妄想と戯言2

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はじめに!を読んでください。

喧嘩するほど、(ガロ金)R-18

2024-05-06 21:18:00 | 漫画
致してる表現あります。
頭を空っぽにして読んでください。






 ぐぷり、という卑猥な音が耳を刺激した。
自身の脳から脊髄にかけて、まるで雷に撃たれたような衝撃が全身を共に駆け抜けて、金属バットは得体の知れない痛みと愉悦を同時に感じていた。

明らかに、いつもの繋がりより、一層深い。

 圧迫感からくる息苦しさから浅い呼吸を繰り返し、何とか意識を逸らそうとキツく瞳を閉じた男が歯を食いしばりながら最奥への刺激に耐える。
 服などとうに脱ぎ捨て互いに素肌のまま抱き合ってはいるが・・肩から顔までを真っ赤に染めるのは組み敷かれる金属バットだけで、組み敷く男、ガロウは、快感から逃れようとする金属バットの腰を両手で鷲掴み、ひどく楽しげにその怒張でもって中のうねりを暴いてくものだから、金属バットの顔は余計な羞恥で更に赤くなっていた。
 ギリギリまで腰を引き、そしてゆっくりと最奥の入口に押し入る。その度に肩を震わせ喘ぐ金属バットは、無遠慮に拡げられる感覚を何とか拾わないように、息を殺して必死に耐え続けている。

「おい、今すげーところ入ってんの、分かるかよ」

ぐぽっぐぽっと繰り返し、結腸の入口を休みなく刺激される。先ほどからどこか楽しげなガロウの声色に文句のひとつでも返してやりたいと思う一方で、いざ口を開けば、悲鳴のような喘ぎが漏れるばかりだ。

「ア"ッ、っ、アア"ッ!!」
「っ中、すげぇ唸ってんな・・カリんところ、喰われてるみてぇ」
「ンッ、ア''ッ、まっ!ッ、イ、テェッ、ガロッ・・・!」
「あー?痛いだけかぁ?」
「ッッ〜〜〜触ンッなっ・・あっ、ンんッ!!」

 痛みにはめっぽう強いはずだろ、と先ほどから絶えず射精している金属バットの陰茎を軽く握ってやると、赤く熟れた結合部がキュウと締まる。
それに気をよくしたガロウは無意識に口角をあげ、夢中で腰を打ちつけた。粘液が糸を引き、その律動の激しさから、泡立ちと湿気を帯びた音へと変化していく。
 竿全体で、熱く蠢く中を楽しむように、ぐるりと腰を回せば、んん"!!という、くぐもった喘ぎが漏れる。ガロウが顔を上げると、両手をクロスさせ顔を隠した金属バットが、強すぎる快感をやり過ごす為に必死に声を抑えて喘いでいた。普段の彼からは掛け離れた、艶を感じるその様にひどく興奮したが・・・ふと、喘ぎの中に微かな嗚咽も混じっていることに気が付く。

「・・・あ?」

 一瞬の間の後、ガロウはギョッとして、律動を緩やかなものに変えた。最奥まで咥え込んでいた自身をゆっくりと抜き去ってやると、その瞬間、小さく喘いだ金属バットの陰茎からはほとんど透明な精液がとろとろと溢れる。
 肩を激しく上下し、小さく震える金属バットの全身を包み込むように優しく覆い被さったガロウはそろりと、腕越しに顔を覗き込む。

「お、おい・・?」

 マジで泣いてんのか?と。そう、眉尻を下げた瞬間だった。
 顔を隠すために頑なだった両腕が、ガロウの頭を優しく包み込んだ、涙と熱に浮かされた瞳と、至近距離で見つめ合う。涎で湿った唇が揺動的な動きで己の名前を呼ぶものだから、ガロウはほんの一瞬、油断してしまった。

「ーーーッッやめろってんだろ!!!このド腐れ野郎!!!」
「、ガッ?!?!」

 頭をしっかりと固定されていた為に避けることが叶わなかった衝撃が、額から始まり頭全体にぐわんぐわんと響いていく。
 先ほどまで確実に快感によってまどろんでいた瞳はカッと見開き、ついでとばかりにガロウの肩口を手で押し返している。額を抑え呻くガロウは、押し返されたそのままの勢いでベッドにへたり込んだ。

「いってぇ!?何すんだ!!!」
「こっちのセリフだ!毎回毎回、しつけーんだよテメェ!!!」
「アア?!気持ちよさそーにヨガってた癖にどの口がッッ・・!」
「限度ってもんがあンだろーが!!もう出るもんも出ねぇわ!!」
「っ、こうでもしねーとおまえっ夜中でも叩き起こしておねだりしてくるだろうが!!」
「おねっ?!・・し、してねーわ!!!した事ねーわ!!」
「いーやしてるね!!足りねぇって毎回甘えた声出しやがってよぉ!!」
「ッざっけんな!誰がテメェなんかに甘えるか!!」

 互いに素っ裸。決して広くはないベッドの上で、ガロウに至ってはこんな状況でも、自身をいきり立たせて怒鳴っている。

「上等だ!喧嘩なら買ってやらぁ!!!」
「言ったなテメェ!よーし2回戦だ!!!」

 そして、振り出しに戻る。
この二人にとって、夜はまだまだこれからなのである。








ガロ金はこうでなくっちゃ!



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