チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
毎日韓国三昧な日々を過ごしています。
気ままな独り言におつきあいくださいませ。

吹き替え版NHK「赤と黒」第14話

2012-01-13 23:00:57 | 韓国ドラマ「赤と黒」



第14回【DNA鑑定】

 自分の正体に気付いた会長秘書・キム室長を呼び出したシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、彼から衝撃の真実を聞かされる。20年前の出来事はすべてシン夫人が仕組んだというものだった。夫のホン会長が外で作った子供を受け入れられなかったシン夫人は、DNA鑑定を偽造してチェ・テソンという名の少年、いまのゴヌクを連れてきた。しかし本物のテソンが見つかると、自らのウソが発覚しないように、ゴヌクの両親を交通事故に見せかけ殺害したのだった。一方、ゴヌクの隠し部屋を見てしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、壁に貼られたヘシンの人々の写真は何かとゴヌクを問いただす。ゴヌクは意図的に彼らに近づいたことを認め、ヘシングループへの激しい怒りを口にする。夫ジェフンの浮気現場を目撃したホン・テラ(オ・ヨンス)は離婚を切り出し、ゴヌクとの愛を貫くことを覚悟する。ゴヌクはシン夫人とテラを同時にオフィスに呼び出し、テラと自分の関係をシン夫人に見せつける。大事なテラにまで手を出したゴヌクを見て、シン夫人はゴヌクを殺害しようと考える。シン夫人からゴヌクが20年前に追い出した少年"テソン"だと聞かされたホン会長は、ゴヌクを自宅に呼び出す・・・。

************************************

今回は もどれない道へ また一歩踏み出す
ゴヌクとジェインです。

キム秘書から 20年前の両親の事故の真相を
聞かされたゴヌクは 新たな悲しみに苦しみます。

そうして 自宅に戻ると
あの秘密の隠し部屋が開け放たれ
ジェインが椅子に座っているのを見つけます。

しかし,両親の出来事のショックの方が大きくて
もう ジェインに自分の隠していた部分が
知られてもどうでもいい気分なのでしょう。

平然とジェインの脇を通り抜け
デスクの上の本や書類を片付け出します。

ジェインはたまらず詰問します。



「ねえ ゴヌク この部屋は何?
 それにこの人たちは…」

「ヘシンの人間だろ
 知ってるだろ。」

「ちょっとふざけないで
 なんでここにこれが貼ってあるのか聞いてるの。」

「おれもヘシンに興味があってね。」

「私が誤解してるのよね。
 今まであんたがヘシンの人たちに近づいたのは
 計画だったの?  …まさかそんなことないわよね。」

ゴヌク持ってた書類でばんと机をたたいて

「なんで…? …悪いか?」

ジェイン驚いて目を見張り…

「ゴヌク…」
「よく見ろ」

ゴヌク,ジェインの肩を抱き寄せ
壁いっぱいの写真や関係図を見渡します。
ジェインは ただ ただ 驚いてゴヌクの横顔を
見つめて…

「モネは破談。テラはきっともうすぐ離婚する。
 あとは 誰だ…? ああ…あそこにはテギュンがいた
 もう死んだけどな…」

ゴヌク ヘビのように執拗な口調で言い 最後は薄ら笑いまで
浮かべてみせます。
冷静に見ている視聴者の私ですら
気味悪く心の中に冷たいものが
すうっと入り込んでくる
感じがしました。
ジェインはどれほど衝撃的だったでしょう…

ゴヌクの手から逃れて ジェインはゴヌクに向き直ります。

「どうしたの?ヘシンにうらみでもあるみたい…」

強い口調で聞きます。ジェインは時折急に核心に迫ったり
ゴヌクのガードしてある心の中にふわっと入り込んできたりしますね。
瞳が一瞬揺らぎますが,さっとガードを張り直し
ゴヌク 答えます。

「何がいけない? お前みたいにヘシンの人間に
 やさしくすべきなのか?」

「ちょっとあんたなにいっての?
 人が死んで 家庭が崩壊したのよ。
 なのに何とも思わないの?」

ほお…ほんとに核心的な部分をついてきますね。
この台詞は ゴヌクにとってシン夫人にそのまま言いたい台詞ですね。

「悲しめってのか?…なんだお前 今からもうヘシンの嫁気取りか?
 それともテソンがきずつくのがそんなに心配か?」

この期に及んでテソンを引き合いに出してくるゴヌクに
ジェインぶち切れます。

「彼は関係ないわ!テソンじゃなくてあんたの話をしてるの!
 あんたの話よ!自分のことを話してよ!
 なんで いつもホン・テソンのことばかり気にするの?」

「どうしてかって?
 あいつのものはすべてほしい。なにもかもうばってやりたい。
 つまらぬプライドのため他人の人生を踏みにじる奴らを
 ヘシンの仮面をかぶった奴らを…今度は俺が踏みつぶしてやる。」

…そうさ プライドのために殺された父さん…母さん…
…テソンの勝手な振る舞いに 死を選ばずにはいられなかった
 ソニョン姉さん…許せない…誰がなんと言おうと ヘシンの人間たちを
 許すわけにはいかない…

こんな風に思ってるのではないかと思うゴヌクの表情と台詞です。

そんな深い事情があると知らないジェインは何とかゴヌクを
止めたいのでしょう。必死に言葉を続けます。

「あんた正気じゃない…どうかしてるわ
 親を殺されたとしても
 そこまではできないわよ。」

「!?…今…なんて?」


ジェインがつぶやいた言葉に驚くゴヌクです。
悪い人間に染まろうとするゴヌクを
絶妙のタイミングで引き戻すジェインです。

「わかったわ。どうしてもやめない気ね。
 じゃあ やってみなさいよ。
 私はなんとしてもテソンと結婚して
 ヘシンの人間になる。
 私も踏みつぶしたければどうぞ好きにして…」

ジェイン 捨て身の作戦です。



「ムン・ジェイン 思い上がるな。」

ゴヌク 2,3歩 歩いて ジェインに背を向けます。

「俺は必要なら お前も利用して
 容赦なく捨てる。
 俺のことなんか興味ないだろ。
 善人づらするな。」

ゴヌク わざとジェインを突き放し 自分を悪い人間に染め
復讐を遂げる決意に自分自身を奮い立たせようとしているかのようです。




ジェイン もう何を言っても無駄なのを悟ったかのように
急に力をなくしてしまいます。

「分かったわ。わたしはあんたが悪い人じゃないことを願ってた。」

復讐の鬼と化したかと思うぐらい
怒りに満ちあふれていたゴヌクの心。
しかし,ジェインのひとことで
一瞬で揺らぎます。自信と怒りに満ちた瞳が急に揺らぎ
迷子になった子どものようにうろたえます。
これが愛なのでしょうか。

「でも もういい。」

ジェイン静かに立ち去ろうとします。

ゴヌクはわき上がる自分の感情に戸惑っているようです。
振り向いて引き留めたい…けど…迷うゴヌクです。

ジェイン 涙をこぼしながら 振り向き

「私に 何かいうことはないの?」

ゴヌクは必死に自分の感情と戦います。
何も言わないゴヌクにジェイン悲しげな声で
つぶやきます。

「そう よく分かった…もう 何も言わない…
 終わりにする…
 何も知らず あんたに惹かれてなんて
 なさけない…
 でも これで あんたを気にせず
 自分の道を 進めそうだわ ありがとう…」

ジェイン 静かに立ち去ります。
何かとんでもない間違いを犯したのではないだろうか…という瞳のゴヌク

心の中でジェインに呼びかけます。
「ジェイン…おまえが
 誰を選ぼうが かまわない
 おれもヘシンも
 みんな 破滅する運命だ…」

悲しいけど戻れぬ道へ 一歩踏み出した二人です。

 

  

