本日、
自作の最強用土、
ユグドラソイルにネペンテスをセットしました。
幼苗、
子苗、
低地性、
高地性、
挿し木、
室内栽培、
野外栽培、
すべてのシチュエーションとコンディション、
そしてステージに対応し、
誰もが巨大な袋作成を楽しめる、
究極のネペンテス専用用土、
のはずです。
いやまぁ、
現段階では実績0なので、
正直、
なんとも言えないのですが、
これがうまくいきましたら、
いよいよ普及活動が開始できるわけですね。
そんな今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか。
こんばんは、
悠です。
えー、
さんざん無駄に引っ張っているこの話題、
ミズゴケについてですが、
今日で完結です、
はい。
ある意味、
すでに終わってる気もしますが、
これが普及委員会クォリティなわけですから、
そこをまずご理解いただかないと、
このブログは読んでらんないっすよマジで。
まず最初に言いました、
ミズゴケ使用の鉄則ですが、
乾燥させない
空気にふれさせない
の二つでしたね。
あ、
これはあくまで、
私の個人的な独断と偏見による、
仮説を交えた勝手なイメージなので、
一般的なことではないということは、
重々ご理解の上、
ご了承願いたいと思います。
ミズゴケは、
色々な植物に使用できますが、
ことネペンテスに対してだけは、
上記のルール徹底が必要になります。
乾燥させないと聞くと、
表面のミズゴケ自体は湿ってるし、
鉢内の方は、
十分に水分が確保されてるだろうと思いがちですが、
その考えを適用していいのは、
湿度80%以上の環境が確保できてからです。
湿度が低い状態だと、
ちょっと濡れてるくらいでは、
ミズゴケの力は発揮できません。
なぜなのかというと、
その答えは、
ネペンテスの根の伸び方にあります。
通常の植物は、
土の粒と粒、
その隙間に分け入っていくように根が伸びます。
なので、
適度な隙間といいますか、
土中に空間があると、
根が伸ばしやすいわけです。
そうすると、
潅水して空間が水で満たされ、
水分が抜けてくると再び空間となり、
そのローテーションによって、
根が勢いよく伸びていくわけですね。
ところが、
ネペンテスの根の場合は、
ちょっと事情が違います。
ネペンテスの根は、
空間を押し広げるというよりも、
土の粒と粒のラインに沿って伸びていく仕様なのです。
つまり、
粒と粒の間に隙間が出来てしまうと、
根の生長が阻害されてしまうわけです。
私の実験では、
固めに詰めたミズゴケと、
ふわふわに植えこんだミズゴケの場合、
やはり固めの方が根が伸びてるという結果が出ました。
つまりこれは、
ネペンテスの根は、
密度の濃い方に好んで根を伸ばす性質がある、
と言えます。
じゃあ、
ミズゴケに植えこんだ後、
土中の隙間を少なくし、
密度を上げるにはどうしたらいいのか。
ここで話しが戻ってきまして、
最初の鉄則、
乾燥させない、
というものです。
そう、
隙間を水分で満たしてやれば、
ネペンテスの根は抵抗なくラインに乗れるというわけです。
そして、
取り敢えず湿らせておけばよいのではなく、
毎日水やりが必要というのは、
ミズゴケはいったん空気を含んでしまうと、
なかなか抜けづらいという性質があるからです。
湿らしたミズゴケを、
ちょっとだけ水を切って水中に入れると、
空気の泡が出てくると思いますが、
つまりそんなちょっとしたことでも、
かなりの空気が入り込んでしまうということです。
ミズゴケ植えで、
成績がいい時と悪い時がありませんか。
それは、
ネペンテスの相性や、
ミズゴケのランクうんぬんではなく、
単純に、
ネペンテスの根がラインに乗れてないということなのです。
もちろん、
厳密には、
ネペンテスの根も種類によって違いますし、
ミズゴケも高級なランクだと不純物が少ないので、
有利不利はありますが、
要は根の活着の問題なので、
植え込みの仕方が一番大事というわけですね。
