以前にこういうブラオイラを投稿しました。
地獄谷死闘編⇒ブラオイラ#72
2015年の12月ですからすでに4年以上前です。
残念ながらその時は、倶利伽羅合戦屏風絵に描いてある滝や川までには至ることができなかったのです。
350回を超えたブラオイラでもこの地獄谷死闘編は最も大変で危険なウォーキングでした。
いつか万全な準備をしてリベンジしなくてはと思っていたのです。
そして今日、再挑戦したのです
作業服を着て、長靴を持参し、
軍手や汗拭き用のタオルに水分や食料を積み込んだリュックを担ぎ、
そして、強い味方?のおじい犬も連れて行きました。
前回の山中温泉山頂の際には力を発揮したからねぇ、
よぉ~し、待ってろよ倶利伽羅地獄谷!
あの源平倶利伽羅合戦図屏風に描かれている風景の痕跡を見てみたい。
火牛の計により、松明を付けた牛に追われて平氏軍は深い谷に追い落とされ、戦いに敗れたといわれている。
その模様を表した屏風絵である。
何!
いいさ、車を置いて、
おじい犬と先へ進む。
富山平野と立山連峰が見えます。
今日の天候は曇り、天気予報では夕方まで雨は降らない。
この時期は熊も冬眠中だし、雑草が生い茂っていないのでベストだろう。
スタート地の源氏ケ峰へ
ここから、
目指すべき地獄谷を見下ろすことができます。
滝や川が見えればいいのだが、見えません。
では行こうか
以前よりも歩きやすい。
笹が刈られているようです。
出た。
いよいよ勇気の必要とする遊歩道の始まりだ。
地獄谷には右へ690メートル。(わかっている)
そして、告
前回の同じ場所の写真を貼り付けてみた(斜め後ろの木から同場所と確認できる)
ずいぶん雰囲気が変わっている。看板も相当傷んでいます。
けだもの道に、霊がやどる、
そんなことはわかっている
一番恐れるのは熊だが、今回は相棒がいる。
前回と違うぞ!
熊が向かってきたら、おじい犬が盾になって戦ってくれるさ!
前回はこの看板はわからなかった、
いい眺めです。
熊よけのガンガンが落ちている・・・
軽快に進んだ。(最初は・・・)
迷わないように布切れが結んである。
ありがたいことです。
ある程度進んだ時・・・、
どうした、おじい犬!
急に止まったかと思うと、たじろいでいるようだ。
何かいるのか・・・
じ~っ なんだ!
なんかいる!
あっ!
あれは、特別天然記念物のニホンカモシカだ!
じ~とこちらを見ている。
まるで・・・、
もののけ姫に出てくる
鹿の神様じゃないか。
おじい犬も今まで見たこともないモノを見て驚いたか、
まさかニホンカモシカが登場するとは・・・、
さすが、けだもの道、そして霊がやどる場所である。
(これ以上進むな・・・)
お互い見つめ合う、不思議な時間が1分ほどあった。
「ザザザ・・・」
鹿の神様・・いやニホンカモシカはやぶの中に消えていった。
進もう。
だんだんとキツイ下り坂になる。
いやはや、やっぱり大変だ
ん、あれは!
この倒木・・・、
(ぼややや~ん)
・・・・・・・・・・以前の記憶・・・・・・・・・・
大木が倒れている。
これ以上行くなということか・・・。
リトルオイラが声をかけてきた。
(ヒゲ親父・・・、よく頑張ったよ、今回はここまでにしておこうぜ)
・・・・・・・・・。
ここまでだ。
これ以上は危険だ。
冷静に考えたら熊に勝てるわけがない(さっきの威勢は)
2頭出てくるかもしれないし~
撤退する!
おそらくもう少しで目的の地獄谷なのだろうけど・・・
ちくしょう~!!!、いつかきっとリベンジしてやる。
・・・・・・・・・・・・・・はっ 戻った。・・・・・・・・・・
(ところでリトルオイラってなんだ)
これを今回は、
越えていくのだ!
相棒、いくぞ~!! ワンワン!
だが、
ますます傾斜がきつくなり、
こんな状態になってきたのです。
それでもようやく・・・
滝の近くまで来ました。
水の音も、ずいぶん前から聞こえている。
だが、このあと・・・
おじい犬が急にピタと動かなくなる・・・、
どうやらもう行きたくない・・・と訴えているのです。
どうした・・・?
