季節外れの焼きいも

これも5月の終わりごろの話だけど、
そんな時期に焼きいもを焼いた。

見ての通り石油ストーブの上で。
こういうのがファンヒーターやエアコンでは出来ない芸当。
古いとか危ないじゃないんだよ。
冬場は煮物などのもうひとつのコンロなのだ。

でもこの時期なんで！？？？

灯油を残したままひと夏超えるのはダメなのだ。
灯油自体も劣化して火は付くけど機器に良くない。
機器自体も灯油を燃やし尽くしてやらないと、
火が付く部分、グラスファイバーが黒くなり、
すすなどが出やすくなるし、完全燃焼しづらくなる。

そんな悪いことだらけなので、灯油の持ち越しは出来ない。
だから使い尽くすのだ。
もう完全に使わない時期になり、雨などを避けて、
室内では地獄なので外で炊くのだ。

その際にこれまた季節はずれな1週間ほど前に人から貰った
痩せたサツマイモがあったので、甘露煮や天ぷらなどで
使いそびれて余った1本を焼きいもにして灯油を使い果たしたのだ。



じっくり1時間ぐらい焼いたか。それ以上か。
甘くていい臭いが立ち込めていたので
焼けているのはそれで判っていたが、なんとなく。
その途中には娘も帰ってきて、その香りに釣られて顔をだし
いい匂い！焼きいもだ！とテンションが上がった。
痩せてるけどなかなかいい感じに焼きあがった。



カットしたらこう！
痩せた割にはいい色の黄色でしっとりしてる。
もっとパサパサだと思ったよ。
なので意外と美味しく、時期はずれにしては上々の味だった。