聞く人を間違えた上に、頼む人を間違えると、新人は辞めてしまう。

先日

仕事中に上司である

御年５５歳、独身貴族の課長の車を運転する機会があったのですが

何ゆえ彼は独身なのか


その理由が判明しましたよ。


ズバリ

だらしない。


これです。


骨身に染みてそれを実感しました。


そりゃあ

女も逃げるわけだ。



ことの発端は、課長の出張。

仕事が終わり、駅に来たので、俺の車で迎えに来るようにとの御達し。


私は駐車場に投げ捨てられていた課長の車に飛び乗り

すぐに駅に馳せ参じようと車を発進させたわけですよ。


ここで、何がだらしないのか

疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

これはですね

アクセルを踏めば分かります。



乗る前から

課長車の車内は

私物と荷物でジャングルになっていたのはわかっていたのですが、

これがまぁ運転しにくい。


まず車が走り出すと

ハッチバック型の車のトランクの方から



ガラガラガラ！


なんじゃあ！？


と思いながらも、すでに公道。

止まるわけにもいかず、そのまま走行しながらカーブに突入。


すると、インパネに積み上げられていた書類が、

ハンドルに向って



バサバサバサ！


ウゼぇ（・∀・）


私は交響曲の指揮者の如くそれを払いのけ、

運転中なので視線を前に。


すると

バックミラーに巻きつけられていた

紐のようなコードがほどけ

私の視界の中をプランプラン。


ハンドルを右に切れば左に

左に切れば右に。



ウっゼ（・∀・）


私はそれを、ラ○ュタに来たム○カの如くむしり取ると

再び視界を前に。


すると、前方の車が急減速後、ノーウィンカーで右折を開始！


オゥ！


私はやむ終えず、若干の急ブレーキ！


すると、後部座席に積み上げられていた箱が表層雪崩を起こし


運転席のヘッドレストに


ドカドカドカ！


ひゃっほ～い


ウザすぎるぜ（・∀・）



私は最寄のコンビニの駐車場に飛び込むと

リアドアを開け放ち

ベジー○の連続エネルギー弾の如き突っ張りで

これらを粉砕、大平原に戻しました。



ついでにコンビニの店内に立ち寄り

缶コーヒーを購入。

心を落ち着かせ、いざ再び発進！



で、私はそこで気づきました。

この車にはドリンクホルダーが標準で６つも備えてあるのに

すでに満車。


さらに

市販のドリンクホルダーを

エアコンの風気口に４つも装備しているにも関わらず、

ここもすでに満車。


私はイニシャル○の如くサイドターン気味にコンビニにとって返すと

備え付けのゴミ箱に

シ○キール・オニールの如くパワーダンク。

計１０個の缶は

中身が総て半分ほど残されていました。



うっひょー


キモすぎるぜ（・∀・）


私はあまりのだらしなさに怒りをおぼえながらも

再び車を発進。


すると今度は、フロントガラスが西日に照らされ、

汚れが浮き立ち視界５０％オフ。


さらに直射日光が私の目を直撃し

信号機の色がよくわからん！


私はゴリラの如き動作でサンバイザーを叩き下ろし

急いで視界確保。


ところが

サンバイザーには大量の書類とカードが挟みこまれ

それを勢いよくおろしたもんだから

私の足元に



ドサドサドサ！



うっひょほ～い


ウザすぎて何も言えねぇぜ（・∀・）


私が課長の元に辿り着く頃には

白い目になっていたのは言うまでもありません。


皆さん、好きで独身になりたくなければ

せめて身の回りだけでも整理しましょうぜ（涙）