が過ぎてしまうこともしばしば。
そんな中、またうれしいニュースが
「stap細胞」の発表です。
これでますます再生医療が注目され
臨床実験もどんどん進む！と
ところがです。
生徒さんも私も再生医療の話題は
「これで遅れてしまうな」
から上がることがありません。
私は
小保方さんの
「stap細胞はあります」の言葉を信じてます。
もしかしたら何かの勘違いで少し違うものなのかもしれない
でも、彼女たちの研究は必ず何かプラスにはなるはず。
こんなことで停滞させてはいけません。
音楽家たちが音楽の力を信じるように
科学者たちが科学の力を信じているんです。
笹井氏のご冥福をお祈りします。
そして、笹井氏の無念を晴らすために
科学者たちがしっかり研究を続けられますように。
