「まあ、アトラクション（お楽しみ）が多いこと」（２０１１－０６－０２）
今は本当に大変な時代なのだろうか？
日本を千年単位で見ますと、過去にも戦争・飢饉・疫病による大量死・火山の被害・今回の大地震と同じ規模の大震災・津波による壊滅・・・
などなどと、同じようなことが繰り返し発生しています。
ただ、過去の時代よりも、より便利な時代に私たちは生きていますので、色んな意味でまだ恵まれているでしょう。
逆に言えば、非常に恵まれた平和な戦後を国民が体験しましたので、生活のアタリマエの基準が、過去のどの時代にもないほど最高基準に成ってしまったことが、辛さや不安感の原因となる皮肉（ひにく：逆転する意味）が在ると思います。
恵まれ過ぎるほど、逆に悩みも比例して増えるとは、古来からの人間の性（さが）なのでしょう。
先進国ほど自殺が増えている現実が、これを証明しています。特殊で自由の無い国を除きますが、貧乏な国ほど人々は陽気であり、子供も目が輝いています。
だからもし恵まれた中でも、すべてをアタリマエだと思わずに感謝を意識できる人間は、気持ちが一段高い境地だと思います。
葬儀屋さんの手記を読んでいましたら、ある依頼者のご遺体は、３０代なかばの有名商社マンが自殺した遺体だったそうです。
その遺体の男性は、身長が高く俳優なみの顔をされており、その奥さんも目を引くような美人だったとのことです。新築の家で静かに泣かれる奥さんを見ながら、葬儀屋の男性が遺体に対して思ったことは、
「俺は、お前と替わりたかったよ。ばかだな。」でした。
聞いた話では、その男性は他の女性を妊娠させたことを悔やんでいたようです。
すべてを予定どおりに歩んで来た男性は、現状の稀有な有り難さに気付けずに、すべてを捨ててしまったようでした。
どうせ必ず人生は、いつか終わるのです。慌てることは、ありません。
人類の意識の根底では、魂が永遠に続くことを全員が無意識に知っており、この世の物質や生活も同様に続くという錯覚と混同をしている悲劇が在ると私は感じています。
魂は永遠に継続しますが、この世は時間が存在するために、必ずすべてが変わって「行く」のです。
だから私たちは、あの世という変化の無い固定された世界から、この世の「変わる」世界をわざわざ体験しに来ているのです。
更に言えば、嫌な事や問題が起こることも、あの世で凄く体験したかった「変化」を現実界で体験している最中なのです。
あなたの深い意識は、この世の不幸に対しても嬉々としているかも知れませんよ。表面意識の「あなたは」、悲しいかも知れませんが。
あなたの魂は死ぬことが永遠に出来ませんから、安心して今の時を眺めて行きましょう。
いろいろと起こることにも楽しむ視点が持てれば、隠れていた有り難さにも気付けます。
そして、この世が時間限定の遊園地だったことを、あなたの魂は死後に知ることでしょう。また再度、遊園地に行きたいと思っても、そのチケットの抽選に当たるのか？抽選自体が有るのか？は分かりません。
だからこそ今の時を大切にして、この言葉と共に生きるのです。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
（感想）
人間は、自分の悩みをバカにしては生けません。
どんな小さな悩みも、自分のための一大事です。
しかし心の片隅では、他人との比較をして、悩む自分自身をバカにして苦しんでいます。
そうです、人間の悩みの大半は、自分の悩みが問題ではなく、無意識に他人との比較をする自虐（じぎゃく：自分をイジメる）の気持ちが苦しみなのです。
人間は、「他人との比較をしないで」、「他人を見なければ」、どんなに幸福に成れるのかを知りましょう。
幼児の頃が楽しいのは、他人と比較する自我が無いからです。
旧約聖書におけるアダムとイブも、「互いの」性の違いに気付いた頃から、局部を隠すという「隠し事＝秘密＝陰謀」が人類に始まったことを示唆しています。
つまり、男女がお互いを「比較した」ことが不幸の始まりだったのです。
魔界の大蛇が人間（アダムとイブ）に教えたことは、「比較すること」だったのです。
神様が比較することを制御している間は、地上に楽園が出現していました。
個々の魂が、年を取ることも忘れるほど楽しく遊んでいたのです。
しかし、大蛇が比較することを教えてからは、隠すこと、他人よりも勝ること、陰謀、・・・・自分を優先する自我が人類に大きく成長してしまいました。
だから、人類が比較心を無くすにしたがって、その個人から幸福が戻り始めます。
すべての人類が比較心をゼロにした時点で、地上に楽園が存在しています。
今から他人と比べて苦しむことを止めましょう。
病気が苦しいのも、周囲の健康な他人と比較して苦しんでいないでしょうか？健康ならば、あんなことも出来るのにと、今の病気の自分を見捨ててはいないでしょうか？
人間はこうあるべきだという世間の常識と比較して、苦しんでいないでしょうか？
他人を見なければ、今の自分自身を受け入れることが可能と成るのです。
もし、これが出来れば、本当に奇跡的な内在神からの癒しを自分自身に起こします。
他人を見なければ、病気なら病気の中で人間は楽しむことが出来るのです。
貧乏でも、他人と比較しなければ、今の中でも感謝するべきことに人間は気付けるのです。
他人を見ずに、自分を見詰めましょう。
勉強でも仕事でも発明でも、他人と比較している間は伸びません。その範疇に居るからです。
比較心がなくなれば、独走（独創）が始まります。
さて、静止軌道電子（http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/elec_3d.html）に乱れが起こっています。
これも、コノ世だけで心配できる大切なオプションであり、自分を試す余興です。
明日は早朝から感謝の気持ちを持ちましょう。無難に推移して行きます。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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