金持ちおばさんの教え☆お金に好かれる人間になるために
今から20数年前
中学2年のキラリはクラスメイトのM子の家に
半年ほど居候していました
M子の家は中小企業の金型屋で
バブルの時代もあって従業員は20人
一階の工場は隣の3階建ての建売一戸建ての
6軒分もあり 2階の住居は
大きなレーザーカラオケセットと
カウンタバーのある事務所
中庭を通ってM子家族の住居
18畳のリビングに3姉妹各部屋6畳が3つ
そして社長のおっちゃんおばちゃんの主寝室
そしてお客が泊まってもいいように奥の畳の部屋12畳
そしてリビングのTVは・・・・・
畳のように大きかったのを覚えています
毎週ベランダで焼肉パーティを開催し
そこには近所の行きつけのスナックのママさんや
酒屋のおじさん そして工場の職人さん達
が陽気に歌ったり おどったり
なのでM子やキラリ達ももっぱら晩ごはんは
そのパーティ料理でした
中学生のキラリにはまるで
夢の世界のようでした
そして いつも宴会も盛り上がっているころに
おばちゃんはそっと娘の友達キラリ達と
別宅のリビングで一人でお酒を飲みます
おばちゃんは本当は宴会とか騒がしいのは
好きではなのかもしれないと
当時のキラリは思っていました
おばちゃんは背が高いM子とはちがって
背が低く ずんぐりとして頭はパンチパーマ
身なりはこざっぱりしていますが
優雅さにはかける
忙しすぎて服装にかまっている暇はないのだろう
けど 豹柄のスパッツにはこだわりがある
典型的な関西のおばちゃんでした
そしてふと以前酒屋が支払いに来たときに
見た光景で
おばちゃんの財布が小銭と札とに分かれていて
二種類の財布を持っていることに疑問を感じ
おばちゃんに聞いてみました
するとガサガサの職人の手で
小さなグラスに残っているビールを
おばちゃんはくーっと飲み干し キラリとM子にこういいました
「良い機会だから
今からお前達にお金の話をしよう
お前達が一生お金にこまらないようにね 」
キラリはまるでサーカスが始まる前の子供のように
ワクワクしました
だっておばちゃんの話はとても面白くてためになるのですから
「世の中には 一生お金に苦労する人間と
お金にまったく苦労しない人間と二種類いるんだよ
その違いは何かわかるかい? 」
M子とキラリは顔を見合わせて
首を振りました
キラリもさっぱり分かりません
ただ 漠然とお金に苦労するような人間は
キラリの父のような人種ではなかとこの時は
思いました
「お金はね
自分を大切にしてくれる人の所に集まるんだよ
本当はお金というものの価値はとても
不安定なんだ
それはお金を使う人の心によって お金はよくも悪くもなるんだよ 」
おばちゃんの言うことを聞きながら
ざっくりとキラリは自分の父のことを思っていました
父はよく
「金は汚い 」
と言っていました
ですから当然キラリもお金は汚いもので
沢山持つと人から騙されたりして
良いことなないと思っていました
しかし このおばちゃんは
お金は価値中立的なもので
使う人の心によって良くも悪くもなるというのです
「お金は一生自分に付きまとっていくわけなんだ
だから いわば自分の
「家族」なんだよ
そしてお金を住まわせてる所 」
おばちゃんは二つの自分の財布をキラリ達の
前に差し出し言いました
「財布がとても大切なんだ 」
おばちゃんはキラリ達に
自分の財布をもってくるようにいいました
キラリさん http://www.blogmura.com/profile/00854994.html
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