Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

秋の長雨みたい。二百十日の台風みたい。

2018-08-16 13:37:34 | 読書
こんにちは。エルです。

しかしタイトルに何と書こうとまだ8月。厳然と。

立春に二百十日を足したらやっぱり9月になりますものね。


さて本日読了したのは、坂木司『女子的生活』。

これはNHKのドラマでチラリと見たのでどうしてもヒロインが至尊淳で再現される。

もうちょっと華奢目な輪郭で再設定。
でも至尊君も凄くなりきっていたと思う。

読んでいると、とかく人間は自分より格下というのを作りたいものなのかと感じる。

自分はイケてないかも知れないけれどアイツよりはマシ、みたいな。

そういう意味ではイライラしました。

ヒロインはトランスジェンダーで、戸籍は男性、好きになるのは女性、そして自分も女性として生きています。
その生き方も、男性からも女性からも差別の対象にはなってしまうのだけど、いかんせん頭の回転が良いし、冷静で強い。

そこは救われました。

そして小気味良い仲間が出てくるのが坂木司の小説は多いんじゃないかな?

まあ、天然ボケか?と思うような同級生もラストではかなり魅せてくれました。

重たい小説を読んで疲れた時などにお薦め。


今日の良いこと・お盆休みがやっと開けた病院へ行ってきました。
お医者さんのお話が刺さるなあ。
自分の事をもっと知って、身体症状が何故出るのか考えましょうと言われました。
葛藤があるから具合が悪くなるんだよ、と。
よくわからない。わからないなら考えなくちゃ。


今日は雷雨でずぶ濡れ(笑)。
それも良し。


皆様に幸運を!