もう少しじゃないか、
水の音もしてるし、喉も乾いているだろう、
行こうよ・・・
・・・・・・・
リトルおじい犬がささやいた・・
(ヒゲ親父・・・・、よく頑張ったよ、これ以上行かないでおこう)
えっ?
この声は?
おじい犬か・・・、
なぜ、なぜなんだ、おじい犬!
(これ以上は、行ってはならないんだ・・・、)
(これから先は神聖な場所・・・)
(私は進めない・・・)
(ヒゲ親父、これ以上進むと帰れなくなるよ・・・・。)
そうか・・・、
そうなのか・・・・・・、
たしかにこの場所で多くの平氏の武士が亡くなっている、
源平両軍合わせて15万といわれた激戦地、
襲いかかる源義仲軍に平氏軍は地獄谷に追い落とされ多くの命を落としているのは事実なのです。
オイラは霊とかは信じはしないけど、
おじい犬の命の危険を感じた動物本能は信じるよ。
わかった、撤退する・・・。
(ありがとう・・・。)
あくまでも、
進まなくなったおじい犬が、こんな風に訴えかけたように思えたのであります。
やっぱり帰りはきつかった・・・・。
降りてきた谷を足を滑らせながら登って戻る。
またしても、汗びっしょりになった。
前回を超えるキツさだ。
ブラオイラ史上最高の大変さMAX
オイラやおじい犬ともに足を滑らせ骨折する可能性もあった。
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
戻ってきた・・・・・・・・、
戻ってこられた。
マジできつかった。
少し休憩して、
地獄谷を望む。
もうトライはしないかもしれない。
滝や川を見たかった。
本当に屏風にあるような場所があったのか、そういう風景の確認をしたかった。
参考になる動画あったのでご紹介いたします。
おばちゃん達すごい⇒幻の滝千歳ケ滝
帰りの車中で、おじい犬は・・・、
ぐっすり状態でありました。
ごくろうさん、そしてありがとう。
ひょっとすると大感謝するべき事だったかもしれませんね。
地獄谷死闘編⇒ブラオイラ#72
2015年の12月ですからすでに4年以上前です。
残念ながらその時は、倶利伽羅合戦屏風絵に描いてある滝や川までには至ることができなかったのです。
350回を超えたブラオイラでもこの地獄谷死闘編は最も大変で危険なウォーキングでした。
いつか万全な準備をしてリベンジしなくてはと思っていたのです。
そして今日、再挑戦したのです
作業服を着て、長靴を持参し、
軍手や汗拭き用のタオルに水分や食料を積み込んだリュックを担ぎ、
そして、強い味方?のおじい犬も連れて行きました。
前回の山中温泉山頂の際には力を発揮したからねぇ、
よぉ~し、待ってろよ倶利伽羅地獄谷!
あの源平倶利伽羅合戦図屏風に描かれている風景の痕跡を見てみたい。
火牛の計により、松明を付けた牛に追われて平氏軍は深い谷に追い落とされ、戦いに敗れたといわれている。
その模様を表した屏風絵である。
何!
いいさ、車を置いて、
おじい犬と先へ進む。
富山平野と立山連峰が見えます。
今日の天候は曇り、天気予報では夕方まで雨は降らない。
この時期は熊も冬眠中だし、雑草が生い茂っていないのでベストだろう。
スタート地の源氏ケ峰へ
ここから、
目指すべき地獄谷を見下ろすことができます。
滝や川が見えればいいのだが、見えません。
では行こうか
以前よりも歩きやすい。
笹が刈られているようです。
出た。
いよいよ勇気の必要とする遊歩道の始まりだ。
地獄谷には右へ690メートル。(わかっている)
そして、告
前回の同じ場所の写真を貼り付けてみた(斜め後ろの木から同場所と確認できる)
ずいぶん雰囲気が変わっている。看板も相当傷んでいます。
けだもの道に、霊がやどる、
そんなことはわかっている
一番恐れるのは熊だが、今回は相棒がいる。
前回と違うぞ!
熊が向かってきたら、おじい犬が盾になって戦ってくれるさ!