吹き替え版NHK「赤と黒」第13話Part3

2012-01-07 22:53:19 | 韓国ドラマ「赤と黒」



ジェインは ギャラリーを首になりました。

首にならなくてもやめるつもりだったようですが…

荷物を片付け それを持ってバスを待っている時に

1つのアイスを一緒に食べてるカップルに

目が留まります。そして,心に浮かぶのはゴヌクとの思い出…

そして,そのまま ゴヌクの家に。

荷物を置かしてほしいと訪ねます。

二人並んでキッチンのイスに座り

ジェインは独り言のように言います。

「ここに来る途中,700ウォンのアイスを食べてるカップルを見たわ。
 うらやましかった…ごく普通のことなのにね…だけど,もしかして
 あれこそが幸せなのかもしれない…
 私が間違ってるのかな…
 いい暮らしにあこがれて つい 欲が出ちゃったけど
 いっそ 最初から 何も知らなかったら…
 欲が出ることもなかった…そうでしょ?」


テソンにつきあおうって言われたことを
ゴヌクに伝えた後のこの台詞ですから
ジェイン…止めてほしいのでしょうね。

こんな感じでかな↓

   「そうだな…最初から何も知らなかったんだよ。
    いい暮らしも 上品な世界も
    700ウォンのアイス…いいじゃないか…
    …ジェイン,もう やめよう…
    何もかも忘れて 生きよう…一緒に」

でも! でも!
ゴヌクはこう答えました。

「アイス 食うか?」

う~ん,そりゃそうだよね。
財産めあてとか ちょっとした逆恨みとか 
それだけなら クァク刑事が
「忘れて許すことです。」って言ったあのときに
やめてたもんね。(T_T)

でも ジェインはゴヌクにとめてほしくって
ゴヌクをとめたくって 言葉を続けます。

「欲を捨てようかな…
 そうすれば楽になるかも…
 あんたは…?」

私がやめたらあんたはどうする?
あんたもやめてくれない?
やめてほしいの モネともテラさんとも
一緒にさせたくないの

そんな気持ちを込めて言ったのに ゴヌクはかたくなです。

「買ってくる。」

「あんたはどうなの?
 まだテラさんと会ってるの?」

「一緒に食おう…アイスを
 1000ウォンのやつ…
 買ってくる。」

出て行きます。

これは即答を避けましたね。

テラにもらったジャケット着ちゃってるしね。

復讐をすすめていこうとしたものの

テラに対しての罪悪感も少し出てきているゴヌクです。



揺れてます。


吹き替え版NHK「赤と黒」第13話Part2

2012-01-07 00:43:37 | 韓国ドラマ「赤と黒」


ジェインの家に戻ってきた3人ですが

ジェインは 一人離れて座っています。

ウォニンとゴヌクの会話から

ゴヌクが身寄りのない天涯孤独の身だということがわかり

少し心の揺れるジェインです。

ジェイン 基本的に心根のやさしい普通の女性なので

すぐ相手の身になって考えちゃうんですね。

最近のゴヌクもそのジェインにずいぶん影響を受けてきて
結構心揺れるシーンが増えてきました。




さあ このシーンの二人の会話です。

携帯のアプリで嘘発見装置があるから

嘘を言ってもわかるんだからと ウォニンが

しゃべってるところに鬼の形相?でやって来て

ゴヌクに問いかけるジェインです。




「いったい何を企んでいるの?
 あんたヘシンの財産目当てでモネと
 結婚したかったんでしょ。」
「モネと結婚してほしかったか?」
「本当は何を望んでいるの?」



「何もない。」




(中略…目に涙をためて)
「ヘシングループに恨みでもあるの?」

図星の言葉に力なく笑うゴヌク。




「最後に聞くわ。テラさんとつきあうの?」

「おまえはテソンとつきあうのか?」

また ジェインつらそうです。


いつもこの水掛け論。


   私は あなたにとって関係ない

   なんでもない存在なのか…と。

   私の気持ちはもう…あなたにあるのに…





「おれが誰とつきあってもほっとけ。
 おれも口出さないから。」
 
ジェイン 帰ろうとするゴヌクの手をとって

「あんたが好き。」

ゴヌク 動揺します。

「あんたが好きなの。私は自分が好きな人が
 悪い人であってほしくないのよ。
 お願い 私を止めて。 それとも私があんたを止める。
 ゴヌク答えてよ。ねぇ…。」

ゴヌク 静かに手をふりほどき
努めて冷静を装いながら…

「信じているんだろ。
 なら,最後まで信じろ。
 何があっても。」

ゴヌクの本心からの言葉でしょうね。
だれかに 心に寄り添ってほしいのでしょうか?



「わかったわ。さっき私がみたことは全部忘れるわ。
 だからいいわけして。」

「おれはお前が思っているような
 いい人間じゃない。」


ジェイン 泣きながらとてもつらそう。

ゴヌクもつらそうにする。

そんな中 間の悪いところに おじゃま虫。
テソンの電話です。
2回無視します。

3回目にゴヌクは言います。

「テソンはきっと苦しんでいる。
 なげさめてやれ。」

揺れるゴヌクです。





吹き替え版NHK「赤と黒」第13話Part1

2012-01-06 23:52:09 | 韓国ドラマ「赤と黒」
第13回【告白】

 シム・ゴヌク(キム・ナムギル)とホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)とホン・モネ(チョン・ソミン)は激しいショックを受ける。モネは、姉であるテラに近づいたゴヌクをなじり、さらに自分を裏切ったテラを絶対に許さないと激しく非難する。ジェインはゴヌクに、ヘシングループの人間に近づく真の目的は何かと問いただすが、ゴヌクは何も答えようとしない。感情が高ぶったジェインは、思わずゴヌクのことが好きだと告白するが、ゴヌクは傷心しているホン・テソン(キム・ジェウク)を慰めてやれと言って突き放す。兄の死をきっかけに、真面目に生きていこうと決意したテソンは、これからずっとそばで支えてほしいとジェインに告白する。そんな中、シン夫人のもとにかつて偽者として追い出され、死んだとされていた養子"ホン・テソン"が生きているという調査報告が届く。同じ頃、アメリカで事故死したホン・テギュンを裏切って、彼の裏金を海外へ持ち逃げした男に接触してきた謎の人物の似顔絵を入手したホン会長の秘書、キム室長はついに、ゴヌクが20年前に自分たちが追い出した少年、"ホン・テソン"であることに気づく・・・。



*******************************

あけましておめでとうございます。*(^0^)*

今年もどうぞよろしくお願いします。


さあ,新年最初の 「赤と黒」です。

年末に衝撃のキスシーンを目撃する
ジェインとモネで終わっていましたね。

その続きからです。




テラとのキスシーンを見てしまったジェインは
一目散にホン家から飛び出します。

そして,ためらうことなく ジェインを追いかけるゴヌクです。

冷静な人ならこの状況で 置いてけぼりにされたら
その時点で ? と気づかなければなりません。

しかし,テラもモネもゴヌクに夢中ですから
そのことには気づきませんねぇ。

いや~この状況で 追いかけられた人が
本命に決まってるじゃないですか~^0^

モネはテラとキスしていたことに
腹を立ててまくし立てるし
テラは見られてしまったことに動揺してるし

ゴヌクはそんな二人に目もくれず
ジェインを探しに行っちゃうし…

町中探し回るゴヌクです。
携帯で呼び出そうとしたり
形相が普通じゃないですよね。
必死です。

偶然 万引き少女の濡れ衣を着せられたウォニンに
出会い警察に行きます。

そこに連絡を受けたジェインがやって来て…

修羅場です。^-^;

「その男をぶちこんでください。」
「手錠はないの?留置場でも刑務所でもいいから
 ぶち込んで。」
「彼は罪を犯したの…ああ…人を殺したかもしれない。
 彼をぶち込んでください。」

警察官の誰彼かまわず 手錠を探そうとつかかみかかり
わめき散らします。
そんなジェインを背中から抱きしめるゴヌクです。
後ろから手首を握って…(きゃっ >0<)




