真鹿子の真鹿不思議歩記

真鹿子は真鹿子であると同時に馬鹿子!馬鹿子で無くなると真鹿子で無くなる生粋の真鹿馬鹿子であり!永遠に真鹿馬鹿子!&野生人

光の糸 編みし天使の白き羽根

2010-08-28 23:42:02 | 俳句
『光の糸 編みし天使の白き羽根』(真鹿子)





ただいまベランダでは蜘蛛が増殖中、つい2,3日前までは、10匹ぐらいだったのに、今は12匹ぐらいになっている。いったい、どれぐらい殖えるんだろう。


あちらこちらで巣をはって、微風にゆれながら、ひたすらジーッとしている。





うっかり、私の小指あたりが巣の端っこの糸に触れてしまったりすると、蜘蛛くんもろとも巣全体に電気がはしったように、小刻みに震えたりする。不思議な光景♪


巣にはいくつかの白っぽい脱け殻もぶらさがっていて、脱皮を繰り返している様子。“大きくなるんだぁ”(@_@;)小さなベランダだし!!わたしが食べられてしまいそうなぐらい、大きくなると、わたしもちょっと怖い。そこんところ、よろしくお願いします。


だけどハエや蚊がいなくなったような気がする。ベランダの向こうは草むらだから、いつもならこの時期にベランダにいると、おでこから頬っぺた、足の指先にいたるまで蚊に刺されて、ボコボコになるんだけれど、今年はさほどでもない。ハエや蚊、お気の毒だけど蜘蛛くんたちのごちそうになってるのかな。





ベランダの上の方にも巣があって、お日様がキラキラしている。





光の糸で編まれているみたい、携帯のカメラをカシャカシャしていると、


白くて小さいな羽根が、白光りしてふわふわと横切っていった。





私はとっさに天使だ!と直観した。天使の羽根の抜け毛、じゃなくて、抜け羽根は、異次元に吸い込まれたかのように(草むらのなかの異次元ホールかな)、すぐに見えなくなった。





このあたりに、天使がいるんだぁ。たとえ白い鳥の羽根だとしても、わたしが天使の羽根だと直観して感動している時は、わたしにとっては天使の羽根と同じこと、たしかに天使のきらめきと清々しさを、今も感じている。





おまけに可愛い蛾のお客さんも、葉っぱにお立ち寄り。無垢な触角といい、愛くるしい目といい、なんてかわいいんだろ。きみは妖精じゃないのと、あんまり異常接近したために、草むらのほうに飛んでいった 。変なのがいる、オバケみたいなのがいる要注意スポット、二重丸◎として、このあたりの蛾の世界で、マークされているのかもしれない。





つかのまの、ささやかな喜びではありますが、今日もすばらしくいい日でした。皆さまの明日も良き日でありますように、いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。感謝∞





遠近感がトンチンカンな雲の子♪

2010-08-20 06:52:59 | 日記
遠近感がトンチンカンな雲の子





遠近感がトンチンカンな雲の子は


変幻自在な雲だけど


寝ぼけまなこでひょこたんと


綿ぐもぶとんのベッドから


降りるととつぜん急降下


朝焼け空から飛んでゆき


秋の野原のかたすみで


小さな蜘蛛の巣みつけたよ




遠近感がトンチンカンな雲の子は


変幻自在な雲だけど


雲と蜘蛛ともトンチンカン


そうだぼくはくもなんだ!


こういう時こそ役に立つ


遠近喪失パワーハンドで


空から虹をもってきて


虹の蜘蛛の巣つくったよ





遠近感がトンチンカンな雲の子は


変幻自在な雲だけど


今では巣づくり名人で


虹色ロープのブランコや


虹色ネットのトランポリン


空と野原を行き来して


雲の蜘蛛ぉ!? 蜘蛛の雲ぉ!?


