信州湯めぐり紀行

 信州の日帰り温泉めぐりのお噺あれこれ...

鹿教湯温泉 鶴屋旅館

2013-07-06 | 東信

鹿教湯温泉にある旅館「鶴屋」さんで日帰り入浴。
場所は…湯端通り沿いにあります。
文殊堂や五台橋がある方へ行く通りですね。



フロントで日帰り入浴の旨を告げると、丁寧に説明をしてくださり、「さすが旅館だなぁ…」と感心。
今のところ、日帰りでの入浴客はいないと聞いたので、混浴風呂も体感できると思い、700円を支払い、いざ混浴へ!(笑)

ちなみに…
玄関は1Fなのですが、鶴屋さんの施設としては3Fにあたるようです。
湯屋は3Fに混浴の内湯と露天があり、2Fに男女別の内湯と露天があります。


混浴は建物の真裏に出るくらい一番奥にありました。
混浴ではありますが、脱衣場は男女別です(当然)



どこの脱衣場にもロッカーはないので、
貴重品はフロントに預けておくのがいいでしょう。

日帰りのお客は一人もいなかったので、真っ暗でした。



混浴浴室



なんとも不可思議な形をした湯船が真中に。
湯船が小さいのと大きいのがありましたが…
なんでしょう…熱湯とぬる湯?
かなと思ったのですが、どちらもかけ湯特有のぬる湯でした。

湯色が違うように見えますが、
これはタイルのせいだと思います。





湯はぬるくて気持ちがいいです。
40度あるかないかでしょうか…。
ツルツルするほどではありませんが、肌によく馴染む感じがあります。
癖がなく長湯ができる湯です。



時の流れを感じる造形物から湯が注がれています。

注がれる湯は、どれも飲泉可能。
コップ一杯飲んでみると、硫化水素臭が広がります。
癖がなくまろやかで美味しかったです。






小さな湯船の湯口
この女神?像からも湯が注がれています。
しっかり「鹿」もいます。


鶴屋混浴内湯



露天風呂


小さなプールみたい(笑)

川の向こう岸も見えて解放感があって気持ち良かった。
鳥のさえずりや川風も気持ち良くて、
ついつい長湯をしてしまいそうでした。
でも、川向こうに観光客やお参りに来ている方が歩いてるのが見えて、ちょっと落ち着かなかった(笑)




画像に見える巣箱は、ムササビの巣箱らしいです。
旅館「鶴屋」さんは、ムササビの来る宿として有名。

鶴屋混浴露天




こちらは混浴風呂に併設されている、御婦人専用の内湯になります。

フロントの方の説明では、
年配の湯治客が多く、とうしても介助や介護が必要な方もいるので、混浴風呂をなくさないでいるとの事でした。
皆さん、ご理解を。


さて、次は2階に下って「薬師の湯」へ。
ここもやっぱり真っ暗。
というか、廊下も階段も真っ暗でした(笑)


薬師湯入口


こちらも脱衣棚だけで、ロッカー等はありません。


浴室


洗い場


窓ガラス一枚隔てて露天風呂があります。
内湯の一部は寝湯スペースになってます。


こちらの湯温もぬるかったですが、混浴よりもさらにぬるく感じました。
露天も同じ感じでした。



露天風呂は…湯船しかないです。
景観を楽しむとか、庭があるとか…
はたまた体を休めるとか…そんなスペースはないです。



でも、こういう空間に独り過ごすのは嫌いじゃない(笑)
誰もいなかったので、体の芯までじっくりあったまるまで浸かってました。

鶴屋薬師湯露天


鹿教湯に来たら、湯にずんぶりと浸かるのがいいのです。
湯はすべて源泉掛け流し。
常に新鮮な湯が注がれ、気持ちがいいです。
湯はぬるく体によくなじみ、
長く浸かれる事で、さらに温泉の効能を堪能できる気分になります。
未だ湯治客が多いというのも頷けます。


帰り際、フロントの方に呼び止められ、
本日26日(訪問日)は風呂の日で、半額だったのを忘れていたという事で、御丁寧に350円の返金をして頂きました。

その350円は、文殊堂のお賽銭に使わせてもらいました。

文殊堂


住 所:上田市鹿教湯温泉1374
TEL:0268-44-2121
源泉名:鹿教湯温泉混合泉(2.3.4.5.6号源泉)
泉 質:単純温泉
    (弱アルカリ性低張性高温泉)
泉 温:47.1度
湧出量:2400L/分
P H:8.19
残留物:550mg/kg
成 分:547.8mg/kg
加 水:なし
加 温:あり
還 流:掛け流し&ろ過
浴 室:内湯、露天風呂、混浴風呂(内湯、露天)
館 内:大広間、ロビー、売店
営 業:12:00~18:00
休館日:なし
料 金:700円


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