前回はこの看板はわからなかった、
いい眺めです。
熊よけのガンガンが落ちている・・・
軽快に進んだ。(最初は・・・)
迷わないように布切れが結んである。
ありがたいことです。
ある程度進んだ時・・・、
どうした、おじい犬!
急に止まったかと思うと、たじろいでいるようだ。
何かいるのか・・・
じ~っ なんだ!
なんかいる!
あっ!
あれは、特別天然記念物のニホンカモシカだ!
じ~とこちらを見ている。
まるで・・・、
もののけ姫に出てくる
鹿の神様じゃないか。
おじい犬も今まで見たこともないモノを見て驚いたか、
まさかニホンカモシカが登場するとは・・・、
さすが、けだもの道、そして霊がやどる場所である。
(これ以上進むな・・・)
お互い見つめ合う、不思議な時間が1分ほどあった。
「ザザザ・・・」
鹿の神様・・いやニホンカモシカはやぶの中に消えていった。
進もう。
だんだんとキツイ下り坂になる。
いやはや、やっぱり大変だ
ん、あれは!
この倒木・・・、
(ぼややや~ん)
・・・・・・・・・・以前の記憶・・・・・・・・・・
大木が倒れている。
これ以上行くなということか・・・。
リトルオイラが声をかけてきた。
(ヒゲ親父・・・、よく頑張ったよ、今回はここまでにしておこうぜ)
・・・・・・・・・。
ここまでだ。
これ以上は危険だ。
冷静に考えたら熊に勝てるわけがない(さっきの威勢は)
2頭出てくるかもしれないし~
撤退する!
おそらくもう少しで目的の地獄谷なのだろうけど・・・
ちくしょう~!!!、いつかきっとリベンジしてやる。
・・・・・・・・・・・・・・はっ 戻った。・・・・・・・・・・
(ところでリトルオイラってなんだ)
これを今回は、
越えていくのだ!
相棒、いくぞ~!! ワンワン!
だが、
ますます傾斜がきつくなり、
こんな状態になってきたのです。
それでもようやく・・・
滝の近くまで来ました。
水の音も、ずいぶん前から聞こえている。
だが、このあと・・・
おじい犬が急にピタと動かなくなる・・・、
どうやらもう行きたくない・・・と訴えているのです。
どうした・・・?
もう少しじゃないか、
水の音もしてるし、喉も乾いているだろう、
行こうよ・・・
・・・・・・・
リトルおじい犬がささやいた・・
(ヒゲ親父・・・・、よく頑張ったよ、これ以上行かないでおこう)
えっ?
この声は?
おじい犬か・・・、
なぜ、なぜなんだ、おじい犬!
(これ以上は、行ってはならないんだ・・・、)
(これから先は神聖な場所・・・)
(私は進めない・・・)
(ヒゲ親父、これ以上進むと帰れなくなるよ・・・・。)
そうか・・・、
そうなのか・・・・・・、
たしかにこの場所で多くの平氏の武士が亡くなっている、
源平両軍合わせて15万といわれた激戦地、
襲いかかる源義仲軍に平氏軍は地獄谷に追い落とされ多くの命を落としているのは事実なのです。
オイラは霊とかは信じはしないけど、
おじい犬の命の危険を感じた動物本能は信じるよ。
わかった、撤退する・・・。
(ありがとう・・・。)
あくまでも、
進まなくなったおじい犬が、こんな風に訴えかけたように思えたのであります。
やっぱり帰りはきつかった・・・・。
降りてきた谷を足を滑らせながら登って戻る。
またしても、汗びっしょりになった。
前回を超えるキツさだ。
ブラオイラ史上最高の大変さMAX
オイラやおじい犬ともに足を滑らせ骨折する可能性もあった。
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、
戻ってきた・・・・・・・・、
戻ってこられた。
マジできつかった。
少し休憩して、
地獄谷を望む。
もうトライはしないかもしれない。
滝や川を見たかった。
本当に屏風にあるような場所があったのか、そういう風景の確認をしたかった。
参考になる動画あったのでご紹介いたします。
おばちゃん達すごい⇒幻の滝千歳ケ滝
帰りの車中で、おじい犬は・・・、
ぐっすり状態でありました。
ごくろうさん、そしてありがとう。
ひょっとすると大感謝するべき事だったかもしれませんね。