golden days

nonsense sentence contents and fictional experiments

210624 たたかう

2021-06-24 | Weblog
母の父、100歳まであと3年でこの世を去った私の祖父との話。

晩年会いに行った時に、祖父が「仕事はどうだ、たたかっているか?」と聞いてきた。
「まぁ、それなりに頑張っているよ」とその時は答えたけれど、
今から思えば「戦っているか?」よりも「闘っているか?」の方だったのだろうと思う。
その場の雰囲気的に、文脈的に。

「戦う」は相手がいて勝ち負けを競う場合、
「闘う」は困難や障害など目に見えないものに立ち向かう場合、
と漢和辞典にある。
そう、祖父が言っていたのも後者な感じ、「自己と闘う」的な。

そのやりとりを思い出して、究極的には「自己と闘う」ということは、
死するまで続くことだと祖父から教わったと思える。
遺伝子もさることながら、精神性においても引き継いだと。

それにしても「自己と闘い」続けることは、日常的には結構難しい。
そんなにストイックにはやってらんねーわと、疲れる時もある。

だけどこの歳にして、半ば諦めていたようなことにチャレンジできる可能性が一瞬でも見えた時に、
気持ちの思うままに一歩踏み出してみてもいいかなと思えた時も、
「自己と闘う」場面なのかなと思った次第。
そこから、新しい世界が広がる感覚を得るかもしれないという期待と好奇心のもと。

今宵はなぜか、爺さんありがとう、な気分。
何がきっかけになったかは、知らんけどw

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