くものこみんなでわらったよ




(真鹿子)








生来わたくしは、何ももっていない。


このからだでさえ、森羅万象から


無償でお借りしている。


いまにもほどけそうな


小さなな原子の集合体、


隙間だらけの人型の集合体である


そのように、無一物のわたくしですから、



暮らしは、“その日暮らし”というよりも、


もう“その瞬間暮らし”といってもいいような暮らしですが、


元気よく働かせて頂き、


無一物中無尽蔵のただなかで


すがすがしい時間も過ごさせていただいています。


これもすべて森羅万象からのプレゼント、皆様のお蔭と深く感謝しております。いつも有り難うございます


(真鹿子)


虹色の 網あむ蜘蛛の 残暑かな (真鹿子)

2010-08-14 03:28:51 | 俳句



『虹色の 網あむ蜘蛛の 残暑かな』(真鹿子)








白光りの変幻自在な雲が、

あんまり気持ちよさそうに

西から東へと青空を流れて行くので、

雲を見ようとベランダにでると、

くもはくもでもむしへんのくも、

虹色の蜘蛛と目が合った。

ひょっとすると、

遠近感がトンチンカンな雲が、

東に向かっているつもりで

我が家のベランダに紛れ込んでしまい、

パニックの拍子のカモフラージュで、

蜘蛛に擬態してしまっている、

雲の蜘蛛かもしれない。

もしくは、よくいるふつうの蜘蛛だとおもうのだけれど、

光線の具合かしら、蜘蛛の巣の網が虹色に輝いて美しい。








蜘蛛もまた繊細な手足の根元の方はコバルトブルーで、手足の先の方は黄金色、目は赤く、全体的に淡くカラフルで虹っぽい、綿菓子みたいとけてしまいそうだ。





虹色の蜘蛛くんと出会って、勢いづいた私の顔面が、蜘蛛くんに異常接近したために、蜘蛛くんは少し驚き緊張して、身構えた形になったけれど、握手をしようと、蜘蛛くんの手足に触れた時には、握手が成立♪





軽く右手のなかの1本を挙げて、会釈までしてくれたように感じられ、その一瞬の仕草がいじらしく、もう一度♪もう一度♪と握手をせがんだために、困惑をした蜘蛛くんが、八本の手足の順序を間違いもせず、器用に手足を動かしながら、ひょこたんひょこたんと逃走を開始、美しい網の網目が、一部分乱れてしまった。





ついつい夢中になって暴走してしまう私のせいだ。握手は一度に何回もするもんじゃあないんだよね(反省(*_*)でも、蜘蛛くんはまだ網にとどまっていて、網の修復作業に取りかかっている。なんて寛大な蜘蛛くんだろう!どうぞいつまでもず~っとご逗留くださいね。そしてまた、時々握手をお願いします^-^








『虹色の 糸噴き踊る 蜘蛛の宴』(真鹿子)



“ひまわりまなこさん”

2010-08-11 05:30:18 | 日記
このあいだの土曜日の午後、


神戸のJR三宮駅から、


1キロメートルか?2キロメートルぐらい東の道ばたで、


ひょっこり“ひまわりまなこさん”と出会いました。

私が帽子をかぶって、アームカバーをして、


普通に歩いていると、


“ひまわりまなこさん”は、黄色い花びらのまつげでパタパタと瞬いてから、不思議そうにわたくしを見つめるのでした。


きっとひまわりまなこさんを不思議そうに見つめているわたくしが、投影されているのだと思うのですが、

「ひまわりまなこさんこんにちは!ひまわりまなこさんから見ると、わたしってずいぶん不思議に見えるのでしょうね。」


「不思議というより、突然変異の糞転がしでしょコンニチハ。」


きたきた、いつだったのかしら?花隈の竪琴の名手、雪柳ねいさんから、「あらあんたって、カメムシなのにボインチャンねぇ♪」なんて言われたことある。ボインチャンって死語だし、エメラルドグリーンのカメムシは綺麗だけれど、なんだかセクハラっぽい。でもたぶんほめられたんだとおもう。今回もほめられたのかなあ。


