ラヂオ惑星モルファス

ユーグ・オーフレィ・・・Dès que le printemps revient

1964年のユーロビジョンソングコンテスト、フランス語で歌われた「フレンチポップス」の続き。前回に書いた通り、この年は何といってもジリオラ・チンクェッテイの「夢見る想い」が圧倒的な優勝を飾った年。
シャンソンとカンツォーネ・・・(どちらも「歌」という意味に変わりはないが)素人の分類で行けば「語りのシャンソン」「歌のカンツォーネ」とでも言うか・・・。音楽としての力はカンツォーネの方が圧倒的に強いが言葉を詠唱するのはシャンソンであろうか。
ユーロビジョンソングコンテストの特質上、いかに優れた音楽を持ってきても(イタリア語はイタリア1国)、フランス語グループ(フランス、ベルギー、ルクセンブルグ、モナコ、スイス)のナショナリズム(の票数)には勝てない。しかし、さすがにこの年の「夢見る想い」は圧倒的で、ベルギー、ユーゴスラビア、ポルトガル、イギリス、オーストリア、フインランド、ルクセンブルク、オランダの8ヶ国が 満点を投じ、ジリオラ・チンクェッテイは歌唱後の挨拶が許されたが、ユーロビジョン・ソングコンテスト史上唯一無二であった。まさにこれが「歌の国」イタリアの実力躍如といったところか?

対抗するフランス語圏は前回取り上げたラシェルのほか、ルクセンブルグがユーグ・オーフレイ、モナコはロミュアル、ベルギーはロベール・コゴワが出場しているが、(個人的には)ユーグ・オーフレイ以外はジリオラ・チンクェッテイの足元にも及ばない。(・・・多分フランス贔屓のシャンソンファンからはブーイングかな?・・・)

なので、大好きなユーグ・オーフレイの曲を!この曲は素晴らしい!



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