ちょうど選手へインタビュー中。
会場を埋め尽くした大勢のファンが静かに座って
壇上を見つめる中、
この後起こるだろう出来事を想像して恐くなり、
こそこそと移動を始める私。
「岸くんはどこ?」
撮影会の配置表が貼り出されているはずなんですが、
全然見つけられずキョロキョロしているうちに
撮影会に突入。
ひょえ~。
岸くんたちのグループは、ステージに一番近い場所でした。
慌てて前へ行くにも、人が動かない…。
そう、ほとんどの人が岸くんグループを目指していたのです。
全く縮まらない長~くて太~い列に並びながら、
不安な気持ちで待っていると、
「終了のお時間となりました。」
との声が…。
「私の運命なんて所詮こんなもんよね…。」
と、1人やるせない気分になっていたら、
「が、あと5分だけ延長します!」
との、天の声が!おお、神様!文化放送様!
でも、5分ではギリギリ間に合うか間に合わないかの
微妙な位置に並んでいた私。
撮影が終わるごとに、
選手がファンの人にカードを手渡すのを見ながら
「そんなの後だっていいじゃねーか!」
と、イライラし、
「○分前です!」
というカウントダウンにヤキモキし、
でも、選手の顔が見える位置まで来ているので、
出来るだけ冷静を装って待っていました。
「1分前です!」
その声に、周りはますます焦り出し、
グイグイグイグイと前に出てこようとしています。
こちらも抜かされまいと必死だったのですが、
あと一歩というところで
列からはじき出されてしまいました…。
え?
私の後ろに並んでいた人が、
係りの人にカメラを渡しています。
「私が次です。」
もう1人の係りの人に主張して、無事に撮影終了!
後で写真を見てガッカリ…。
笑顔の私の後ろには、無表情の選手たち。
バカみたいだから、今後は私も笑うのやめよっと…。