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ラヂオ惑星モルファス

ピノ・ドナッジオ・・・Una casa in cima al mondo(青空に住もう)

1966年サン・レモ音楽祭の入賞曲の続きです。前回(7月31日)にオリエッタ・ベルティの「Io ti darò di più」(生命をかけて)をご紹介しましたが、その一つ上位に入賞したのがアンナ・イデンティチが歌った「Una rosa da Vienna」 (ウィーンのバラ)でした。この曲は3年前の5月にご紹介しましたので、さらにその上位に入賞したピノ・ドナッジオの「Una casa in cima al mondo」(邦題:青空に住もう)をご紹介しましょう。なお、一緒に歌ったのはクラウディオ・ビルラでした。また、のちにミーナやマッシモ・ラニエリなどもカヴァーしています。

ピノ・ドナッジオは日本での知名度が今ひとつなのですが、実はシンガーソングライターとして1965年の入賞曲「Io Che Non Vivo (Senza Te)」を歌っています。この曲は英語でのカヴァーが大変に有名になり日本ではそちらの方が知られています・・・題名は「この胸のときめきを」、歌っているのはダスティ・スプリングフィールドそれにエルビス・プレスリーも、こう聞けば、なるほどと思う方も多いかもしれませんね。

1941年11月ベネツィアの生まれ、10歳のころからヴァイオリンを学びクラシックの世界では知らない人はいない イ・ソリスティ・ヴェネティのメンバーになったりしています。
しかし1959年、18歳でポップスに転向。1961年にはサン・レモ音楽祭で自作の曲「Come sinfonia」で入賞して以降、優勝はないものの音楽祭の常連になっています。
1973年にイギリス映画「Don't Look Now」(邦題:赤い影)の映画を担当して以降、活躍の場を映画音楽に移していきます。ハリウッドにも進出、ブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」とか「殺しのドレス」などの音楽を手掛けています。なんとも大変な才能ですね。こちらの方でご存知の方も多いかもしれません。

では、「Una casa in cima al mondo」(邦題:青空に住もう)を聞いてみましょう。



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