ラヂオ惑星モルファス

憲法に思うこと・・・その3


前回のブログを読んで、私を「第9条の改憲派」と色分けした方も居るのだろう。残念ながら憲法を論じると、第9条を「変えるべき」派「変更阻止」派の二つに分けてしまって、愚かで偏狭な憲法問題はこの第9条に集約されると言ってよいだろう。
だが、憲法の問題はこればかりではない。
しかも、どんな議論をするにしても最初に取り上げた前文の崇高な理念を忘れた議論になっているように思う。

「戦力を持つかどうか」ではないのだ。我々の国家が・・・『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。』と考え行動する国民国家であると、全世界から認識されるものであれば、戦力を持つという行為がどのような意味を持つのか世界中に理解されるはずである。
アメリカに追随し、アメリカの稚拙で幼い世界戦略の、もっとも下手糞でみっともないパートナーである限り、「戦力」は世界の恒久的な平和をもたらすものとはならない。
そこにいる自民党支持者、右翼、何も考えずに国家中心に生きている人々、古臭いイデオロギーを教条的に墨守している愚かな左翼・・・結論は問わない。真剣に前文どおりの国家を作ろうとすべきだとは思わないのだろうか?

青臭かろうが世慣れていなかろうが、ちゃんと元の思想に戻って議論をすべきだと思う。



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