2020年7月21日、コロンビアのカリで、国立食品医薬品監視研究所(INVIMA)が認可した医薬品「イベルメクチン」のボトルが入った箱を見せる保健員(Photo by LUIS ROBAYO/AFP via Getty Images)
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イベルメクチンの新型コロナに対する治療効果は、人間を対象とした研究でも確認されています。
ブラジルで実施された大規模な観察研究(住民159,561人が対象)では、イベルメクチンを0.2 mg/kgの用量で15日おきに2日連続で投与したことで、オミクロン流行期における感染、死亡、入院のリスクが大幅に減少したことが示されました。この研究によると、イベルメクチン治療群は、感染率で44%、死亡率で68%、入院率で56%の減少が見られ、非治療群と比較して顕著な差がありました。
同じ研究設定での別の分析(88,012人が対象)では、150日間定期的にイベルメクチンを使用することで、新型コロナに対するさらに大きな効果があり、非使用者と比較して感染率で49%、死亡率で92%、入院率で100%の減少が確認されました。
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