悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 468 ネペンテスに肥料は必要か その2

2018年07月25日 01時28分28秒 | 悠のネペンテス栽培記
えー、

本日も時間がないため、

さっそく本題に入らせて頂きます。


なんのことかさっぱりわからねーよという方は、

昨日の栽培記467をお手数ですがご確認ください。


めんどくさくて読む気にならねーよと言う方は、

ネペンテスに肥料をやったら葉が立派になった、

とだけおさえておけば大丈夫です。



もともと、

肥料に関しては、

未確認の部分が多いため、

書くことはないだろうと思っていまして、

いま書いてるこの内容も、

すぐに訂正が入るかもしれません。


そこはご理解を頂いた上、

参考の一つとしてお読みください。



で、

昨日の続きですが、

肥料を与えたことによる変化のもう一つは、

脇芽の発生率が上昇したことです。


脇芽が出たことにより、

これがネペンテスにどう影響するのか、

実際のところ、

まだよくわかっていませんが、

脇芽の成長速度は目を見張るものがあり、

早いものだと半年くらいで、

親芽の葉のサイズに迫る大きさまで成長します。



ここでちょっと気になったのが、

脇芽の袋のサイズです。


葉はすぐ大きくなるのですが、

袋自体は、

ある程度の長さまで脇芽が伸びないと、

サイズアップしない気がするんですね。


これに関しては、

別の項目でいつか考察しますので、

ここではいったん省きます。



あ、

こんばんは、

悠です。



あと、

脇芽が出やすいことにより、

頂点芽にも好影響を及ぼすのか、

温度や管理などのミスと言いますか、

やむおえない事情により頂点芽が一時的に委縮しても、

すぐに大きな葉を展開し出すか、

頂点芽の脇からさらに芽を出しやすい気がします。


私が肥料栽培に移行した理由は、

実はここにあり、

室内栽培から屋外栽培へと毎年移行するのですが、

その際、

環境変化は避けられないため、

どうしても何鉢かの頂点芽は委縮してしまうんですね。


そのままぐずつき、

せっかくの生長シーズンを、

棒にふってしまうことが多々あったため、

頂点芽の回復スピードは、

本当にありがたいことです。



で、

結局、

肥料はどうなのかって話しですが、

結論としては、

やってもやんなくてもと、

なってしまうと思います。



いや、

今までの話しはじゃあなんだったのか、

と思われるでしょうが、

これがですね、

本当に難しい話しで、

施肥してから効果というか、

恩恵が出始めるのが、

種類別や個体差もありますが、

だいたいは、

最低でも半年~一年くらいはかかってしまうんですね。



さすがにそれだけスパンが空くと、

果たしていまの状態は、

肥料によるものなのか、

管理がうまくいったものなのか、

どうにも判別がつきづらいということです。



なぜなら、

肥料の直接的な作用で、

ネペンテスが大きくなると言うことは、

まずあり得ません。



ネペンテスの生長は、

99%は光合成に頼っており、

肥料も袋も、

副次的なものに過ぎません。



ネペンテスの生長でものをいうのは、

葉のサイズと枚数です。



これが大きく、

数が多いほど、

ネペンテスの生長は安定していきます。



ここで思い出して欲しいのが、

確かに肥料は、

ネペンテスの生長に直接的な影響は及ぼしませんが、

葉のサイズアップや、

耐久性に作用している可能性がある、

ということです。



ネペンテスの代表的な失敗スタイルが、

ヤシの木のような形です。



この状態になると、

ネペンテスはなかなか生長しなくなり、

コンディションも安定しません。



よくある、

突然枯れる状態、

と言ってもいいと思います。



ネペンテスの一般的な理想のスタイルは、

トウモロコシのような形です。




この状態をキープできるかどうかが、

ネペンテスの栽培でもっとも大事なところと言っても、

過言ではありません。





つまり、

いかに葉の枚数をキープしつつ、

次々と展開させることができるかが、

ネペンテスを上手く成長させられるカギだとすれば、

葉のサイズと耐久力を強化し、

頂点芽の成長促進を肥料が促しているのだとすれば、

時間がかかるとはいえ、

その恩恵は計り知れないものがあります。





まとめますと、

肥料は生長を早める作用はないが、

状態を安定させ、

生長を手助けする作用がある、

ということです。



なので、

野菜などは、

肥料をグイグイ吸収して大きくなりますが、

肥料切れをおこすと、

てき面に症状があらわれます。



逆に、

ネペンテスは、

葉の枚数さえ確保できていれば大丈夫なので、

そういう意味でも、

肥料の効果は出にくいと言えます。





まぁそういうわけで、

まだまだ、

肥料実験は始まったばかりです。


逆に情報を共有して、

新たな発見につなげていければとも思っております。







やっべ、

寝る時間をオーバーしてしまいました。




ではでは、

時間がないので今日はこの辺で。





また次回、

お会いしましょう。



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13 コメント

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悠様へ ()
2018-07-25 19:41:10
こんばんは^_^

