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「コロナは風邪と変わらない」と主張していたトランプ大統領、実は2月の段階で「コロナは致死性の最大脅威」と認識していた!国民には虚偽の説明 ワシントン・ポスト 暴露本

2020-09-10 18:14:27 | Weblog
【ワシントン】トランプ米大統領が、新型コロナウイルスの感染拡大を早い段階から深刻な脅威と認識していたことが明らかになった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が9日、近く出版される同紙の著名記者ボブ・ウッドワード氏が政権の内幕を明かした著書の内容として、同氏とトランプ氏のインタビュー録音とともに報じた。
◆「ウイルスはすぐに消える」と話していたが…
 トランプ氏は米国での感染拡大当初、「ウイルスはすぐに消えてなくなる」などと危機を矮小わいしょう化していた。報道が事実なら国民に虚偽の説明をしていたこととなり、初動の遅れが感染拡大を招いたとの批判がさらに強まるのは必至だ。
 ポスト紙によると、トランプ氏は1月28日、オブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)からウイルス感染に関して「任期中、最大の安全保障危機に直面する」と報告を受けた。続く2月7日にはウッドワード氏に電話し、状況が公表内容よりもはるかに厳しいことを説明。「(ウイルスは)空気を吸い込むだけで感染する。とても繊細で油断ならない。活発なインフルエンザよりも致命的だ」と述べたという。
◆インタビュー録音で「事態を軽く見せたかった」
 しかし対外的にはトランプ氏は当時、「ウイルスはすぐに消えてなくなる」「政府は完璧に制御している」などと説明。3月19日にはウッドワード氏に、「(事態を)軽く見せたかった」と認めた上で、「(国民の間に)パニックを起こしたくないからだ」と理由を語った。
 ウッドワード氏は昨年12月から今年7月までに計18回、トランプ氏にインタビューした。7月の最後のインタビューでは「ウイルスは私と全く関係ない。私は悪くない」と述べたという。
 トランプ氏は9日、ホワイトハウスで記者団に改めて「パニックを起こしたくなかった」と、事態を矮小化していたことを認めた。

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