ネペンテス普及活動の一環として、
重要項目の一つである、
挿し木増殖計画。
普及するには、
栽培法や着袋率と並んで、
増殖法を確立しないと、
そもそも話しにならないわけで。
ネペンテスを楽しむだけであれば、
毎日一人で部屋で眺めてニヤニヤしてればいいのですが、
普及となると、
様々な検証にチャレンジしていかなければなりません。
そこで始めた挿し木増殖計画。
挿し木は一般家庭でネペンテスを増産するための、
最も堅実な方法です。
というか、
現実的にはこれしかないと言った方がいいかもしれません。
ネペンテスは植物ですから、
当然、
種で増えていくわけですが、
条件がエクストラモードなんですね。
まず雌雄異株であること。
つまり、
受粉には最低二本以上の成株が必要になるということ。
そして開花ですが、
ネペンテスの花は、
特に時期は関係なく、
株が何年もかけて十分に成長し、
あるタイミングで突然咲いて枯れてしまうという特徴があります。
お気づきでしょうが、
つまり、
この予測不能の開花をタイミングよくコントロールしつつ、
雌雄株同時期に起こさせ、
なおかつ受粉を成功させつつ、
種を実らせるという、
どんな無理ゲーだよって感じの難易度なわけです。
まぁ、
花粉を先に採取しておくという手もありますが、
そもそもネペンテスは、
開花しないと雄雌の判別がつきません。
しかも運よく種を入手できても、
一般的な大きさに成長するまで、
5~10年くらいかかると言われています。
無理。
そんなに待てない。
しかも順調にいけばの話しなので、
ただでさえ栽培の難しいネペンテスを、
そんな長期間育てられるかっていう、
素人的な問題もあるわけです。
なので、
スペースさえあれば同じ固体をバンバン増やせる、
挿し木というテクニックを委員会では推奨していこうというわけです。
もちろん、
成功率は100%なんて甘いものじゃありませんが、
長期計画が難しい現代人には、
うってつけの方法であることは間違いありません。
個体差のある実生固体と、
100%クローンの挿し木固体では、
変化の望める実生固体の方がもちろん魅力的ですが、
もしネペンテスの普及に成功すれば、
個人間で花粉の売買が成立し、
新たな実生固体の誕生にも繋がるかもしれないわけですよ。
話が長くなりましたが、
ネペンテス普及委員会では、
それを目指して挿し木検証の記録をとっていこうと思います。
で、
9月26日のネペンテス栽培記67にて、
挿し木をしてみました。
9月26日挿し木当時の様子。
しまったなぁ、
もっと詳細に撮っておくんだったといつも後悔します。
でもまぁ、
次回から記録の取り方を注意していきますので、
無駄な失敗ではないでしょう。
他の観葉植物や盆栽関係は挿し木の自信がありますが、
ネペンテスではまったくの未経験のため、
信頼をおいているミズゴケに挿しました。
これまでの挿し木経験を元に、
成功可否の判断は3週間から一ヵ月半と予想し、
その間の変化を観察するため、
栽培記録の日数スパンは約一週間と決めました。
というわけで、
一週間経ったネペンテス栽培記75では、
その後の状態を記録することにしました。
10月3日の記録。
新芽がのび、
新たな袋が展開の準備を始めています。
順調としか言いようのない成果です。
切ってから一週間経っても成長が続いているということは、
切り口から上手く水分が吸い上げられているのでしょう。
発根も時間の問題かなという感じです。
ただ、
予想通り、
成長に必要な要素の揃った頂点芽挿し木部分に対し、
茎の部分のみのグループは新芽を出す兆候はなく、
かなり厳しい結果になりそうな予感です。
で、
さらに一種間ほど経過して、
10月13日現在となるわけですが、
その様子がこちら。
あまり変化はないように見えますが、
葉を多く残した方は確実に成長しています。
それがこちらです。
新しい葉を展開し、
順調な成長を見せています。
ぶっちゃけ、
もう発根してんじゃないかと思っています。
まだ油断は禁物ですが、
2週間ちょっとの経過日数にしては上出来かなと感じています。
あとは葉が小さいグループが新芽を展開してくれれば、
挿し木は成功と見ていいんじゃないでしょうか。
心なしか新芽が伸びているような気がする。
茎グループは見た目にまったく変化がないため、
記録を残していません。
せめて芽が出てくれれば、
普及の可能性が大いに広がるのですが。
おっともうこんな時間ですね。
ではでは、
次回もお楽しみに。
おまけ
期待の交配種が順調な仕上がりを見せています。
だいぶ襟も開いてきました。
もうこれは期待せずにはいられない後姿です。
重要項目の一つである、
挿し木増殖計画。
普及するには、
栽培法や着袋率と並んで、
増殖法を確立しないと、
そもそも話しにならないわけで。
ネペンテスを楽しむだけであれば、
毎日一人で部屋で眺めてニヤニヤしてればいいのですが、
普及となると、
様々な検証にチャレンジしていかなければなりません。
そこで始めた挿し木増殖計画。
挿し木は一般家庭でネペンテスを増産するための、
最も堅実な方法です。
というか、
現実的にはこれしかないと言った方がいいかもしれません。
ネペンテスは植物ですから、
当然、
種で増えていくわけですが、
条件がエクストラモードなんですね。
まず雌雄異株であること。
つまり、
受粉には最低二本以上の成株が必要になるということ。
そして開花ですが、
ネペンテスの花は、
