伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

難しいことよりも愛情が大切です

2012-09-28 11:46:30 | 老子の言葉

老子の言葉 第十四章

(独自の超訳)

私たちが見ようとしても見えないモノ、これを「見えないモノ」と名付けましょう。
耳で聞こうとしても聞こえないモノ、これを「聞くことが出来ないモノ」と名付けましょう。
手で触(さわ)ろうとしても触(ふ)れられないモノ、これを「触ることが出来ないモノ」と言いましょう。

見えない・聞こえない・触れない、この3つをそれぞれ別々に追求しても、その正体を決して理解することが出来ません。
なぜなら、同じ1つのモノ(真理)を指すからです。
この真理の上を見ても下を見ても、まったく同じなのです。
同じ1つの真理が、コノ世のどこまでも貫徹しています。
結局は、このようなことを名付けることが出来ないので、「無」としか表現が出来ません。
コノ世の真理である「無」とは形がなくて、お縄に出来るとらえどころが一切ありません。
だから「無」を、「最高の喜び」(恍惚:こうこつ)と私は表現します。

無という真理に向かって行っても、その頭も見えず。
真理に従っても、その後ろ姿さえも分かりません。
古来からの歴史の流れを見て知り、その上で今の社会を見ますと、見えてくる真理が存在します。
それこそが本当の真理の道なのです。

原文
「視之不見、名曰夷。聽之不聞、名曰希。搏之不得、名曰微。
此三者不可致詰、故混而爲一。其上不、其下不昧。
繩繩不可名、復歸於無物。是謂無状之状、無物之象。
是爲惚恍
迎之不見其首、隨之不見其後。執古之道、以御今之有、能知古始。是謂道紀。」

(感想)
老子が、コノ世の言語を駆使して、真理というモノを説明しようとされています。
これほどまでに真理を指摘している(言い当てている)文章は、近代にも無いと思います。
これを二千年以上も前の王様に仕える官僚組織のサラリーマンが、世間の中で隠れながら残しているのは凄いことです。

老子は、コノ世の真理は「無」だと言っています。
私たちが「無」と聞きますと、何もない、虚しい、つまらない、寂しい、・・・・などと思いがちです。
しかし老子は、文中で「無」を恍惚(こうこつ)だと断言されています。
これは凄いことを言っています。
無とは何もないどころか、恍惚、絶対的な歓喜、最高の快楽だと言っています。

無が、どうして最高の快楽、仏教でいう涅槃(ねはん)、「昧(さんまい)の境地、なのでしょうか?
それを老子は文章の最初に、人間が視覚・聴覚・触覚を「超えた先」に存在するのが「無」であり、恍惚としか言葉が無いとしています。
逆に言えば、人間が視覚・聴覚・触覚に“ダマされている間”は、本当の恍惚を体験することが無いとしています。

しかし私たちは、いくらなんでも「無」が快楽であると理解できませんから、それは表現と解釈の問題だと思うことでしょう。でも、違うのです。本当に無とは、恍惚とする快楽なのです。
近代インドの聖者の一人であるラーマ・クリシュナは、無の境地に入りますと、あまりの快楽のためにヨダレを流していました。脳から分泌されるドーパミンの影響でしょう。
これは表面的な肉体反応の1つに過ぎませんが、コノ世を出現させている奥には、恍惚とする無の「静寂の海」が確かに存在するのです。
これは自分で体験するしか分かりません。言語表現の限界があります。

そして老子は最後の数行において、このような見えない真理を特殊な体験者(視覚・聴覚・触覚を超えた者)だけではなくて、普通の誰もが認識するためには歴史と今の現状を見なさいとしています。
そこには人間の生活の「継続」が存在するわけです。

人間が継続するのは、子供を育てる愛情がコノ世にあるから継続するのです。
人類が赤子を育てる愛情を放棄すれば、100年もしない内に絶滅します。
近年では、赤子を放置する人間が一部には出始めています。これが広がれば、人類は絶滅します。

人類は、無私の与える一方の愛情を持ち続ければ、自然と恍惚とした良い世界へと社会も死後の魂も進むのです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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