今回の調査からインターネットでの回答が出来るようになりました。そのためにIDとPWが記載された説明書を配布したのですが、17日付の日本経済新聞の記事では「(総務省に)封筒が郵便受けからはみ出ている」「個人情報が漏れるのではないか」といった苦情が殺到し、総務省は「国勢調査の書類は調査員が手渡しするのが原則だが、不在の時は郵便受けへの投函が認められている。総務省は自治体を通じ、封筒を二つ折りにして郵便受けの奥に入れるよう指導していた。これが徹底されていなかったとしている。」とのことです。
面談した方々の中からは、個人情報が漏れる・・・などと言った声は聴きませんでしたが、マイナンバー制度を実施しようとするなら昔ながらの国勢調査は意味がないのではないか・・・とご意見を言っておられた方がおりました。
第一、二つ折りにして郵便受けの奥に入れる・・・から他人に取られない・・・なんてことはあり得ないでしょう。郵便受けの構造には様々なものがありますが、賃貸アパートのものなど直ぐにも取られてしまいそうな簡単な構造のものも沢山ありましたし、ほとんどの郵便受けは悪意のある人が盗もうとすれば比較的簡単に取れてしまいそうな感じがしました。
先ほどの総務省のコメントなど現場を知らない役人が言ったのでしょう。まったく!
毎日毎日時間を変え夜遅くまで回っても不在の方、怖いから調査を受けたくないとドアを閉めてしまう方や書類を突き返す方、忙しいのに何で来るんだと敵意むき出しに食ってかかる方、国勢調査って何のことですか?私は職業上調査対象ではないはずですという方・・・・(オジサン何をしているの?と尋ねてきた近所の小学生の方がよく知っていました「家にも来たし、先生も国勢調査があるって言っていたよ」と。)
セキュリティのかかった大規模マンションでは6割近くが不在・・・・一件が鍵を開けてくれても当然他の部屋には立ち入れません、またインターホンから始める・・・大変な繰り返しです。
先ほどのマイナンバーのこともあります、やはり、そろそろ方法を変えるべき時がきているのは確かですね。一人暮らしのご老人など半数近くのお宅で、ネットは出来ない、会社でしかPCは使用しない、スマホも持っていない・・・と言われました。また手書き記入の調査書を配布しに行かなければなりません、つまりネット回答と言っても、今回の方法は昔ながらの方法の延長線でしかありません。本当に変えるならもっと根本的なことを検討してはどうでしょうか?
ところで、ネット回答はごく簡単に済みます。皆さんは是非ネット回答をしてください!
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