特に時期は関係なく、
株が何年もかけて十分に成長し、
あるタイミングで突然咲いて枯れてしまうという特徴があります。
お気づきでしょうが、
つまり、
この予測不能の開花をタイミングよくコントロールしつつ、
雌雄株同時期に起こさせ、
なおかつ受粉を成功させつつ、
種を実らせるという、
どんな無理ゲーだよって感じの難易度なわけです。
まぁ、
花粉を先に採取しておくという手もありますが、
そもそもネペンテスは、
開花しないと雄雌の判別がつきません。
しかも運よく種を入手できても、
一般的な大きさに成長するまで、
5~10年くらいかかると言われています。
無理。
そんなに待てない。
しかも順調にいけばの話しなので、
ただでさえ栽培の難しいネペンテスを、
そんな長期間育てられるかっていう、
素人的な問題もあるわけです。
なので、
スペースさえあれば同じ固体をバンバン増やせる、
挿し木というテクニックを委員会では推奨していこうというわけです。
もちろん、
成功率は100%なんて甘いものじゃありませんが、
長期計画が難しい現代人には、
うってつけの方法であることは間違いありません。
個体差のある実生固体と、
100%クローンの挿し木固体では、
変化の望める実生固体の方がもちろん魅力的ですが、
もしネペンテスの普及に成功すれば、
個人間で花粉の売買が成立し、
新たな実生固体の誕生にも繋がるかもしれないわけですよ。
話が長くなりましたが、
ネペンテス普及委員会では、
それを目指して挿し木検証の記録をとっていこうと思います。
で、
9月26日のネペンテス栽培記67にて、
挿し木をしてみました。
9月26日挿し木当時の様子。
しまったなぁ、
もっと詳細に撮っておくんだったといつも後悔します。
でもまぁ、
次回から記録の取り方を注意していきますので、
無駄な失敗ではないでしょう。
他の観葉植物や盆栽関係は挿し木の自信がありますが、
ネペンテスではまったくの未経験のため、
信頼をおいているミズゴケに挿しました。
これまでの挿し木経験を元に、
成功可否の判断は3週間から一ヵ月半と予想し、
その間の変化を観察するため、
栽培記録の日数スパンは約一週間と決めました。
というわけで、
一週間経ったネペンテス栽培記75では、
その後の状態を記録することにしました。
10月3日の記録。
新芽がのび、
新たな袋が展開の準備を始めています。
順調としか言いようのない成果です。
切ってから一週間経っても成長が続いているということは、
切り口から上手く水分が吸い上げられているのでしょう。
発根も時間の問題かなという感じです。
ただ、
予想通り、
成長に必要な要素の揃った頂点芽挿し木部分に対し、
茎の部分のみのグループは新芽を出す兆候はなく、
かなり厳しい結果になりそうな予感です。
で、
さらに一種間ほど経過して、
10月13日現在となるわけですが、
その様子がこちら。
あまり変化はないように見えますが、
葉を多く残した方は確実に成長しています。
それがこちらです。
新しい葉を展開し、
順調な成長を見せています。
ぶっちゃけ、
もう発根してんじゃないかと思っています。
まだ油断は禁物ですが、
2週間ちょっとの経過日数にしては上出来かなと感じています。
あとは葉が小さいグループが新芽を展開してくれれば、
挿し木は成功と見ていいんじゃないでしょうか。
心なしか新芽が伸びているような気がする。
茎グループは見た目にまったく変化がないため、
記録を残していません。
せめて芽が出てくれれば、
普及の可能性が大いに広がるのですが。
おっともうこんな時間ですね。
ではでは、
次回もお楽しみに。
おまけ
期待の交配種が順調な仕上がりを見せています。
だいぶ襟も開いてきました。
もうこれは期待せずにはいられない後姿です。
順調そのものって感じで、いいムードじゃありませんか♪( ´▽`)
しかし根の付いた元株のほうが発芽しないとは、ますます根の役割が怪しくなってきますね。
本当に機能してんのか?っていう…
こうなるといよいよ根のお飾り感が半端なく思えてきましたよ(笑)
マキ×ビーチ×ノーシ、完成間近ですね!
いーなぁ楽しみだなぁ♪♪
完成したらどんな素晴らしい襟になるんでしょうね(^ ^)
襟幅とストライプはもう間違いないでしょうから、個人的にあとはノーシの襟のギザギザ感を期待しちゃいますね!
気になるぅ~(((o(*゜▽゜*)o)))
もし完成したらピッチャーの画像で3回は抜けま…
ごはん3杯はいけますよきっと!
挿し木順調すぎて、もう引き抜いて鉢上げしたい衝動にいつも駆られますよ(笑)
でもまだな気がするので、もうちょっと様子を見ようかなと(^^)
すいません、説明不足でした。今回の挿し木候補は、脇芽発生した株のみで構成されているので、元株は問題なく成長しています(^^;)
元株と頂点芽の間の部分を挿し木して、茎のみの状態から発根と同時に発芽が可能かどうかを試している、という検証内容でした(平謝り)
ただ、カットした頂点芽がまったく止まることなく葉を展開し続けているので、本当に根は何を供給しているのかって気になりますね(^ω^)
いぼがえるさんなら食いついてきてくれると思ってましたよ(喜)
マキビノ(略)は超期待の新星なんで、私も楽しみでしょうがありません(^^)
襟幅ストライプ確定はマジで嬉しすぎです。
どこにどんな特徴が出るか、いやどこでもいいから、とにかくなんか凄い特徴出て欲しいですね(笑)