実際のドラマのラストシーンを利用して
創作でラストを考えてみました。
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
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(前回の続き…幸い探し始めてすぐにゴヌクを
見つけることができたキム室長は、ゴヌクを
車で病院へ運ぶ。)
テラは携帯を握りしめたまま 居間でじっと座っている。
そこへ 車いすに乗ったホン会長が入って来た。
静かにテラに近づき テラの手に自分の手を重ねる。
顔を上げるテラ。
目を真っ赤して涙をこらえている。
「お父様…」
「大丈夫だ…テソンは必ずかえってくる。 …必ず。
20年もかけて あいつは 帰ってきたじゃないか。」
テラはこくんとうなずく。
「大丈夫だ。すべてを忘れて すべてを許せば
お前もテソンもモネも…みんな もっと 穏やかに暮らせる。
家族じゃないか…。
一番 悪かったのはこの私だ。私は罰を受けたんだよ。
だから このざまだ。 罰は全部私が受けるのだから
テソンもモネもお前も 安心しなさい。」
「お父様…」
テラは ホン会長の手を取る。
そこに携帯の着信音が鳴り響いた。
「もしもし?」
テラはおそるおそる携帯をとった。
そして,何事か聞いていて 思わず口元を手のひらで覆う。
嗚咽を我慢しているようだ。
涙が後から後から流れてくる。
「…分かったわ…ありがとう。」
携帯を切るテラ。ホン会長に顔を向ける。
「お父様 ゴヌクさん…いえ テソンが 見つかったそうです。 」
何かまだ聞きたそうな表情のホン会長。
「…生きてます。」
わっと泣きながら ホン会長に抱きつくテラ。
ホン会長も泣きながら テラを抱きしめる。
扉の外では ウン部長も涙をこぼしている。
「坊ちゃま…。」
そのころ ゴヌクの家では
待ちくたびれた ウォニンが 食卓で居眠りを始める。
さすがに 何事か不安になったジェインは 部屋の中をうろうろする。
そして,置き去りにされた携帯を見つける。
「…?」
(携帯も持たずにどこへ行ったのかしら?)
コンビニにしては 時間が経ちすぎている。
ふと気づくと ゴヌクの書き置きに目がとまる。
(急に養父母に呼ばれた…アメリカへ行く…?)
何だか ちぐはぐで釈然としない。
部屋を見渡すと,隅にスーツケースがあるのが見える。
(携帯も持たず,スーツケースも持たず?
急に呼ばれたとしても…変だわ。)
この前の失踪騒ぎのことが頭によぎる。
(ゴヌク…いま どこにいるの?)
ジェインは思わず部屋から飛び出し階段を駆け下りた。
幹線道路に面した舗道上で左右を見回す。
どちらからか ゴヌクがふらりと戻ってきはしないだろうか。
立ちつくすジェインの横を何台もの車が通りすぎる。
その中にゴヌクを乗せたキム室長の車もあった。
だが ジェインは気づかない。
「ゴヌク…。」
つい先ほどまでの幸せな気持ちはすでに吹き飛んでしまっていた。
底知れぬ絶望感に再び襲われる気がしてくる。
ジェインはいつまでもそこに立ちつくしていた。
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勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)
創作でラストを考えてみました。
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
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(前回の続き…幸い探し始めてすぐにゴヌクを
見つけることができたキム室長は、ゴヌクを
車で病院へ運ぶ。)
テラは携帯を握りしめたまま 居間でじっと座っている。
そこへ 車いすに乗ったホン会長が入って来た。
静かにテラに近づき テラの手に自分の手を重ねる。
顔を上げるテラ。
目を真っ赤して涙をこらえている。
「お父様…」
「大丈夫だ…テソンは必ずかえってくる。 …必ず。
20年もかけて あいつは 帰ってきたじゃないか。」
テラはこくんとうなずく。
「大丈夫だ。すべてを忘れて すべてを許せば
お前もテソンもモネも…みんな もっと 穏やかに暮らせる。
家族じゃないか…。
一番 悪かったのはこの私だ。私は罰を受けたんだよ。
だから このざまだ。 罰は全部私が受けるのだから
テソンもモネもお前も 安心しなさい。」
「お父様…」
テラは ホン会長の手を取る。
そこに携帯の着信音が鳴り響いた。
「もしもし?」
テラはおそるおそる携帯をとった。
そして,何事か聞いていて 思わず口元を手のひらで覆う。
嗚咽を我慢しているようだ。
涙が後から後から流れてくる。
「…分かったわ…ありがとう。」
携帯を切るテラ。ホン会長に顔を向ける。
「お父様 ゴヌクさん…いえ テソンが 見つかったそうです。 」
何かまだ聞きたそうな表情のホン会長。
「…生きてます。」
わっと泣きながら ホン会長に抱きつくテラ。
ホン会長も泣きながら テラを抱きしめる。
扉の外では ウン部長も涙をこぼしている。
「坊ちゃま…。」
そのころ ゴヌクの家では
待ちくたびれた ウォニンが 食卓で居眠りを始める。
さすがに 何事か不安になったジェインは 部屋の中をうろうろする。
そして,置き去りにされた携帯を見つける。
「…?」
(携帯も持たずにどこへ行ったのかしら?)
コンビニにしては 時間が経ちすぎている。
ふと気づくと ゴヌクの書き置きに目がとまる。
(急に養父母に呼ばれた…アメリカへ行く…?)
何だか ちぐはぐで釈然としない。
部屋を見渡すと,隅にスーツケースがあるのが見える。
(携帯も持たず,スーツケースも持たず?
急に呼ばれたとしても…変だわ。)
この前の失踪騒ぎのことが頭によぎる。
(ゴヌク…いま どこにいるの?)
ジェインは思わず部屋から飛び出し階段を駆け下りた。
幹線道路に面した舗道上で左右を見回す。
どちらからか ゴヌクがふらりと戻ってきはしないだろうか。
立ちつくすジェインの横を何台もの車が通りすぎる。
その中にゴヌクを乗せたキム室長の車もあった。
だが ジェインは気づかない。
「ゴヌク…。」
つい先ほどまでの幸せな気持ちはすでに吹き飛んでしまっていた。
底知れぬ絶望感に再び襲われる気がしてくる。
ジェインはいつまでもそこに立ちつくしていた。
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勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)