「ありがとうございます。たとえ、突然変異の糞転がしだとしましても、フンコロガシといえばスカラベ。スカラベといえば、古代エジプトでは、再生と復活、不滅の象徴として崇拝され、太陽神の化身として崇められている神聖なる昆虫、聖なる甲虫ではありませんか、そういえば“ビートルズ”も神聖なるフンコロガシ、太陽神の化身かもしれない。日本でも大昔、フンコロガシは、“聖玉押し黄金色”と尊ばれていたらしい。フンコロガシって世界中で、神聖とされている虫なんだ。」


それにわたくし自身は、フンコロガシの生態の研究成果が、宇宙開発関連やエコ関連などに大いに貢献できるであろうと、期待をしているので、そのような偉大なフンコロガシと思ってくださって、勿体なくも畏れ多くも、光栄の極みでございます。でもひまわりまなこさんだって、かのインカ帝国では太陽神の象徴、太陽の花と敬われていたそうではありませんか。わたしたちって、太陽神お導きの超強力なご縁で、結ばれてばれているようですね。





「絶対に!!そう思う。このあたりは犬猫の糞でいっぱいだから、お願い!突然変異の糞転がしさん、そこの糞!転がしながら帰ってちょうだいね。さよなら。」





というわけで、突然変異の糞転がしは、えっちらこっちら猫の額ほどの庭に帰ってきたのでありました。糞転がしの庭では、今年も小さなひまわりが、元気過ぎるぐらい咲き誇っています。





今まで、どの種類の花も、これといって手入れもしないのに、どうして元気よく開花するのだろうと、不思議に思っていたのですが、どうやら糞転がしの習性のようなものが、意識の奥のずうっと奥の方に、果てしなく広がっている未開拓な意識の沃野で、無意識的に働いて、こちらの方にコロコロと転がしてきた、“糞玉のパワー”が、植木達の肥やしになっていたのではないかとも考えられます。




今年も小さなひまわりの姫君たちは、秋が終わっても、六甲おろしに吹かれながら、きらきらと綺羅星のように咲いていることでしょう。



夏空に 秋点描の うろこ雲 (真鹿子)

2010-08-08 12:27:37 | 俳句

『 夏空に 秋点描の うろこ雲 』
(真鹿子)








立秋の当日、神戸の空は曇っていて、青くはありませんでしたが、立秋のまえの日も、そのまえの日も、朝は雲ひとつない透き通った青空で、蝉時雨のなか、お日様は、コロコロと輝くプラチナゴールド!なのでした。








昼下がりになると、ベランダの空からはお日様も見えなくなって、これこそまさしく秋の風。すこし風が吹いてきました。次に空を見上げると、真っ青な空にうろこ雲!秋のシグナルうろこ雲です。





あぁ、このままずーっと見つめつづけていたい。








アイスクリームの帽子をかぶった

マリンブルーソーダ水のなかで

クリオネみたいに

泳いでいたいよ

などと、能天気な私はついそんな風に空想してしまうのですが、プランクトンであるクリオネくんも、常にどこからかパクリと食べられてしまう危険と背中合わせですから、なかなか大変です。でも、クリオネくんからそのような危機感は、微塵も感じられません。ただただ翼をはためかせ、浮遊ダンスで漂っています。
食べ物といえば、同類のミジンウキマイマイしか食べないそうですが、どちらも遊泳力が微力で漂っているわけですから、遭遇する機会も少ない場合もあり、出会った瞬間は、張り切ってしまうクリオネくん、頭をパカンとあけて長い触手を花のように開き、気の毒なミジンウキマイマイくんを捕縛しようとするのですが、運悪く(ミジンウキマイマイくんにとっては運良く)逃げられてしまった時には、キョトンドキマギと左右に動揺するクリオネくんですが、追跡という行動は知らない様子。運よく出会って、捕食できれば、それでラッキーというなんともおおらかな食生活。それというのも飢餓状態に強く、一度捕食できれば、半年から一年間ぐらいは、何も食べなくても生命が維持できるエコタイプ!?どういう仕組みになっているのでしょう。やはりただものではないクリオネくん。流氷の天使、妖精ですね。もちろんミジンウキマイマイくんも妖精です。私としましてはミジンウキマイマイくんにも興味津々。
注目しています。