【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

U-20女子W杯 Semi-Final JAPAN vs GERMANY

2012年09月05日 20時59分46秒 | サッカー日本代表
結論から言うとやっぱりな。この言葉しかない。
この日の開始前に知人と話した。
勝てますかね?と聞かれたので、勝って欲しいのは山々だけど無理。
・・・でも勝って欲しい。といった。

その通りの勝ってほしいと言う、勝利は希望的であったとおりに遠かった。
ドイツはA代表で見てもランク2位で日本は3位と上位。
しかし1つしか違わぬ相手なら、拮抗した試合が当たり前で、
勝つ可能性も負ける可能性も同じくらいで、ボール支配率も同じくらい、
2-1や1-0などのスコアがイメージでき、点が随分入った試合だったとしても
3-2とか派手な場合に4-3とかになるはずで、ドローでPKも大いに想定できる。
でも0-3での敗戦。
日韓戦が前半に得点が入って後半は入らなかったのとまるで同じだが、
でも3-1での勝利と0-3での敗戦と雲泥の差。
まして今大会このドイツが一番強い戦いを展開していて、
予選でもランク1位の米国を3-0で完封して居たし、
ここまで失点がないことが素晴らしすぎる。
このチームメンバーではないけど、昨年のW杯のときに最も警戒したのが
ドイツだと言った事は事実だが、こういうことからだよ。良く解ったと思う。

さらには米国とは良くマッチアップしていて慣れていて
相手のことを良く解っているから攻略がしやすい。
そこがランク1位でもまだ戦いやすい相手だと言えて、
イングランドにもイタリアにもまだ未勝利の日本は
北欧には慣れて勝てるようになり、先般フランスには勝ったが
ドイツにはそのW杯で丸山の劇的なゴールで1-0で勝ったとしても
それが奇跡であってまず勝てないはずの相手だった。
勝つにはそれこそどうにかドローに持ち込んでのPKしかないと思っていた。
さらにはその日本の勝利でドイツは五輪切符を失った。
UEFAはこのW杯の上位2カ国に五輪切符を与え、
翌年のイベントにいちいち予選を行わなかったので、
その五輪出場は開催国の英国とフランスとスウェーデンになってしまったのだ。
そんなことになったのも日本のせいであって、
世代は違えどリベンジを果たすには是が非でもと言う相手だった。
そんな気持ちをどこかで抱えて、雪辱を晴らしに掛かってくる相手を
ただでさえ凄いのに、あまりにも立ち上がりからボーっとしすぎた。
相手の戦いはここまですさまじいものがあっただけではなく、
そんなW杯のリベンジの念があったことを加味しないといけなかった。

まぁ厳密にはW杯直後にはアルガルベ杯があって、
そこで日本とドイツは、初めて米国を90分で下した日本が決勝に進み
W杯で勝った相手に怪気炎も上がったが3-4で負けて準優勝だった。
それでもそのときはA代表は1点差負けだったのに3点差完封負け…。
で、ここでW杯のリベンジしてんじゃん!!というところだが、
まだ五輪出場権を逃したことが残っているではないか!!
これがA代表で無かろうが日本は日本。
ランクはすぐ下でも、力差が圧倒的に違うチビにガツンと
言わせてやる!!!!と思っていたのは間違いないだろうと。
選手たちにはそんな意気込みで来る相手だから、
最初から集中して行け!必ず出鼻をくじいて先取点取るぞ!
恐れず当たっていけ!ぐらいなことを徹底的に理解させるべきだった。
それなのに監督も選手もことごとく面食らったと言うセリフでは、
お前たちは試合のビデオを見て解析や分析をしないのかい!!!?!?と思った。
してたらそんなセリフは出るはずが無い。そこががっかり。
単純にいつも苦しめられるランク1位の米国を完封したチームと思えば
それは相当研究して当たり前じゃないか!?
それが自分たちのやってきたことだけで、いつもの自分たちで
どこまで出来るかって・・・これテストマッチじゃないんだよ!?
本番なんだよ!!世代最高峰の本番中の本番だよ!!!?信じられない。