いや、
ネペンテスには水はけを良くして、
新鮮な空気を送ると、
生長がいいというご意見もあるでしょう。
確かに、
その通りです。
ただ、
それが適用できるのは、
高い湿度を維持し、
ピートモスなどの高密度用土、
もしくは、
鹿沼土のような、
自重である程度圧縮がきく用土に限定されます。
そもそも、
ネペンテスの根に空気はそんなに必要ありません。
事実、
ユグドラシルシステムは、
完全水耕栽培です。
根が常に、
水中にある状態なわけです。
そもそも、
根に空気を送る意味は、
根に酸素を届けるためではなく、
土中の雑菌や有害物質を増やさないためなのです。
それを踏まえて、
ミズゴケにネペンテスを植えこむとなると、
よくある話しとしては、
ふわふわに仕上げたミズゴケに植えこむと、
空気を多く含んで根が伸びやすいというものがありますが、
逆です。
空気が入らないようにしなければならないのです。
つまり、
ギッチギチに詰め込まんかい
ということなのです。
まず鉢にミズゴケを入れたら、
拳が入るようなら体重をかけて押し込む。
押し込んだらミズゴケを追加して、
さらに押し込む。
押し込み続けて、
鉢の半分くらいまできたら、
ネペンテスをセット。
ちなみに、
ミズゴケ植えのネペンテスは、
鉢増しが基本です。
古くなったミズゴケは落とさず、
無理やりにでも鉢に押し込んでください。
ネペンテスを仕込んだら、
さらにミズゴケを追加して、
ぎゅうぎゅうに押し込んでいきます。
追加、
押し込む、
追加、
押し込む、
という流れが、
ミズゴケの正しい使い方です(普及委員会の場合の推奨)。
もうこれ以上入らねーよというところまできたら、
植え込み完成です。
いやちょっと待ってくれ、
一鉢にそんなにミズゴケを使ってたら、
いくらあっても足りないくなるという声もあるでしょう。
ですから、
何度も申し上げてる通り、
ミズゴケはあまりおすすめしない
ということなわけです。
どうしても節約したい場合は、
鉢に押し込んだミズゴケの上にネペンテスを置いて、
後は他の重さのある用土、
鹿沼土を入れていくといった方法があります。
ただ、
用土の隙間からどうしても空気が入ってしまうので、
湿度が維持できない場合は、
こまめに水をよる必要があるのは同じです。
それから、
ミズゴケ植えにすると、
ミズゴケがからみついて取りづらい、
という時の対処法ですが、
先ほども申し上げた通り、
ミズゴケからミズゴケに植える場合は、
鉢に入りきらないなどの場合を除いて、
基本的に古いミズゴケの除去は不要です。
ボロボロになったミズゴケを、
空気にふれないように新しいミズゴケで包めば大丈夫です。
そして、
ミズゴケ植えから、
他の用土に移植する際の方法ですが、
もう眠いので、
今日はこのくらいで。
というか、
今日がミズゴケ編の最後になりますので、
何かの植え替えの機会にまた話したいと思います。
ではでは、
また次回、
お会いしましょう。
自作の最強用土、
ユグドラソイルにネペンテスをセットしました。
幼苗、
子苗、
低地性、
高地性、
挿し木、
室内栽培、
野外栽培、
すべてのシチュエーションとコンディション、
そしてステージに対応し、
誰もが巨大な袋作成を楽しめる、
究極のネペンテス専用用土、
のはずです。
いやまぁ、
現段階では実績0なので、
正直、
なんとも言えないのですが、
これがうまくいきましたら、
いよいよ普及活動が開始できるわけですね。
そんな今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか。
こんばんは、
悠です。
えー、
さんざん無駄に引っ張っているこの話題、
ミズゴケについてですが、
今日で完結です、
はい。
ある意味、
すでに終わってる気もしますが、
これが普及委員会クォリティなわけですから、
そこをまずご理解いただかないと、
このブログは読んでらんないっすよマジで。