その手をふりほどいてゴヌクに向き合い
ジェインは言葉を続けます。

「愛してるの? テラさんを 愛してるの?
 あの人とつきあうの?私の見間違いだと言って…」

涙涙涙…泣いてるよ ジェイン 泣いてるよ…(T_T)
なのにゴヌクは冷静に答えます。

「関係ないだろ。」

ああ…ジェイン また わめきます。

「私はいつまで関係ない人間なの?
 信じてろと言って なぜ また遠ざけるの?
 私はどうでもいい存在だったの?
 …私どうかしている。あんた わたしなんかどうでもいいのに…」

 (中略)ゴヌクを留置場に入れるためには
 お巡りさんを殴ればいいのかと聞き
 やっぱりゴヌクの方を向きあんたを殴ると宣言して
 ゴヌクの胸の辺りをなぐりつけながら

「私 あんたを本気で留置場に入れておきたい。
 ほかの誰にも会えないように…」

こりゃ…告白ですね。 


「赤と黒(原題『悪い男』)」第12話カットシーンPART2

2011-12-25 20:21:15 | 韓国ドラマ「赤と黒」
カットシーン まだありました。

ジェインの家の前での テソンを殴ったシーンの後です。

このカットは痛いですね。

ノーカットにしたら そんなに困るのかしらん?

日本のがちがちの番組編成って…

でも民放は 最近 サッカーや野球,バレーとか
試合が伸びても 何とかやりくりして 最後まで
放送する試みをしていますよね。

いつ終わるか分からないスポーツの中継と違って
時間が回によってまちまちになるだけなんだから
少しがんばれば できるのでは…って思ってしまいますぅ。

さあ 気を取り直して…
カットシーンです。

****************



10話でゴヌクがジェインに1分だけと言って
その肩を貸してもらってうたた寝した窓辺のシーンのあの場所で
今度は逆パターンです。

あの場所に通りかかったジェインは
ゴヌクの影を見つめるようにその場所を見つめ
ゴヌクがしていたように座り目を閉じます。

そこへゴヌクがやってきます。
寝てるのか?みたいな表情で顔を近づけます。(近い!)
横に座ると同時に
ジェインがもっているジュース(?)をのぞいて取り上げ
ジェインの左腕に自分の背中をくっつけ
もたれかかって ジュースをためらわず飲みます。
(か,間接KISSです。)
(あっ…でも本KISSは もう経験済みでしたね。)
(もう,ぜったいこの感じは恋人同士の感じですよね。)

(このあとの台詞が所々分かりません。
 ちょっと想像でカバーして…
 違ってたら ごめんなさい(T_T))

(ゴヌクが何か最初に言っていますが,分かりません。)
(二言三言 ゴヌクが言った後,ジェインが言います。)

「この間はごめん。テソンさんの恋人のこと あなたがあんな言い方
 するから。」
「いいよ。」

「刑事さんから聞いたわ。ソニョンさんがなくなった事件にあなたは
 関係ないって… 嬉しかった。」
(ジェインの言葉を聞きながら,微妙な表情をするゴヌクです。)

ゴヌクは空っぽになったジュースの入れ物に目をやりながら
ジェインに聞きます。

「ジェイン,俺たちの関係ってなんだ?」
(きゃー(>_<) もう告白っぽい!)

でもすんなりとはいかない二人なのよね。
ジェインは言います。

「モネとはどうなの?」

またまた ゴヌクも負けじと

「おまえはホン・テソンとどうなんだ?」

ああ この二人 自分の気持ちに気づいていないのか
いつも同じパターンですよね。

そこに間の悪いことに電話が
うううう…誰だ~。

ゴヌクは手でジェインに「じゃあな」みたくして
すたすた立ち去ります。

その後ろ姿を見送る ジェイン。
独りごちます。

「背が高いのね。 頭は小さいのに…」 

(じっと見つめているのか,画面は ゴヌクの後ろ姿です。)
(たしかに ノム イェッポヨ~)

「肩幅は広いわね。」

(どんどん遠ざかる後ろ姿)

「後ろ姿 とても綺麗だわ。」
 
(さらに遠ざかり…ついには小さい出口から出て行ってしまう。)
完全に見送ってしまってからジェインはつぶやきます。

「ゴヌク 私たちって 何かしら?」

****************

見えなくなるまで見送るって
それも背中を…すごい純愛じゃないですか!?

ジェイン 少し自分の気持ちに気づいていますよね。
ホン・テソンには「テソンsii(テソンさん)」って呼んで
ゴヌクには「ゴヌガ~(ゴヌクを親しい間柄で呼ぶときの呼び方)」って
呼んでいますもん。
でも,気づかないふりしているんですよね。
そこが 大人の恋ってことかしらん。

ジェインの靴。ゴヌクが買って履かせてくれた靴じゃないかな?


「赤と黒(原題『悪い男』)」第12話カットシーン

2011-12-25 12:54:42 | 韓国ドラマ「赤と黒」
第12話冒頭部分にカットシーンを発見しました。
前回の字幕版の時には確かにあったシーンが
各話共に少しずつカットされているようです。

時間を55分で区切るとどうしても
それぞれの回で 5~10分のカットを
せざるをえないですよね。
残念です。



****************
ベッドで眠るゴヌク。
ジェインはゴヌクと一緒に撮った写真を
見つめてます。
自分の中の気持ちの変化を
意識しているかのようですね。

そして,警察署でマジックミラー越しに見た
ゴヌクの怯えたような哀しげな眼差しを
思い出します。

ジェインの心の独白が
ナレーションに流れます。

(私のつたない韓国語で
 解釈するとこんな感じのことではないでしょうか?)
(間違っていたらごめんなさい(^_^;))

ゴヌクに心の中で話しかけながら
くつを脱がせます。

「ゴヌク…今は何が何だか分からないけど
 いつかは あなたから 話してね…」

ベッドにあがりながら 

「あなたが何も言わなくても 大丈夫。」
 
横向きにねているゴヌクの背中に寄り添うように
横たわり

「とっても つらいんでしょう?」

さらにゴヌクの背中を右手で触れ
幼い子にするように やさしく とんとん。

(ここで何か言いますが,ちょっと分かりませんでした。)

「本当によかった。」

ゆっくりと 手で 肩下からなで下ろしていきます。
脇腹の辺りを また幼い子にするように
さすります。ちょうど 傷跡の辺りでしょうか?

「とても痛かったわね。」

ゴヌクはすやすや。安らかな寝顔です。

********************


この後の12話ですから
12話の最後の二人に起きる「亀裂」も
それぞれの意味合いが出てきますね。

やはりノーカット版での放送がいいです。(^_^;)


吹き替え版NHK「赤と黒」第12話

2011-12-23 23:34:23 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第12回【亀裂】

 シム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、チェ・ソニョンの遺品をすべて焼却するが、クァク班長は偶然、焼却炉から彼女の遺書の一部を見つける。それは自殺を意味する内容だった。一方、株価不正操作が発覚したホン・テギュンは、ホン会長からアメリカ行きを言い渡される。自分を陥れたのは弟のホン・テソン(キム・ジェウク)だと思い込んだテギュンは、彼のオフィスに乗り込みテソンを罵倒する。クァク班長は、テソンに焼却炉で見つけたソニョンの遺書を渡して、彼女は自殺であり、養子だった"ホン・テソン"は結局見つからなかったと報告する。同じく連絡を受けたムン・ジェイン(ハン・ガイン)もまた、ゴヌクが事件と無関係だと確認し安心する。そんなある日、アメリカへ旅立ったテギュンが交通事故で死亡する。突然の訃報で悲しみに暮れるホン家に亀裂が生じ始める。シン夫人は、テギュンが死んだのはホン会長のせいだと泣き叫び、何もかもテソンの企みだと怒りを爆発させる。同じ日、弔電を届けにホン会長宅を訪れたジェインは、偶然覗いた倉庫で、ゴヌクとホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまう。さらに、そこへホン・モネ(チョン・ソミン)が現れ同じくキスを目撃する・・・。(NHK公式より)

**********************************

確かにサブタイトルにあるように今回はいろいろな「亀裂」がはいりましたね。

シム・ゴヌクにしてみれば テギュンの事故死は予想外だったのですね。

幼い頃は殺してやりたいと憎んでいたけど
今は憎しみもなく死も望んでいないと言ってましたね。
ただ不幸になっていくのを見届けたいだけだと…
やっぱりクァク班長の言葉が効き目があったのでしょうか?