アラータの袋も まだ出来てない私には
少し早い課題でしたが
今後 どうしていえば良いのかが
大変 参加になりました。

ありがとうございます(^-^)

私のアラータちゃんは
トウモロコシ…といえばトウモロコシで
ヤシ…と言われればヤシで…
正解かどうかは分かりませんが
とりあえずミズゴケで
現状維持をしております笑

余談ですが
人生初めての植え替えをしたアレカヤシが
元気な株?は 見事に枯れていき
細いヒョロヒョロのだけ残ってしまい
自立も出来ない状態になりました。

もー 虫の息です(´;Д;`)

あとローズマリーは
まだ枯れ木DEATHE( ´,_ゝ`)

けど ガジュマルとパキラは
元気に育ってくれてる…はず‼︎

グラグラが 少しマシになってきました笑
返信する
誤字脱字… ()
2018-07-25 19:42:04
参考を参加とか…

やだ 恥ずかしい…
返信する
Unknown (エライザ)
2018-07-26 00:44:02
いくつか育ててる中で思いどうりにいかないのがN. albomarginata なんですよね…どう頑張ってもヤシの木になっちゃって…展開スピードは早いものの新しく出た分だけ古いのから枯れてくんですよね…
返信する
蛙さんへ ()
2018-07-26 01:06:50
こんばんは!

肥料に関してはまだ私も研究途中なので、そんな気がする程度のことしか書けません(;'∀')

アラータは脇芽更新がデフォです('ω')ノ

一本にそんなに神経質にならなくても大丈夫なので、ご安心ください(*‘∀‘)

アレカヤシというか、ヤシ自体が私は未経験で、ちょっと調べてみたのですが、種としてはかなり巨大になるようですね(;・∀・)

仕立て直しは株分けがメインになるようなので、根鉢を崩す場合は、本体は諦める必要があったかもしれないです、すみません(;´Д`)

暑さかどうかわかりませんが、根が水をあまり吸えてない状態なので、日陰に置いて株が落ち着くまで待つか、透明なゴミ袋をかぶせて湿度を保ってやるかしないと、根腐れになるか、本体が水分不足で枯れてしまうかもしれません(;'∀')

パキラは突然気難しい顔を見せる時がありますが、ガジュマルはほぼ大丈夫だと思います(*‘∀‘)

まぁ、植物はいつか枯れますので、そこまでお気になさることはないと思います。

植え替えしなくても、根詰まりや病気で委縮して枯れますし。

私もバンバン枯らしてますし、朝、上機嫌で植物たちの日課の観察に行って、あれぇ~となることはもうしょっちゅうです笑

もしまだ経験されてなかったら、、なんでもいいので、一年草の花を種から育ててみませんか?

理由はまだ言いませんが、花が咲いて、機会があったら、ご説明いたします('ω')
返信する
蛙さんへ ()
2018-07-26 01:11:03
私も昔は、誤字脱字に神経質になっていたのですが、今はまったく気にしないですね(*'ω'*)

皆さん何も言わずに察してくれますし、意外と気づかれないですし、そもそも、変換候補が無茶変換の時が多すぎますからね笑
返信する
エライザ様へ ()
2018-07-26 01:29:37
こんばんは!

原種は、自生地を再現してやらないといけないので、まぁ栽培環境が合ってないということになります(;'∀')

まずはどうにかして湿度を80%以上にし、かつなるべく温度が上がりすぎない場所、しかも薄暗くならない明るい日陰という、ちょっと難しい環境を再現する必要があります(;´∀`)

さらに風という要素が加わると、まぁ個人の設備での環境再現は難しいでしょう。

そうなると、根の方で環境に適応を調整してもらうしかありません。

用土や鉢などの見直しをおすすめします('ω')ノ

おそらくいま出来ている葉が、その場しのぎの葉なので、本来の耐久性を持った葉が出てくるまで、面倒ですが用土や設置場所を含めた環境全般を、根気強く調整していくしか、今のところ方法はないかもしれません。