まず最初に言いました、
ミズゴケ使用の鉄則ですが、
乾燥させない
空気にふれさせない
の二つでしたね。
あ、
これはあくまで、
私の個人的な独断と偏見による、
仮説を交えた勝手なイメージなので、
一般的なことではないということは、
重々ご理解の上、
ご了承願いたいと思います。
ミズゴケは、
色々な植物に使用できますが、
ことネペンテスに対してだけは、
上記のルール徹底が必要になります。
乾燥させないと聞くと、
表面のミズゴケ自体は湿ってるし、
鉢内の方は、
十分に水分が確保されてるだろうと思いがちですが、
その考えを適用していいのは、
湿度80%以上の環境が確保できてからです。
湿度が低い状態だと、
ちょっと濡れてるくらいでは、
ミズゴケの力は発揮できません。
なぜなのかというと、
その答えは、
ネペンテスの根の伸び方にあります。
通常の植物は、
土の粒と粒、
その隙間に分け入っていくように根が伸びます。
なので、
適度な隙間といいますか、
土中に空間があると、
根が伸ばしやすいわけです。
そうすると、
潅水して空間が水で満たされ、
水分が抜けてくると再び空間となり、
そのローテーションによって、
根が勢いよく伸びていくわけですね。
ところが、
ネペンテスの根の場合は、
ちょっと事情が違います。
ネペンテスの根は、
空間を押し広げるというよりも、
土の粒と粒のラインに沿って伸びていく仕様なのです。
つまり、
粒と粒の間に隙間が出来てしまうと、
根の生長が阻害されてしまうわけです。
私の実験では、
固めに詰めたミズゴケと、
ふわふわに植えこんだミズゴケの場合、
やはり固めの方が根が伸びてるという結果が出ました。
つまりこれは、
ネペンテスの根は、
密度の濃い方に好んで根を伸ばす性質がある、
と言えます。
じゃあ、
ミズゴケに植えこんだ後、
土中の隙間を少なくし、
密度を上げるにはどうしたらいいのか。
ここで話しが戻ってきまして、
最初の鉄則、
乾燥させない、
というものです。
そう、
隙間を水分で満たしてやれば、
ネペンテスの根は抵抗なくラインに乗れるというわけです。
そして、
取り敢えず湿らせておけばよいのではなく、
毎日水やりが必要というのは、
ミズゴケはいったん空気を含んでしまうと、
なかなか抜けづらいという性質があるからです。
湿らしたミズゴケを、
ちょっとだけ水を切って水中に入れると、
空気の泡が出てくると思いますが、
つまりそんなちょっとしたことでも、
かなりの空気が入り込んでしまうということです。
ミズゴケ植えで、
成績がいい時と悪い時がありませんか。
それは、
ネペンテスの相性や、
ミズゴケのランクうんぬんではなく、
単純に、
ネペンテスの根がラインに乗れてないということなのです。
もちろん、
厳密には、
ネペンテスの根も種類によって違いますし、
ミズゴケも高級なランクだと不純物が少ないので、
有利不利はありますが、
要は根の活着の問題なので、
植え込みの仕方が一番大事というわけですね。
いや、
ネペンテスには水はけを良くして、
新鮮な空気を送ると、
生長がいいというご意見もあるでしょう。
確かに、
その通りです。
ただ、
それが適用できるのは、
高い湿度を維持し、
ピートモスなどの高密度用土、
もしくは、
鹿沼土のような、
自重である程度圧縮がきく用土に限定されます。
そもそも、
ネペンテスの根に空気はそんなに必要ありません。
事実、
ユグドラシルシステムは、
完全水耕栽培です。
根が常に、
水中にある状態なわけです。
そもそも、
根に空気を送る意味は、
根に酸素を届けるためではなく、
土中の雑菌や有害物質を増やさないためなのです。
それを踏まえて、
ミズゴケにネペンテスを植えこむとなると、
よくある話しとしては、
ふわふわに仕上げたミズゴケに植えこむと、
空気を多く含んで根が伸びやすいというものがありますが、
逆です。
空気が入らないようにしなければならないのです。
つまり、
ギッチギチに詰め込まんかい
