大腿骨を骨折して9日から入院していた母親ですが、11日に手術し18日に抜糸、特養と病院の退院日調整で今日(22日)午前中に退院しました。
今日はまるで冬のような気温で、朝から降っていた冷たい雨は、退院時間の10時半頃には牡丹雪に変わり風もやや強くなって、寒いこと寒いこと・・・
96歳の母親の面倒を見てくださった医師、看護師など病院の方々。送迎を始め丁寧な対応で再び受け入れてくださった特養の相談員や介護士の方々には、改めて感謝の念を深くしました。
それにしても、認知度はますます低下して、何よりも自分が結婚していたこと、68で亡くなった夫のこと、子供を産んで息子と娘がいること・・・なども全く分からなくなっています。食事をしたかどうかを失念するのはずっと前からですが、私の名前や父(自分の夫)の名前が全く出てこない代わりに、実家の甥・・・母の姉の息子・・・の名前はしっかり出てきます。もう30年近く前に亡くなっているのですが。それだけ父との結婚生活や私たちを育て上げたことは、余り楽しい想い出ではないのでしょうか?一方で、自分が茶道の講師であったことはしっかり覚えています。やはり、これこそが自分のアイデンティティーだからなのでしょうか?
これからの私たちの行く先でもあります。様々な「先の杖」が必要になってきます。もう他人事では無くなりつつあるのかもしれません。