先輩のレストランで一緒に食事をとりながら
クァク班長が自分の思いを語りましたね。

「チェ・テソンさん,刑事を20年やって分かりました。
 怒りや憤り。それを捨てれば 世の中 楽に生きられます。
 人に向けた怒りは必ず自分に返ってくる。
 だから,忘れて許すことです。」
「許せ?自分の過ちに気づいてもいない奴らを…許せ?」
「チェ・テソンさん,彼女の声を聞き間違えていました。
 『助けて』ではなく『止めて』だった…
 『どうか止めてください…私の弟 大切なゴヌク
  テソンという子をどうか止めてください。
  お願いだから…』と。
 『以卵投石』岩に卵を投げつける。卵は割れその痕が残る。
 だけど 雨が降ればその痕は流れてしまう。何も残らない。
 何事もなかったかのように岩はそのまま毅然としている。
 …それが世の中です。」

う~ん,『以卵投石』初めて聞いた四字熟語です。
でも そんなことない!と思いたいです。
何か行動を起こした痕跡は目に見えなくとも
必ずどこかに残っているものだと…

さて レストランでクァク刑事とゴヌクが食事を
しているまさにそのとき ジェインの家にテソンが
来てジェインの家族と食事をとることになってしまいました。
ジェインに悪かったと思っているテソン
テソンとはもう関わらないことにしようと決めたジェイン
ジェインの母だけ異様に盛り上がってちょっと気まずい食事です。

その食事の後 一応車のところまでテソンを送ってきたジェイン。
またまた偶然にも!
クァク刑事の言葉に心が揺れているゴヌクが
ジェインに会いたくて 
でも ためらいながら ジェインの家の近所まで来ていて…
二人を見つけます。

ジェインはさっさと送ったら きびすを返して去ろうとします。
そこにクァク刑事から電話。
ソニョンの件が自殺と断定されたこと。
ゴヌクが事件とはなんの関係もないこと。
それを聞いたジェインの表情がほころびます。

ずっと心のどこかで ゴヌクの心配をしていたのでしょうね。
安心したせいか 思わず冷たくしていたテソンにも同情して
声をかけてしまうのです。

「大丈夫?あなたのせいじゃないわ。
 彼女だってあんなふうに死にたくなかったはずよ。」
「どういうこと?」
「あなたが苦しんでいるとソニョンさんも胸が痛んで
 安らかに眠れないわ。」
「ソニョンのこと知ってるの?」
「いいえ。けど,あなたが彼女のことで苦しんでいるのは
 知っている。」
「…苦しいよ。」

ここで ゴヌクが現れ怒りを爆発させます。

だって彼女のものを簡単に「捨てろ」と言ったじゃないか?
日本でも彼女のことなど微塵も感じさせない振る舞いだったじゃないか。
そのうえジェインににこにこと愛想を振りまき近づいている。
なのに…苦しい?

「ふざけるな!」
怒り心頭のゴヌクです。
「ゴヌク!」
「もう言うな!」
ジェイン ためらわずテソンを放り出してゴヌクに駆け寄ります。
「ちょっと 急にどうしたの?」
「ジェインの遺書はもう用意したのか?」
テソンが今度はにらみ返します。
「なんだと?」
ゴヌクは怒りをかくそうともせずに続けます。
「自分のしたことを忘れたか。」
「おまえにはかんけぇねーだろう。」
「はっ…お前のせいでソニョンは死んだんだ。もう忘れたか。
 次はムン・ジェインか?」
テソンも怒りがおさまらずゴヌクを殴ります。
ジェインが中に割って入ります。
「ゴヌク!テソンさん!…ゴヌク。こんな人だったの?
 ゴヌクったら…目に見えないからって傷がないわけじゃないわ。
 痛みを表現する方法があんたとは違うのよ。」
ゴヌク,とっても哀しげな表情ですね。
じゃあ,俺には傷がないとでも言うのか?
俺には目に見える傷以上にたくさんの目に見えない傷が
あるっていうのに…。
ジェインはゴヌクの表情に気づかず続けます。
「テソンさんがあれてるのを見てなんにも感じないの?
 彼は苦しいって叫んでるのよ。分からない?」
説得しながらジェインはずっとゴヌクの腕を押さえ続けています。
こんなに心情を解説されてはテソンもどうふるまえばよいのか
困ってしまうのではないでしょうか?

お人好しのジェインに腹を立ててゴヌクは両手を
振ってジェインの手を放させます。
「正気か?」
「謝って!悪いのはあんたよ。謝って。
 恋人が死んだのよ。あんなこと…何も知らないくせに。」
「何も知らないだと…(小さくため息のように虚しい感じ)はっ…はは…
 お前は知っているのか?」
「自分に無関係だから勝手なことが言えるのよ。」
ああ…ジェイン。それは言っちゃいけません。(-_-)
ゴヌクが今にも泣きそうにつらそうな顔になってること
気づいていないでしょう。
近づいたかのように見えたのにまたすれ違う二人です。

心を許しかけたジェインに分かってもらえず
かといって自分の事をすべて話すわけにはいかず
つかんだジェインの手を本当には放したくなくて…
走ってその場を離れそして叫びます。

『忘れて許す』
できたら本当にどんなに楽でしょうか。

吹き替え版NHK「赤と黒」第11話

2011-12-16 23:16:53 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第11回【傷あと】

 別荘で一晩を共に過ごしたホン・テラ(オ・ヨンス)とシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、二人の関係を疑っている妹のモネ(チョン・ソミン)のことを相談するため社内の試写室に入るが、誤って外から鍵をかけられ閉じ込められてしまう。胸にしまっていた「恋」への憧れを打ち明けるテラは、ゴヌクへの気持ちをさらに強くする。一方、ギャラリーでムン・ジェイン(ハン・ガイン)が金目当てで自分に近づいたことを聞きショックを受けたホン・テソン(キム・ジェウク)は、やけになりジェインをホテルに連れ込んで関係を強要する。最初は強く拒んだものの、 "ヘシングループの嫁の座"を条件に受け入れようとしたジェインだが、結局部屋を飛び出してしまう。ちょうどその時、東部署のクァク班長から電話をもらったジェインは、容疑者の背中の傷あとを確かめるため警察へ向かう。一旦は「同じ傷あとだ」と答えるジェインだが、取り調べ室の男がゴヌクだと分かると、自分が見た傷とは違うとウソの証言をする。さらに死んだチェ・ソニョンがテソンの元恋人だったと知り、ジェインはゴヌクに、ソニョンの死とどんな関係があるのか問いただす・・・。(NHK公式より)

*******************************


今回は,ジェインとゴヌクのそれぞれ仕掛けた恋の展開に
多くの時間がさかれていました。

ゴヌクはテラと話すために入った試写室でまんまと閉じこめられ
テラの弱い部分に揺さぶりをかけます。
ゴヌクの表情がくるくると変わり,見ているこっちも
演技をしている演技なのか,本当の気持ちのかいま見られる演技なのか
疑心暗鬼になりながら見てしまいました。

ジェインの方はもう少し素直な演技でしたね。
お金目当てで自分にジェインが近づいたことを
知って相当やけになっているテソンに 素直に動揺したり
売り言葉に買い言葉で部屋までついて行ったものの
ボタンをはずそうとする手は震えていたり…。

