暖かな陽気に誘われ、JR駅の近くに買い物に出た。今日は南風が強く吹き、帽子が飛ばされそうだと帽子を深く被って歩いていたのだが、ちょっと気を抜いたときに、ピューッと一拭き、帽子が飛ばされ、飛んでいってしまった。「あれ、まあ・・・」と一瞬、気付いたときには帽子が駅のバスロータリーの方へと飛んで行ってしまった。
買い物を済ませ、念のためバスロータリーの方に回り、帽子が落ちていないかと探してみると、路面に帽子が落ちているのが見えた。しかし、取りに行こうにも、危険防止のための少し高い柵があり、取りに行けない。周りを見渡すと、ロータリーの車道側に警察官の姿が見えた。「すみません。あの帽子が欲しいんですけれど・・・」と声を掛けると、「取ってきてあげるよ!」と軽い調子で、帽子を取ってきてくれた。まだ若くてきびきびとした如何にも好青年だった。「ありがとう!」と言って、帽子を受け取り、その場を離れ、喫茶店に行くことにした。
喫茶店は、去年開店した「コメダコーヒー」。何でも本店は名古屋にあるらしく、ファミレスのように軽食が置いてあり、コーヒーなどが飲める。座席がボックス風で、椅子の背もたれが少し高め、ゆったりと座れる。最近、人気、急上昇中で、出店数を延ばしているようだ。名古屋の人は餡子が好きなのか、餡子を使ったメニューがたくさんあった。「小町三姉妹」と言って、葵=小豆+コーヒー、菫=小豆+ミルク、桜=小豆+ミルクティというのがメニューに載っていた。とても私の頭では処理しきれないメニューなので、それはやめて、ホットコーヒーを注文、一服して帰ってきた。
今日の外出、駅の警察官の好青年のおかげで、気分良く終わって帰ってくると、例の「待ちぼうけ」の警察官がブスッと立っていた。同じ警察官、どうしてこんなに違うのだろう?月とスッポンではないか・・・・・。まあ、いいか、世の中色々な人がいるんだ。