日本の男女は若い世代は中盤は随分うまい選手が大勢育ったが、
FWも危機感からそこそここれまでよりはうなづける選手も居る中で
共通してDFがダメすぎる。CBもSBも。
特に悪いところは無かったが、浜田は元々FWでコンバート。
この年代だとどのくらいやっているのかわからないが、
野球で言うと有名選手はみんなピッチャーだった。
例えば清原も王もイチローも。
それでも野球はプロ以外は投手でも打撃力を求められるし、
その打撃の1つの駒としても期待されるからその練習もするし、
だからこそピッチャーで4番など良くあることだが、
それだけにコンバートが簡単と言えば簡単。
投手としてそのままプロに行けば、打撃練習を殆どしなくなり、
投球に特化していくだけで、それを投手としては見切りをつけても
それまでやってきた打撃のほうに力を注ぎ、投球は練習しなくなるので
何も問題はないのだから。例えば金村とかがそういうパターンだった。
でもサッカーのそれは特性が違いすぎるので、
最初からSBとして、CBとしての英才教育も必要だよ。
男女ともそこに問題が大きく残っていて、
見た目ではマークが甘いから失点している。
ゾーンじゃないんだから、マンマークを徹底しないと
フリーにさせるほどに点も取られるに決まってる。
それだけボールウォッチャーになりがちだった。
もう少しマークする相手を見ていれば、そうはならなかったかもしれない。
相手がボールに集中しているんだから、その相手を見て
ボールの動きを察知できるようにならないといけない。

そしてドイツは田中陽子と猶本を主に潰しに来ていたな。
そこのプレスは早いし人数掛けてくるし直ぐ取られたり潰された。
あまり笛を吹かない主審だったこともフィジカルに劣る日本には厳しかった。
それでも恐れずにぶつかっていって、倒されて倒されて倒されてを
繰り返していかなければならなかった。
厳しい要求だがその勇気が足りなかった。
見ていてボースのコースには入るが、誰もボールに行かなかった。
それはクリーン宣言された試合だからではなく、
恐れていて行けなかったようにしか見えなかった。
ドイツなんて宣言してもあれだけ潰しに来ていたのに。
それでいてカードも貰ってないんだから、日本ももっと当たりに行って、
当たり負けして倒れまくればよかったんだ。
あまりにも倒されまくって酷いと思えば笛も鳴る。

そして体力的に疲れる展開になってしまった不幸もあるが、
パスが押し上げられないから回らないじゃなく、
パスコースに動かなければ無理に決まってる。
このレベルの相手には、パスを出したら相手が動き出すので、
それとほぼ同時に新たに開いたパスコースにすかさず動いて
ダイレクトパスで繋がるぐらいの早い顔出しが必要だった。
殆どそういうことは無かった。それではただ体格差とテクに負けて取られて
防戦一方になるのは当たり前。
確かに相手もボールタッチが凄くうまくて、ミスらしいミスが無く
良くあんなパスを納めたなと思う場面もあったけど。

ということで、いつも言ってる1・2と3位以下との差が凄く大きく、
7位以下ぐらいからもまた差が大きいと言ったことが
2位と3位の戦いである日本vsドイツ戦で良く解ったと思う。
これをリアルに2位と3位の戦いなんだと言うように埋めていかないとならない。
そしてこの世代のこの活躍を見れば、差は縮まっているので
確実に1位は近い将来ドイツになる。米国も実は少し落ちてるし。
なんにしても3位決定戦のナイジェリアは、知らんアナウンサーが
ここは勝てると思いますといっていたが(笠井さんかな?)
ナイジェリアはアフリカ最強といっても過言ではなく、
若い世代ほど強い印象が常にある。
そしてこのドイツと唯一0-1で負けたことから
ドイツ同等の相手を思わないと簡単にまた失点しまくって負けるよ。
単純にアフリカ勢の速さは持っているだろうし、
ニュージーランド戦、ドイツ戦の1失点目は共に
カウンターの縦一本。まるで永井にやられたような気分で。
そんな攻撃が中央からもサイドからもガンガン来るんだよ。
対策をしないと6-0とかで負けて帰ってくると思う。
最後有終の美を。韓国も3位経験があり北は優勝している大会。
アジア最強を自負するなら、この3位は絶対取らないといけない。

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