ホテルの部屋から「2度と顔を見たくない」と言って
出て行くところまでは気丈にふるまっていたのに
非常階段の途中にへたり込んでしまいます。
その姿は,ジェインの心が本当にはテソンにないことが
うかがい知れる場面です。

そして,今回のゴヌク&ジェインの見せ場は
後半10分ぐらいのところからです。

警察でマジックミラーごしにゴヌクの背中を
見て,あのときの男がゴヌクだということに気づいたジェインです。
クァク班長には 前言を撤回しこの人ではないと言及します。

しかし,疑いをぬぐいきれないジェインはゴヌクの家の前で
彼の帰りを待っていました。

そして…
「あんたを信じてる
 だから,私には話してくれない?」
「何を?」
「テソンさんに恋人がいたの。
 彼が愛していた人とあんたは何も関係ないわよね?」
顔をそむけるゴヌクのそばにかけ寄り 手を取ってひざまづき
涙ぐんだまなざしで見つめ 言葉を続けます。

「答えて…あの夜なぜあそこにいたの?
 何があったの?」
動揺を見せまいと無表情を続けるゴヌクです。
「私,今日警察に行ったの。あんたの傷跡,私が見たの。
 そっちからは見えなかっただろうけど ガラス越しに
 私がいた。」

衝撃の告白に驚くゴヌク。
ジェインはさらに続けます。
「あんたじゃないと言ったけど,本当はあんただった。
 彼女が死んだ夜,あんたを見たわ。…あのとき
 ぶつけたのは私だったの。」

頭を殴られたような衝撃がゴヌクの体に
走ったに違いありません。
…そんなばかな,あのときの車の女?
そう言えばジェインによく似た声だった。
だけど,そんな偶然が…?
…もうよそう…彼女との縁は絶ちきるべきだ。
これ以上そばにいるべきじゃない。…
そんなことを考えていたのではないでしょうか?
「おまえが…俺を見たって?…」

自分から離れようとしているゴヌクの心には
気づかずジェインはまだ言葉を続けるのです。

「だから,話して…テソンさんの恋人とあんたは無関係だって…
 あんたは 偶然 車にぶつかっただけよね? でしょ?」
「何が言いたいんだ?」
(ソニョンとのことは言えるわけありません。
 言えば,自分の復讐計画も話さなければならないでしょうし
 忌まわしい過去や復讐にジェインもまた巻き込んでしまう
 ことになります。そのことで結局ソニョンは自らの死を選ん
 だのですから…)
 
「ゴヌク…」
「俺が殺した。だからもう帰れ。」

せっかく心を許せる唯一の存在となったジェインを
手放そうとするゴヌクです。
育ててくれた両親以外に心を許したのはソニョンとジェインだけでしょう。
そして再び心を閉ざすのでした。

ジェインは足早にその場を離れます。

その場に崩れるように腰を下ろします。
空虚な眼差しが哀しいです。

自殺へと結果的に追い詰めてしまった自分。
ソニョンの自殺を止められなかった自分。
落ちる間際で手を掴んだのに 放してしまった自分。
過去のあらゆる瞬間が悔やまれるのでしょうか。
力なく柱にもたれかかります。

ジェイン やっぱりもどってきました。
ゴヌクの瞳の奥の寂しい光に気づいたのでしょうか。
放っておけません。泣きながらかけ寄りゴヌクを無条件で
抱きしめます。もう,ゴヌクの返事を求めたりはしません。
ゴヌクも一度離れようとした心が一気に引き戻され
生きた人間の心がほとばしり出るように
涙が止まらなくなります。

本当に好きなのに理由はいらないのです。(T_T)



吹き替え版NHK「赤と黒」第10話(後半)

2011-12-10 00:30:44 | 韓国ドラマ「赤と黒」




出て行ったと見せかけて,ドアの音だけさせて
もどってきたジェインです。
今度はちゃんと野菜を持ってきました。

思いの外 落ち込んだ様子のゴヌクの姿に
胸の奥がずきんとうずくジェインです。

手料理を作り始めたジェインに
ゴヌクが優しい顔になります。
表情が柔らかいですね。

「ジェイン,信じるか?」
「何?どういう意味?」
「俺のこと…」
「信じられないわよ。こんなひどいうそつき。」
「そうだ。信じるなよ。俺なんか信じるな。」
「…信じる。…あんたのこと,信じる。」

この禅問答のような会話。
ゴヌクは困ったような嬉しいような顔をします。

そして,二人で食事を始めるのですが
テソンからのメールがジェインに送られてきます。
ここで,やっぱジェインは行っちゃうんですよね。
この一度始めたゲーム(?)簡単にはやめられないのです。
それはゴヌクも同じこと。
もっともゴヌクはゲームでなく復讐ですけどね。
それも命を賭けた。今は亡きソニョンに語りかけてましたよね。
「許してくれ姉さん。…全部すんだら罰を受けるよ。」って。

さて,ゴヌクを置き去りにしてテソンと食事するジェインですが
高そうな食事も心ここにあらずという感じで
あまり味わってない様子です。
置いてきたゴヌクが一人で食事しているかと思うと
心がまた痛むのでしょうか。

ゴヌクも一人の食事をしながら
ジェインのことを考えているのでしょう。
自分の分を食べ終えた後,
ジェインの分も座り直して
もくもくと食べ始めます。
なんとも哀しい食事風景です。
韓国では一人で食事するのは
とても侘びしい感じに取られるそうですから
とても印象的なシーンではないでしょうか。

このシーンの後,ゴヌクはテラに再び接近します。
ホン家の人々を心身ともに無茶苦茶にし
不幸にするのが目的ですから
やさしそうに見えてどこか冷たく恐ろしげな感じが
否めません。

テラの看病をして徹夜した翌日,テギュンを追い詰める記事も
出し一仕事終えたゴヌクは会社の廊下の窓際に座り居眠りをします。
そこにジェインが通りかかり…




「ねてるの?」
顔の前で手を振っても反応がないので
そのまま行こうとすると
さっと手首をつかまえて横に座らせます。
「夜になにしてたの?」
「仕事」(う~ん,まあ確かに仕事かなあ)
「どんな?」
「とにかく,仕事」
「副業?」
ゴヌクは嗤いながら「ああ」
頭をジェインの肩に乗せると無防備な寝顔。
「なあ,少しだけこうしててくれ」
「やだ…やめてよ。人が見てるわ。」
「心配するなって,ホン・テソンは外だから」
「そんなこと心配してないわよ。」
「一分だけ」
「忙しいのに…」
まんざらでもないジェイン。
愛おしそうに顔をのぞき込みます。
「ゴヌク,昨日はごめんね。今度は一緒に食べよ。」
きゃー(>_<) 一気にテンション急上昇ですよね。

髪をさわろうとしてまたためらいます。
でも,ゴヌクの頭に自分の頭を寄せてほほえみます。
つかの間の幸せな瞬間です。

吹き替え版NHK「赤と黒」第10話(前半)

2011-12-09 23:20:02 | 韓国ドラマ「赤と黒」


第10回【モネの家出】

 ムン・ジェイン(ハン・ガイン)は酔いつぶれたホン・テソン(キム・ジェウク)を家まで送り介抱するが、ワイシャツ一枚の姿で家を追い出される。シム・ゴヌク(キム・ナムギル)に迎えに来てもらったものの、惨めな自分に落ち込むジェイン。そんな自分をさりげなく励ましてくれるゴヌクに心が揺れ始める。後日、ジェインは手料理をご馳走しようとゴヌクの家を訪ね、ゴヌクの背中の傷あとを見てしまう。一方、一瞬でもゴヌクに心揺れた自分が許せないとホン・テラ(オ・ヨンス)はゴヌクを拒絶する。その会話を偶然聞いてしまった妹のホン・モネ(チョン・ソミン)はショックを受け、別荘に立てこもってしまう。モネの居所を知ったテラが迎えに行くが、モネは既に不在でゴヌクだけが残っていた。風邪で高熱を発したテラはゴヌクと言い争ううちに気を失い、ゴヌクは彼女を寝ずに看病する。翌朝、テラはソウルへ戻る途中、ゴヌクに揺れた心は過ちではなかったと告白する。また、ゴヌクによってヘシングループ長男ホン・テギュンが行っていた株価不正操作が公になり、テギュンは窮地に追い込まれる・・・。

