言葉というのは不思議なもので、同じ日本語でも、言葉を扱う人によってその性格をガラッと変える。
この人の言葉は、強い。
この人の言葉は、美しい。
この人の言葉は、かっこいい。
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たぶん言葉を受け取る側によっても、その感じ方は様々だろう。
言葉を巧みに使える人に強いあこがれを抱く。
同じ感情でも、言葉次第でが伝わり方に天と地ほどの差が出る。
言い回しや、言葉の選び方、接続詞。
言葉には、その人の精神が宿る。
なぜだか知らないが、言葉を見たり聞いたりしてドキッとすることがある。
感動することがある。涙が出るほど。
僕が目指す言葉。
そこには、ただひたすらに自分の感情が溢れ、人を感動させるような、動かすような力がある。
からだの芯に響くような、強い衝撃がある。
裏表や屈託がない。
そんな言葉を紡ぎだしていきたい。
エッセイストや、物書きは、どうやって自分の言葉を作り出していったのだろう。
今の学校では、人の心を揺さぶる言葉の選び方、文章の書き方など教えてはくれない。
きっと試行錯誤の繰り返し、相当な努力の積み重ねがあるんだろう。
自分はまだまだ、自分の思い描いた通りの言葉を紡げてはいない。
日々精進。
あらゆる言葉に触れ、自分にしか紡げない言葉を形作っていきたい。