羽生結弦、ミスから圧巻リカバリー「ここまでできるんだぞ」
【フィギュアスケートGPシリーズ第6戦・NHK杯最終日 ( 2019年11月23日 札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )】 男子でショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)は、フリーもトップの195・71点をマークし、合計305・05点で3年ぶり4度目の優勝を飾った。
大きなミスの後に、羽生が高い修正力を見せつけた。演技後半、4回転トーループー1回転オイラーー3回転フリップはトーループが2回転に。残された予定ジャンプはトリプルアクセルー3回転トーループとトリプルアクセルー2回転トーループ。失った点数を取り戻すため、この2つの難度を上げた。
ステップの最中にオーサー・コーチを見て、「やっていいかな」と目でアピール。まずはトーループの4ー3回転に着氷。このコンビネーションは後ろのトーループが回転不足になったが、続いてトリプルアクセルー1回転オイラーー3回転サルコーの3連続ジャンプを決め、出来栄えで2・74点もの加点を引き出した。
「NHK杯を楽しんでいいかな。ここまでできるんだぞって見せたかった」
こう思えたのは、理由がある。「今回の課題がループとサルコーだったので。そこをクリアできたから」。4回転ループは演技直前の6分間練習の終盤、自身の出番で名前をコールされてからの2度、演技軌道で入ってパンクした。「本番前に本番を2回やれた」。ポジティブにとらえて冒頭の4回転ループの着氷をこらえ、続く4回転サルコーも決めた。
合計305・05点は、スケートカナダの322・59点に及ばず。「315、20点近くいけばいいかなと思ったけど、しようがないかな」と振り返った。GPファイナルは17年は右足首負傷でNHK杯を棄権したため進出できず、昨年は出場権を得ながら、右足首負傷のため出場できなかった。16年大会以来のファイナルを、何度も口にしてきた「健康」な状態で迎えられる。
「日本の会場で滑ることがどれだけ特別か、待ち望んでいた。ここで得ることができたみなさんのエネルギーを、しっかりファイナルにぶつけられたらいい」
世界最高得点を保持するネーサン・チェン(米国)を撃破し、3年ぶり5度目のファイナル制覇へ。自信、収穫、ファンからのパワーが今、羽生の全身を満たしている。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/11/23/kiji/20191123s00079000428000c.html
羽生結弦がNHK杯V「日本で滑りたかった」声援に感謝、ファイナルに向け「頑張りたい」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯第2日は23日、札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進した14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(24=ANA)が195・71点、計305・05点で3年ぶり4度目の優勝。ファイナル出場(12月、イタリア・トリノ)を決めた。
冒頭の4回転ループで着地を堪えるところはあったものの前半のサルコー、トーループの4回転ジャンプは全て成功。後半は最初の連続ジャンプでミスをしたものの、構成を組み替えるリカバリーを見せ、演技を終えると何度も大きくうなずいた。
試合後のインタビューは以下の通り。
――3年ぶりのNHK杯を優勝で飾った
「いやー、緊張しました。やっぱり、日本で滑りたかったので。ずっと。なかなかこうやって滑ることができなかったですし、また、こうやってみなさんのエネルギーを感じながら滑ることは日本ならではのことなので、最後まで楽しく、力をもらって滑らせていただきました。ありがとうございました」
――演技を振り返って
「きょうの演技は、ループとサルコーに集中してやっていたので、とりあえずいいかなと思っています。もちろん、この会場にいるみなさんの前で滑る機会はこの瞬間しかないと思っていますし、そういう方々に(4回転)トゥ―(3回転)フリップを見せたかった、きれいな演技を見せたかったなというのはありますけど、健康が…。本当に無事にここまで来られたので、みなさんがいたる所で見守ってくださったおかげだと思っています。本当にありがとうございました」
――リカバリーを含めて4本の4回転ジャンプを決めた
「リカバリーはちょっとおまけというか、自分の中でNHK杯を楽しませてもらったかなと思っていて。4回転は跳べてますけど、コンビネーションの後ろの3回転トーループが刺さっちゃってるんで(回転不足)、ちょっとがんばんなきゃなと思います」
――GPファイナルが待っている
「そうですね。ここでせっかくたくさんのエネルギーをいただけたので、そのエネルギーをしっかりバネにしてファイナルでがんばっていきたいです
――おめでとうございました
「ありがとうございました。また応援よろしくお願いします」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/11/23/kiji/20191123s00079000398000c.html
羽生結弦、NHK杯3年ぶり4度目V ファイナル出場決めた
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯第2日は23日、札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進した14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(24=ANA)が195・71点、計305・05点で3年ぶり4度目の優勝。ファイナル出場(12月、イタリア・トリノ)を決めた。
冒頭の4回転ループを着氷すると前半のサルコー、トーループの4回転ジャンプは全て成功。後半は最初の連続ジャンプで4回転トーループが抜け、コンビネーションに失敗したものの、構成を組み替えるリカバリーを見せ、演技を終えると何度も大きくうなずいた。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/11/23/kiji/20191123s00079000273000c.html
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*画像は感謝してお借りしました。