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いや~,今回は 災い転じて福となす…的なお話でしたね。
ゴヌクもジェインも心揺れまくりです。

テソンのマンションの部屋からシャツ1枚で追い出されたジェイン。

ジェインは覚悟していたのでしょうね。鏡の前で自分を映して
決心したようなまなざしになっていましたもん。
テソンをものにしてと負け犬の人生からはおさらばしようと…

ところが計算がはずれて追い出されちゃった…しかもあられもない格好で。
誰を呼ぶわけにも行かず…ゴヌクを呼んじゃいます。

呼ばれたゴヌク。すごい速さで駆けつけます。
走っちゃってるもんね。(^_^)
でもジェインは何かあったと誤解されるような格好。
でも自分のジャケットを腰に巻き付けてやりくつも履かせ
自分は裸足で…手を引いて歩いていきます。

途中で服と靴を買って履かせてやり(このときジェインは
ゴヌクの頭を触ろうとしてためらってやめます。
前はゴヌクがジェインの肩にさわろうとしてやめたよね。)
食事をごちそうします。

後日,食事のお礼に手料理を作ってあげようと
ジェインはゴヌクの家(以前,シャツを洗いに行った
本当は先輩の家)に行き だまされていたことに気づきます。

怒ったジェインはゴヌクを呼び出しといて
用事ができたふりをし,家路につくゴヌクの後を
尾行します。(よく見ると服装がゴヌクに買ってもらった
上着に靴ですよ。)

でもゴヌク気づいているよね。尾行されたいるのを
知っててジェインを家に呼び寄せるなんて
ジェインにかなり心を許しているのよね。(*^_^*)

さあ,尾行して着いたゴヌクの家が自分の家よりもずっと広くて立派だったので
ジェインまたまた怒っちゃいます。

「家のほかにどんなうそをついているの?
 あんた,何者?
 こんな家に住めるのならお金持ちなんでしょ。
 財閥の隠し子?そんなところ?」
「じゃあ,テソンからおれにのりかえる?」
「なに?あんただれなの?本当にシム・ゴヌク?
 シム・ゴヌクって名前。それは本名?」
「そんなことお前に関係ない。」

結構,核心をついた台詞をぽんぽん言うジェインです。

「私はあんたの何?」
「おれはお前のなんだ?」
「あんた だましたのよ。私に謝るべきでしょ。」
「なぜ 謝らなきゃならない?俺のことなんか
 興味なかったくせに。今までずっと。」
「ちょっと,ゴヌク!…そうね。あんたとあたしはなんでもない
 確かにそうよ。関係ないから謝る必要もない。
 興味もないのにあたしどうしてここにいるんだろ。
 …もう,帰るわ。二度と来ないから…」

ゴヌク一瞬悲しそうに瞳が揺らぎます。
演技うまい!

ジェインもドアの方に歩いていきながら
二人で撮った写真を見つけ履かせてもらった靴を見つけ
涙がこぼれそうになります。

(後半へ続く)









吹き替え版NHK「赤と黒」第9話

2011-12-02 23:32:04 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第9回【仮装ゲーム】

 シン会長夫人のギャラリーのオープニング仮装パーティーに参加したホン・テソン(キム・ジェウク)はシム・ゴヌク(キム・ナムギル)に自分と入れ替わることを提案する。破れたストッキングを替えるため別室へ入ったテラ(オ・ヨンス)の前に、テソンに扮したゴヌクが現れる。捜しに来たモネ(チョン・ソミン)を避けて、とっさに隠れた二人は熱いキスを交わす。一方ムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、テソンがゴヌクに扮していることを知った上で、ゴヌクに語っているフリをしてテソンへの想いを告げ、心を揺さぶる。、シン夫人はソニョンの転落死事件の捜査の過程で、ソニョンがテソンの元恋人で以前養子だった"ホン・テソン"と同じ施設で育ったことを知り、驚く。グループの長男のホン・テギュンがアメリカから帰国した家族団らんの場でテソンの言動に腹を立てたシン夫人は、ソニョンの死を持ち出し激しく罵倒する。母の言葉に傷つき、ソニョンの転落現場で酔いつぶれたテソンを迎えに行ったジェインは、そこで警察と鉢合わせる。転落死事件のことを聞かれたジェインは、当日、現場付近で背中に傷あとのある男を見たと証言する・・・。


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今週のゴヌクは復讐への段階を前へ前へと進めます。
一方,ジェインもゴヌクに言ったとおり テソンをものにすることに
覚悟を決めたようです。ジェインは,ゴヌクの本当の目的をを知らないので
彼もモネをものにしようとしているのだと思っています。


二人は もうすでに 心の奥で見えない糸でつながっているのに
歩む道は違うのだと 言い聞かせているように見え 切ないです。

その切ないシーンを 振り返ってみましょう。(^_^;)


まず,ギャラリーのオープニング仮装パーティで
テソンと入れ替わっているのをジェインに伝え
「やつをものにしろ。」
といったものの…。
テソンを落とそうと思わせぶりなことを言っている
ジェインの様子を ちゃんと遠くから見て…しかもちょっと切なげな感じを
漂わせているゴヌク。

…そんな風な目で見つめるんなら言わなきゃいいのに…。

次に,正社員になったことを知ったジェインが
「よっぽど気に入られたのね。…モネと結婚するの?」
と聞くと
「モネとは関係ない。」
そっけない返事ですが,ちゃんとモネと結婚するわけじゃないと
言っているわけで…
ジェインもそこんところがすごく気にはなっているようで…
でも,皮肉混じりでしか聞くことができず

ああ,いじいじします。

その後,スポーツクラブの会員証をプレゼントして
ホン・テソンが会社帰りによることを教えるそのゴヌクの表情も
決して なんでもない感じではありません。

「いいの?ここ 高級ジムでしょ。」
「ものにするんだろ?」

平気そうなふりをしていますが,目がとってもさみしそう。(T_T)

ジムで足首をひねってしまい,思いがけなくテソンに付き添って
もらうことになったジェイン。
予想外の出来事ではありますが,いつものツンツンなテソンが
おどおどしている様子に少し気分をよくします。

そして,家の近くまで送ってもらい 家がみすぼらしい借家だと知られたくなくて
先にテソンを返したジェイン。ちゃんと,ゴヌクに報告の電話をします。

ジェインが「けがをして病院に行ったの。」と
さりげなく言った言葉にゴヌク,過剰反応です。携帯を右から左へ
持ち変えるんですから…

動揺を悟られまいといいます。
「よかったな。」
「どこがぜんぜんよくなかったわ。…(中略)…
 でもね,最後までいてくれた。」
「だろうな。初めて看護した相手は忘れられない。…おめでとう。」
「何よ。いやみに聞こえるけど?」
「切るぞ。」

ほんと ジェインじゃないけど全然本心からでない
「おめでとう」ですね。目がちっとも笑ってない。
言葉と心がどんどん離れていっている感じです。

テソンが酔いつぶれているのを知らされたときも
ジェインに電話して向かわせようとします。
「いいチャンスだろ。」
「また,チャンスって何よ。」
全然チャンスなんて思っていない表情ですよね。
つらそうな顔でウォニン(ジェインの妹)に言います。
「愛なんて信じるな。」