ということなのです。
まず鉢にミズゴケを入れたら、
拳が入るようなら体重をかけて押し込む。
押し込んだらミズゴケを追加して、
さらに押し込む。
押し込み続けて、
鉢の半分くらいまできたら、
ネペンテスをセット。
ちなみに、
ミズゴケ植えのネペンテスは、
鉢増しが基本です。
古くなったミズゴケは落とさず、
無理やりにでも鉢に押し込んでください。
ネペンテスを仕込んだら、
さらにミズゴケを追加して、
ぎゅうぎゅうに押し込んでいきます。
追加、
押し込む、
追加、
押し込む、
という流れが、
ミズゴケの正しい使い方です(普及委員会の場合の推奨)。
もうこれ以上入らねーよというところまできたら、
植え込み完成です。
いやちょっと待ってくれ、
一鉢にそんなにミズゴケを使ってたら、
いくらあっても足りないくなるという声もあるでしょう。
ですから、
何度も申し上げてる通り、
ミズゴケはあまりおすすめしない
ということなわけです。
どうしても節約したい場合は、
鉢に押し込んだミズゴケの上にネペンテスを置いて、
後は他の重さのある用土、
鹿沼土を入れていくといった方法があります。
ただ、
用土の隙間からどうしても空気が入ってしまうので、
湿度が維持できない場合は、
こまめに水をよる必要があるのは同じです。
それから、
ミズゴケ植えにすると、
ミズゴケがからみついて取りづらい、
という時の対処法ですが、
先ほども申し上げた通り、
ミズゴケからミズゴケに植える場合は、
鉢に入りきらないなどの場合を除いて、
基本的に古いミズゴケの除去は不要です。
ボロボロになったミズゴケを、
空気にふれないように新しいミズゴケで包めば大丈夫です。
そして、
ミズゴケ植えから、
他の用土に移植する際の方法ですが、
もう眠いので、
今日はこのくらいで。
というか、
今日がミズゴケ編の最後になりますので、
何かの植え替えの機会にまた話したいと思います。
ではでは、
また次回、
お会いしましょう。
プロの方のNepenthesを手に入れての植え替えをした時に、確かにぎちぎちにミズゴケを入れていますね。
植え増しの方が調子が出る株もいます。
なるほどなぁ。
うちの調子の悪いのもユグドラシルにしてみようかなぁ。
しかし、肝心の用土の配合が。。。
ねぇ笑
悠さんこそっと教えてくださーい^_^
ネペンテスはコンディションが7割、
用土が2割、
残りの1割が日々の管理なので、
どんなに気を使っても、
最初の状態に大きく左右されてしまうんですよね(^^;)
ミズゴケは状態維持に優れてますので、
一見すると凄くいいのですが、
大きなネペンテスをとなると、
ちょっと力不足に感じてしまいます(^ω^;)
ユグドラシルの配合は、
入手の難しい用土も入っていますので、
もしよかったらプレゼントしましょうか?
植物を配布する、
100回おきのメモリアル企画も、
前回は流れてしまいましたし、
ちょうどユグドラソイルのモニター募集も考えていましたので、
ネペン亭あら太さんの栽培環境に合わせて、
再配合してお渡しいたしますよ(^^)
うれしい!!
ウチの環境は
ワーディアンケースで、基本LED。
湿度は70〜90%
温度は20〜23度くらいです。
住所の連絡とかどうすればいいですかね
理想的な環境ですね、
羨ましい笑
水やりも少なくてすみそうですね(^^)
加湿過多にならないよう、
ベラボンを減らして、
謎ソイルを多目に、
循環不全にならないよう、
鹿沼土とバーミキュライトの割合を少し変えて混ぜてみます(^ω^)
光不足で雑菌が増えないように、
炭とパーライト、
循環不全がおきないよう、
イオン交換のしやすいミリオンと、
繋ぎの秘策用土をサービスで入れておきますね(笑)
gtllcrf01@goo.jp が、
このブログのアドレスになりますので、
郵便番号とご住所、
電話番号とお名前、
必要な用土の量の目安をお送りください(^ω^)
休みの日になんとか頑張って送りますので(^^;)