震災後、だんだんと被害が見えてきました。
その中で、
100年続く有機しょうゆの製造をしていた蔵が、
全壊したというのを聞きました。
幸いだったのは、
しょうゆを作っていた職人さんは、
命からがら助かったとか。
それでも、
あのしょうゆが復活するのかは、
謎だとか。
しょうゆを作っていた蔵や樽がなくなってしまったので、
大豆を発酵してしょうゆにしていた微生物たちも、
いなくなってしまった。
だから、
いくら職人さんがいても、
同じ味を出せない、ということなのです。
以前、
伊豆諸島の地震の際も、
くさやを作っていた蔵が全壊し、
伝統食のくさやが作れなくなった。
という話を聞いたことがあります。
今回も、
同様のケースです。
また、
津波によって、海水にぬれた畑や田んぼ。
ここは、海の塩分がそうとう残ることから、
作物をすぐには作れないでしょう。
何度も洗浄をしても、
塩に強い作物なら作れるかも知れませんが、
震災前の収穫量になるには、
何年もかかるでしょう。
もう農地としては不可能で、
海から離れた場所を、
新たに開墾することになるかもしれません。
北海道も漁業は大きな被害を受けました。
それでも、
多くの畑は難を逃れたのは幸いです。
本州の米どころが次々波をかぶりました。
今年、北海道でたくさんのお米を収穫し、
作物を収穫して、
日本の食を支えてほしいです。
私たちも、
少しでも作物を育ていきます。