そうして,自宅に帰ると
ジェインと一緒に写した写真をじっとみつめ,
いすに足を投げ出して座ると
その胸に写真を
ゆだねるようにそっと置くのです。

復讐は着々と計画通り進んでいるのに
自分の心に計画通りに行かない気持ちが大きくなり
始めているゴヌクです。


吹き替え版NHK「赤と黒」第8話

2011-11-25 23:15:41 | 韓国ドラマ「赤と黒」




第8回【墓前の誓い】

 傷ついたムン・ジェイン(ハン・ガイン)にシム・ゴヌク(キム・ナムギル)がキスをしているところを目撃したホン・テソン(キム・ジェウク)は、二人の関係が気になって仕方がない。翌日、ジェインはシン夫人に謝罪し、夫人の怒りは一旦収まる。一方、子供時代、両親と暮らしていた田舎を訪ねたゴヌクは、初めて両親の墓があることを知る。丘にひっそりと建てられたその墓前で、ゴヌクは改めてヘシングループへの復讐を固く誓う。ジェインのことが気になるテソンは、"ガラスの仮面"を割ってしまったことを謝ろうとするが、ジェインはテソンを冷たくあしらう。しかしそれはテソンの気を引くための作戦だった。そんなある日、ゴヌクを何とか家族の一員にするため、ホン・モネ(チョン・ソミン)はゴヌクとの食事の席に姉のホン・テラ(オ・ヨンス)を呼び出す。モネの勝手な行動に不快感を表すテラ。ゴヌクへの疑惑をさらに深めたテラは、自分たち家族に近づく目的は何かと問い詰める。ゴヌクの態度に腹を立て、席を立ったテラを追いかけたゴヌクは、車にひかれそうになったテラの身体を引き寄せ抱きしめる・・・。

***********************************

前回のラストがキスシーンだったので
これはゴヌクとジェインのラブラインが
いよいよ本格的かと思わせといて
今回は意外にも違う方向に話題が展開しましたね。

でも一応,前半の ゴヌクとジェインの絡みを
おさらいしておきましょう。

キスの後 甘い会話があるのかと思いましたが
第6回の仕返しか?と思うようなジェインの言葉から
今回は始まりました。
片方が近づいては もう一方が離れ
もう一方が歩み寄ると 片方が遠ざかる
すんなりとはいかない二人です。

「いったい何のまね?私を馬鹿にしてるの?」
キスをしてしまったことに動揺を隠せないゴヌクに
ジェインは怒りの続きをぶつけます。

甘いキスシーンで忘れていましたが
今日のジェインの状態は最悪でしたね。
もう少しで仕事をクビになる一歩手前まで きていますから…

ゴヌクは動揺しながらも言葉を探します。表情が「萌え」です。

「いったい何のまね?私を馬鹿にしてるの?」
「ちがうよ。」
「じゃあ何?好きなの?…私が好き?」

ゴヌクの立場では軽々しく
人を好きになれるわけもありません。
まして,恋だの愛だの そんなもの信じられずに
生きてきた彼にとって 今の最優先課題は『復讐』のみ。

しかし,「好きなの?」という問いにかなり動揺していますね。

そのゴヌクの動揺と沈黙を ジェインは意味を違えてとります。
だって彼女の今日は最悪なんですから…

「あんた私を慰めにきてくれたんでしょ。…ありがと。
 だけど,あんたも気をつけた方がいいわよ。あんたも同じ。
 モネはオーナーの愛娘だもの。…まあ,手に入れたければ
 せいぜいがんばるのね。お互い最後まで 粘ってみましょ。」

そして,一人で屋台に入り 自分自身に焼酎をすすめ
自分自身をなぐさめます。

「人生っていうのは こんなふうにうまくいかない日もあるわ。」

あららら,一人かと思ったら ちゃあんと
ゴヌクがついてきているじゃあないですか。
少し離れた席から心配そうに振り返ります。
ホン・テソンの電話にも出やしません。

ジェインは酔っぱらって 家の近くの階段まで
帰ってきたところで座り込んじゃったようですね。
そこで居眠りしてます。すっかり酩酊状態?

やはり心配で後をつけてきたゴヌクは 
こっそり横に座り肩を貸します。う~ん,いい感じです。

どのくらい肩を貸していたのでしょう?
ジェインの携帯をとりだしてアラームを5:00にセットしたのを
みるとかなり長いこと同じ姿勢のままジェインに肩を貸していたようですね。
その長い間何を考えていたのでしょう?

アラームをセットして帰ったのかを思いきや
また!またですぅ(^O^)いいないいな。電信柱の陰でジェインが
起きて家に帰っていくのをちゃあんと見守っているじゃあないですか。
やさし~い!!かっこいい~!!「萌え」ポイントです。

で,自宅に戻ってまたしても悩めるゴヌクくんは
ジェインと一緒に写した写真を見ながら
「あのとき なぜキスしてしまったんだろう?
 俺はジェインが好きなのか?」
…みたいな表情。そして,写真を胸に当てて目を閉じます。
う~ん,これも「萌え」ポイント決定です!!

この後は 仲直りみたいなぎこちないシーンがあったり
ジェインがテソンの寂しさにふれて 必要以上の優しさを
示してしまい テソンに誤解を与えてしまうシーンがあったり

ゴヌクの最初の父母の家やお墓のシーンがあったりしました。

ゴヌクの生い立ちや背景が徐々に明らかになっていきます。
そして,復讐への決意を新たにしたゴヌクも徐々にヘシンの
人間に近づいていきます。テラの心に罠を幾重にもかけていきます。

次回はテラに接近するゴヌクです。


  



吹き替え版「赤と黒」第7話

2011-11-18 23:03:30 | 韓国ドラマ「赤と黒」


第7回【愛と憎しみ】

 日本から帰国するなり、警察へ向かったホン・テソン(キム・ジェウク)は、そこで、もう1人の"ホン・テソン"の存在を知る。自分と入れ代わりで会長宅から追い出され、元恋人のチェ・ソニョンと同じ施設で育った男がいたことを。テソンは、ゴヌク(キム・ナムギル)に"ホン・テソン"を捜すよう命令する。ゴヌクはテソンを韓国に連れ帰ったことをホン会長に報告する。数十年ぶりに会長宅に足を踏み入れたゴヌクの頭に、悲しい記憶が一気に甦る。一方、ジェイン(ハン・ガイン)はテソンから"ガラスの仮面"を譲ってもらう約束を取り付け安心していたが、送られてきたのは仮面を持ったテソンの写真のみ。怒ったシン夫人は、ジェインを怒鳴りつける。そこへテソンが現れ、シン夫人の前で仮面を割ってしまう。それを見たジェインは怒りの余りテソンに手を上げるが、逆にシン夫人にぶたれ、息子とヘシングループを侮辱するなと罵倒される。傷ついたジェインを慰めるため、ゴヌクは自分をテソンだと思って怒りをぶつけろと話す。泣きながら怒りをぶちまけるジェインに思わずキスをするゴヌク。その光景を偶然、テソンが目撃する・・・。(NHK公式より)

***********************************

今週は,話の本筋をなぞりなおしたような回でした。

ゴヌクのソニョンに対する気持ち,テソンの本心,それを誤解してしまうゴヌク
復讐を新たに誓うゴヌク,ジェインのゴヌクへの気持ち,ジェインのテソンへの気持ち

はあ~ どして人生こんなにややこしくなるんだろうって
一視聴者としては 思わないわけにはいきません。

復讐をせずに生きてもゴヌクの才能と今の経歴なら
生き甲斐のある生活をして行けそうだし…

ジェインもゴヌクといる方が断然楽しそうだし…

でも,本当の人生も結構いろんな人の考えや生き方が
絡み合って複雑になっているのでしょうね。
わたし達は,自分の側からしか実際のところ見えないのですから…

ああ,だからガラスの仮面もその人の見たものしか仮面を通して見ることができない…
…うぅぅぅ,深い。でも,ガラスの仮面は割れるものだし,実際割られてしまったし…

そう,どうしようもないものに負けそうになりながらも
負けまいともがき進んでいくのが人間なんですよね。
なかなか奥の深いドラマです。

そんな今回の回ですが,それでもお待たせしました「萌え」シーンです。

まずは,ホン家からオートバイ二人乗りで帰るシーン。
「寒いから着ろ。」
自分のジャケットをジェインに渡すゴヌクです。
そして,無邪気にゴヌクの体に手を回して超密着するジェイン。
照れくさい顔のゴヌク。
なーんだ,なーんだ。友だち以上恋人未満的なこの感じ。(^-^)
こっちが照れるよぉ。