ユグドラソイルだと一発解消しそうですが、株が植え替えに耐えれる状態かどうか、見てないのでなんとも判断できません(;・∀・)
返信する
悠様へ ()
2018-07-26 09:14:12
悠さまには関係のないアレカヤシの事を
わざわざ調べて下さって
本当に お手数かけて申し訳ないです(;o;)

根っこだけは かなりシッカリしていたのですが
もう諦めるしかないのでしょうかねぇ。

大きな植物に憧れておりまして
部屋の中をジャングル化計画として
一番最初に買った大物でした。

無念です(´;◞౪◟;)

一年草…とは
例えばどんな物でしょうか?

すいません。
こんな植物栽培熟練様達が集うブログに
恥ずかしながら 超ド級の植物初心者で
種から育てたのは
小学校の時の朝顔とヒマワリと
あのトラウマの思い出のパクチーしか
経験がございませんσ^_^;

室内で育てられる一年草は
ありますでしょうか?

もしくは 発芽して植え替えした後
室内で栽培できるような物でしょうか?

アラータは とりあえず安心と仰ってるので
安心しました(╹◡╹)
今年の夏中に袋が出来るのは
無理かもしれませんね笑

他の方のコメントをチラ見させて頂いたのですが
ネペンテスには湿度80%が必要とか…

私には無理ポです…(´;◞౪◟;)

ネペンテス界では丈夫な
アラータ止まりな予感です笑
返信する
蛙さんへ ()
2018-07-27 01:23:24
こんばんは!

育てたことない植物を調べるのは楽しいもので、自分も参考になりました(*'▽')

基本の栽培方法をサラッと読んだだけなので、何もわかってないかもしれませんが笑

根っこがしっかりしていれば、新たに伸びてくる可能性もあるので、楽しいのはここからかもしれませんよ('ω')
状態がわかりませんが、ジャングル化を目指すのであれば、こういうことの繰り返しになっていくと思うので、もう少し様子を見た方がいいかもです('ω')ノ

ホームセンターでも売っている花の種で、咲くまでの期間が短く、あまり大きくならず、ぱっと見これでいいかなと思うような花があれば、もうそれでいいと思います(*‘∀‘)

趣味趣向なので、合う合わないがありますが、一年草扱いの草花は、100%枯れる前提なので、逆に意外と楽しめるかもです。
土もリサイクルの流れを掴めば、ずっと使い続けられますし、失敗しても、撤去してすぐ種を蒔き直せばいいので、何も育てられず一年を棒に振ることはまずありません笑

何よりも、育ち続ける観葉植物たちと違って、割と手間暇が多くかかる分、結果が早く出て、しかも花を咲かせるという目標が単純でわかりやすいので、野菜の出来栄えなどのように、状態に一喜一憂するよりは楽しく園芸ができますよ(*´▽`*)

アラータは準備ができればすぐに袋を作ってくれます、まずは水切れをしないよう、注意して見守ってあげてください。

湿度80%以上は、私が勝手に呼んでいる、グレートリーフをつくるための準備みたいなものです。
交配種は別として、原種は条件を守ってやらないと、なかなかこれが出てきません。

なので、必ず守らないといけないというわけでもなく、ちょっと説明が難しいのですが(;'∀')

まだイマイチ、皆さんに意味と凄さが伝わりきっていない気がするのと、ちょうどいい機会ですので、ユグドラシルと、グレートリーフについて次回の栽培記で書くことにいたします。

これできっと、ユグドラシルの凄さがご理解頂けるはず笑
返信する
Unknown (エライザ)
2018-07-27 18:10:51
アンプラリアなど低地性の子達は湿度管理徹底してるのですが、N. albomarginataも湿度結構必要だったんですね…高地性?高山性?と聞いてたのでアラタくらいの感覚で育てました(笑)完全に知識不足😔取り急ぎ、日に当てるために外に出して腰水してますが、こういった高地性のものは育てるコツなどあるのでしょうか…
返信する
Unknown (エライザ)
2018-07-27 18:19:38
高地性とか散々言っといて、
いろんなブログを見てみたらローランドと言ってる方もいらっしゃって(笑)

通気性を好むとか乾き気味の方がいいとか、
育て方が明確になってない種類なんですかね??初心者過ぎてお手上げですᐠ( ᐝ̱ )ᐟ
返信する

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