好きな音楽はおおむね25~6歳くらいまでに聴いていたものが「DNA」となって精神を形作ってしまう・・・好みの固定化となる、と言うようなことを聞いたことがあります。
若く柔軟な心に入っていった音楽が血となり肉となっていつまでも心に残っていますね。
すでに何度か取り上げていますが、今回もウイルマ・ゴイクを取り上げます。
彼女がソロ歌手として活躍したのは1964年から1970年頃までですからまさに60年代後半、私の青春時代です。
沢山の佳曲をレコーディングしていますが、大ヒットしその曲だけで十分に語られる・・・例えば、ジリオラ・チンクェッティの「Non ho l'età 」(邦題:夢見る想い)のような・・・曲がないように思いますが、いくつかの曲は十分にその資格があると思っています。以前ご紹介した「 Le colline sono in fiore 」(邦題:花咲く丘に涙して)などはサンレモの会場をずいぶん沸かせたように思います。
今日ご紹介したいのは「Io non ci saro 」(邦題:あきらめ)です。日本でこの曲は1965年の秋に発売された「Un bacio sulle dita」(邦題:指先のキッス)のB面にカップリングされていますが持っていません。買いそびれたのかどうか記憶にないのですが、昭和40年は大変に貧しい高校生でしたからそうそう沢山のレコードは買えなかった。親から貰った昼食代をこつこつ貯め、一ヶ月でようやく新しいシングル盤を1枚、または中古レコード屋さんで2~3枚買うのがようやっとでしたから。同じ1965年に発売された「L'amore al mare」(邦題:恋の浜辺)は持っていますので、お金がなかったかもしれませんね。
カンツォーネを取り上げているブログを拝見すると沢山のレコードを所有されている方が詳細に解説されていますが、今の私から見ても羨ましい限りですね。是非そちらのブログをご覧戴いて情報を得てください。
私のブログでは(多少問題がある場合もありますが)ヴィデオクリップなどで歌そのものを聞いて頂ければと思います。
この「Io non ci saro 」ですが、いかにも60年代らしい隠れた名曲ではないでしょうか?ヒットしなかったのが不思議です。ところで、個人的にはこの動画のようなデビューしたての新人時代ウイルマ・ゴイクが一番良いですね、ヘアースタイルも一番好きです。なので、出来れば2011年の動画は余り見たくありません・・・ファンの我が儘ですが。
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