そして,ジェインの家の近所の階段に座っておしゃべり。
中学生かー  
もう,恥ずかしいのでつっこみを入れてしまいました。

その内容も,ああ恥ずかしい。
「俺よりホン・テソンのことをよく知っているんだな。」
「そう言えばあなたのこと何も知らないわ。」
「何が知りたい?」
「夢は何か…(中略)…どんな人なのか。(じっと見つめる)」
「(驚いて)本当かよ。」
ゴヌク,ジェインをじっと見つめて,それからはぐらかすように言います。
「本当は興味なんかないくせに…獲物だけ見てろよ。ホン・テソンを。」
あーあ,また心にもないこと言っちゃうんだよね。
案の定,ジェインを不機嫌にさせます。
「また,そういうことを言う。」
いい感じの二人です。

今回のヤマ場は,会長夫人にビンタされてギャラリーから出てきたジェインを
ゴヌクが追いかけるシーンです。

涙をこらえてギャラリーを出て行くジェイン。
ゴヌクは思わず追いかけます。このときのゴヌクの必死な顔がなかなかいいです。
ギャラリーの表で腕をつかみ声をかけます。
「ジェイン。」
「離して,一人でいたいの。」

一人にしたのかな…と思いきや。追いかけてましたね。
ずっとジェインの後を追い,車にひかれそうになったのを助けます。
そして,言います。
「俺がホン・テソンになるよ。俺をあいつだと思っておれに怒ればいい。
 最初に出会ったときのように。」

そこで,ジェインは
自分の美術品に対する思いとヘシンの人たちが美術品に
対する気持ちが大きくかけ離れていることに気づいたショック。

ある意味尊敬していた会長夫人の口から出てきたひどい言葉に受けたショック。

美術品の価値が分からないまでも龍先生が仮面に込めたい思いを仮面ごとに粉々にしてしまった
テソンへの憤り。

そして,そんなホン・テソンを落とそうと,最初考えていた自分への憤り。

いろいろな思いをゴヌクにぶつけるのです。
そして思わず
「帰国したら,本気であんたを落とそうと思っていた。」
と口走ります。
テソンへ向けてなのか,ゴヌクに向けてなのか
ジェインの興奮状態と精神状態を考えると
どちらでもとれそう…なんて妄想してしまいます。

…で…で,ゴヌクはキスしてしまいます。
どういう心境なのでしょう。

7話 ダイジェストです。

http://www.youtube.com/watch?v=kwftpaS76tU&feature=player_detailpage


吹き替え版NHK「赤と黒」第6話

2011-11-12 12:35:48 | 韓国ドラマ「赤と黒」

第6回【ガラスの仮面】

 龍先生(豊原功補)に、雪道に置き去りにされたムン・ジェイン(ハン・ガイン)とホン・テソン(キム・ジェウク)。通りかかった車をヒッチハイクするジェインを見て、テソンは死んだ元恋人チェ・ソニョンとの出会いを思い出す。次第に、テソンはジェインに対して特別な気持ちを持ち始める。シム・ゴヌク(キム・ナムギル)は龍先生から、"ガラスの仮面"は自分が愛した女性の顔を表現したものだと聞かされ、仮面を譲ってもらう。そんななか、ゴヌクに雇われた日本人・マサルからゴヌクにかかってきた電話に偶然出たテソンは、自分を海で殺そうとしたのはゴヌクだと疑い、問い詰める。ゴヌクとテソンを尾行していたマサルは、すべてをバラそうとするが、ゴヌクは巧みに振る舞い逆にテソンの信頼を得る。ジェインはホン・モネ(チョン・ソミン)からの電話で、テソンがヘシングループ会長の御曹司であることを知る。そのことを黙っていたゴヌクに対し怒りを露わにするが、自分がかつてテソンと勘違いしてゴヌクに意図的に近づいたことを黙っていてほしいと懇願する。結局、ジェインは"ガラスの仮面"を買えずに、一足先に韓国へ帰国した・・・。

**************************************

第6話は,ゴヌクとジェインの気持ちが すれ違うシーンが多くありました。

その分 勝手に気持ちを想像して 勝手にストーリーを組み立てて
喜んでました。(^-^)

ここから先は 私の個人的な妄想を含む部分が多いので
ご容赦ください。


今回は テソンに ガラスの仮面を取られまいと ジェインが とにかく
がんばります。テソンにとっては その行動が ソニョンを思い出させ
感傷的な気分になります。(自分を施設に預けた母のことも含めて)

そんなふうに心がくたくたになっていくテソンを 行きがかり上 ほっとけない
ジェイン。そんなジェインの行動に ゴヌクの心は穏やかではありません。

しかし,ジェインが財閥の御曹司めあてで自分に関わりを持ったことや
自分には色恋ざたに時間を費やすことよりも やらなければならないこと
すなわち ヘシンの人間への復讐があることを 思い出し 自分の気持ちを
自制していくのです。

龍先生が愛した人の顔をかたどったと思われるガラスの仮面に
まつわるシーンもせつないですね。
    「その人(龍先生が昔好きだった女性のことですね)の世界には
     自分(彼女)が愛したその人(ほかの男性)しか存在しないんだ。
     仮面すら結局は愛した人だけを見つめてたんだ。」
     (私はこんな風に聞きました。)
龍先生の言葉に 出会ってからのジェインを思い出すゴヌクです。

ホテルに戻ったとき テソンを見つけてかけ寄るジェインを目撃し
またもや 押さえられなくなるゴヌクの気持ち。見つめるまなざしが多くを物語ります。
『やっぱりホン・テソンがいいのか?』
『もうちょっとで本気で好きになりそうだったって言ったのは
 ホン・テソンの振りをしてたからで 俺じゃないんだな。』
『いや,これでいいんだ。』
『最初からこうなるべきだったんだ。』
う~ん。妄想ふくらみますね。

その後テソンが本当にモネの兄だと知ったジェインが
ゴヌクの部屋へやって来て 何で言わなかったのかと詰め寄ったシーンでは…
「私があの人に会うのがいやだった?」
「今はあいつが特別に見えるのか?…ほれちまったのか?」
「そんな言い方することないじゃない。…(中略)好奇心よ。」
「好奇心にしては度が過ぎる。」
こんな感じで自分と出会ったときのことを蒸し返します。
もう完全に恋人の痴話げんかですね。

ジェインが,ゴヌクとの出会いの顛末をテソンに話さないでねと言うと
ゴヌクはもう完全に誤解してしまいます。ジェインはテソンを好きになったのか
御曹司なので落とそうとしているのか…と。

ジェインは,計算尽くで近づいたように思われるのはもう二度とごめんだと
思ったのではないでしょうか。
それくらい,ゴヌクとの時に なれない計算高い女を演じて演じきれず
後味だけ悪かったことを後悔しているのだと思います。
あんなまねはもうしない…と。

翌日に韓国に帰ると言うジェイン。
「韓国に戻るよね?」
「だれが?おれ?あいつ?」
「もう そんな言い方しないでっていったでしょ。」
ジェインは普通に話しかけるのに ゴヌクは完全にすねてますね。
そして,すたすた歩き去ろうとするので 誤解してるのかなとジェインが
「ゴヌク。」
声をかけるのに…にこりともしないで
「まだ なにか?」
ジェインもさすがに何も言えません。切ない二人です。