上海マスターズ3回戦 錦織 vs. アンダーソン

更新できなかったので、簡単に。

楽天でのペールに敗戦に続き、上海でも嫌な負けを喫した。
ペールほど格下ではないが、これまで負けたことない相手。
そのアンデルセンに（個人的にそう呼んでる）負けた。

まぁランクの印象は20位でこぼこなので、
それが10位とは随分そこそこ勝って力付けて上がったんだと
そのようには思ったが、互いにいいテニスをしての粘り負け。
キラーショット的なものが光ったと言うよりは、
錦織のほうがミスが出て、相手は殆どなかった。
それがここ一番で出してしまったのが錦織。

互いに少なからずミスが出る程度で
ブレークポイントすらなくキープ合戦。
タイブレーク必至の展開。

その通りのタイブレークになり、
ミニブレーク奪取から始まったのに、
ミニブレークバックを直ぐに許し、
以降激しく一進一退でセットポイントも握ったが
最終的にミス連発で10-12で奪われた。

2セット目はもっと致命的にミスが出て、
4-4まではキープ合戦だったが、
ついに第9ゲームでブレークされる。
しかし第10ゲームはおそらくチャレンジ成功だっただろう
アンデルセンのそれは珍しくシステムトラブルで
チャレンジが確認できず、錦織のポイントとなった。
それで調子を崩したのかラブゲームだったか15-40からか
とにかく圧倒して即ブレークバックした。
もっともサービングフォーザゲームだったため、
そうしないとそこで終わっていたわけだが。

その後キープキープでまたもタイブレーク。
第12ゲームは行けそうな瞬間もあったがきっちりキープされた。
そしてこのタイブレークこそミス連発。
0-5になってからもうダメだと言う相手のサーブ2本を
リターンエース連発で、読みも当たって吹っ切れたからだが
そのひらめきと大胆なショットは時既に遅しで、
そんなショットはいくつも続くわけもなく、
続くサービスでは1つはキープしたが、
2つ目はミニブレークされ決められた。


突破すれば全仏のリベンジで次戦ツォンガだったのに。
そしてこれでナダルに抜かれて7位にランクも後退。
ファイナルに向けて予定する後2試合ミスは許されなく
逆に守りのテニスでミスなので強気の攻めも必要で
それこそ強いメンタルが要求される。