山本亭

柴又に来ると必ず立ち寄る山本亭です。
この建物は、地元ゆかりの山本工場(カメラ部品製造)の創立者である山本栄之助翁の自宅でした。
伝統的な書院造りと洋風建築を複合した和洋折衷の建物と、純和風の庭園とが見事な調和を保っており、
その文化的価値は、国内はもとより海外においても高く評価されています。


玄関。


<居宅>
和室6室のうち角部屋にあたる床の間、違い棚、明かり障子、欄間から成り立つ伝統的な書院造りです。
家全体を取り巻く廊下は、天井が数寄屋風で、自然光を意識した大きなガラス戸やガラス欄間で包まれています。

この日は、陶芸展を開催していました。








<鳳凰の間>
邸内で唯一の洋間であり、昭和初期独特のデザインです。



<浴室>



<主庭>



<長屋門>
通路の両側にある3畳ほどの袖部屋は、門番が常駐し、客人のお付きの人、人力車の車夫などが控えていたとされています。



<防空壕>