本当の自分が挑戦「中」です

「皆さん、自分を試していますよ」（２０１１－０９－２２）

この世の最大の特徴は、必ず「変化する」世界だということです。実は、他の次元には、これが無いのです。
ほぼ固定・停止・同じことの繰り返しの世界です。最初に入った状態での順応が進めば、それ以上は変化出来ないのです。
人間が神界と呼ぶ世界でも、心が移動できる自由度はありますが、その状況の「変化」とは非常に少ないです。
他の次元では、時間という概念が消えてしまうことが、根本原因の１つに在ります。

この世界だけが、良いことにも悪いことにも、変われるのです。状況もすべてが必ず変わって行きます。
しかも、自分の「思い」や「努力」で、変化に干渉出来る世界なのです。これは、実はスゴイことなのです。

しかし、心が肉体を持ってイザ生まれてみますと、私たちの「表面の心」は変化を怖がります。自分が苦境に成ることを恐れます。
しかし、私たちの「深奥の心」は、まじめに努力した上での苦境には、「いよいよ来たか」「シビレさせてくれるなあ」「この世で言う百数十年ぶりに、これを体験したかったんだ」と思っているものです。
自分の努力ぐあいも含めて、すべてを公平に視ているのが、自分の深奥の心です。
善悪両方の「変化」を心が体験するために、この世に生まれることを、すべての人間は心から渇望していたのです。
ただ、今は忘れているだけです。
今回の肉体を脱げば、また思い出します。

なぜ、生まれる時に記憶を無くすのかは、真剣に体験をするためなのです。
心底から喜怒哀楽を、「自分が」経験したいからなのです。
例えば、違法な手段で事前に答えを知った状態で、大学入試に合格しても、そこには感動がありますか？嬉しさどころか、罪悪感と今後の不安感に苦しむでしょう。
合格しても、嬉しく無いのです。
だから私たちも、誕生前の記憶を持っていますと、過去のパターンから「ああ、これはあれね。最後はこうなるのよ。」なんて、貴重な限定時間（人生）を「消費するだけで終わるのです」。

そこには、感動や達成感や、心をギリギリまで絞ることはありません。
自分の深奥の心（内在神）は、喜びません。なぜなら、他の変化の無い次元と同じ状態だからです。
そんなために、ワザワザ生まれたのでは無いのです。
だから、今が苦しい人「も」、大丈夫なのです。
しょせんは、肉体を預かる短い限定時間（人生）の間だけのことなのです。怖がることはありません。
それよりも、自分が悩むということは、真剣に悩みに成り切っているということです。必ず成長します。

ただ、自分の良心までもが、悩みに呑み込まれては生けません。
それでも自分が生かされている視点で。自分の良心（内在神）の視点で、悩みを静観する気持ちが大切です。
この世では、すべてが過ぎ去って行くのですから、どれもが二度と無い貴重な経験です。
明るく真剣に生きれば、それで良いのです。

（感想）
「もう、自分はダメかも知れない」
このように思った時こそが、「自分自身が創り出した演出」が最高に効いている時かも知れません。
このギリギリを創り出した犯人は誰か？
これを他人や、他のモノや、過去生に原因を探す内はダメです。ギリギリは継続します。
すべては自分が原因だと素直に認めた時から、変化の気配は始まります。

どんな人にも、冷静にすべてを観ている本当の自分（良心・内在神）が心に居ることを知ることが大切です。
だから、他人やモノに頼る間はダメです。改善が起こり難く成ります。変化が遅れます。
本当の自分が常に見ており、いつも共に居ることを知りましょう。
本当の自分が「納得しない限り」、これでもかとギリギリは変わりません。
本当の自分が納得するような、ギリギリの中での「努力」をし始めた時に、ほんとうの自分が「許し・赦し」始めます。

人間が一番に畏れるべきは、他人でもモノでも、霊でも無くて、本当の自分なのです。
だから、よそ見をしている限りダメなのです。
神社に助けを求めに行きましても、神社のカガミに映っているのは、本当の自分（良心・内在神）なのです。
良い神社ほど、カガミの反射性能が良いので、今の自分自身の「行い」の反射が起こります。
だから、神社に参拝するとは、昨日までの自分の生活をカガミに反射させる・見せる意味に成ります。

どんな自分の生活を神社のカガミに反射させたのか？
カガミに反射させて、それを受け取るのは自分なのです。
本当の自分が納得していない生活行為を、神のカガミに見せたのならば、今から自分が納得するように努力すれば大丈夫です。自分で決意すれば、どんなことも改善することが可能に成ります。
神社のカガミに委託（祈願）している内は、霊的に自分への負担が増すばかりなのです。
カガミに映すのは、自分の「感謝の気持ち」と「決意」が最高・最善です。

「板子(いたご)一枚下は地獄」
：舟の床板の下は、落ちたら生きて戻ることの難しい深くて恐ろしい海である。
船乗りの仕事は生死を懸けた危険が多いという意味。

この言葉のように、私たちの本心も、自分のギリギリを試しにコノ世に船出をしたのです。
全員が、このような覚悟と決意を持って、自分の意志で誕生しています。
だから苦労や苦しみが多くても大丈夫です。必ず時間限定です。
その分、帰港した時の喜びと収穫は大きくなります。
今日も、自分を思いっ切り生きましょう。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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