大自然の力を借りたい時代

京都大学の天然物化学教授たちの実験チームが、７月２８日に日本臨床腫瘍学会で発表する内容に、

ウコンに含まれる「クルクミン」の成分を濃縮した化合物を、人の大腸がんを移植したマウス８匹に注射したところ、腫瘍の大きさに変化が確認されたそうです。
・　朗報としては、目立った副作用も確認されなかった。

京都大学の教授は、
・　安全性が高く、既存の抗がん剤と遜色ない効果も期待できる。
・　薬品として、京都大学発のベンチャー企業と組んで抗がん剤としての開発を目指す方針。

とのことです。これからの時代は、国立大学であっても運営資金を独自に稼がねばならない時代だと以前から報道されています。
まだ人間には効果効能は分かりませんから、自然の植物での抗癌剤治療の研究が進むことを期待しています。

記事の最後に、秋田大学教授（臨床腫瘍学）が、
・　画期的な成果であり、今後は注射で投与する方法の安全性を検証する必要がある。
と述べているとありますが、秋田大学と言えばその近隣の、

＊　山形大学教授による春ウコンの論文（http://www.haru-ukon.com/index.php?%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%81%AF%E7%99%8C%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%9A）

これは山形大学の研究でした。
でも、私がそもそもウコンに興味を初めて持った切っ掛けは、金沢大学神経内科により平成16年に発表された臨床論文でした。

・アルツハイマー病(老人性認知症)には、ウコンに含まれるクルクミンが有効であると発表。
・ウコンから抽出したクルクミン(カレーの黄色い成分)により、脳神経の「線維化」（アルツハイマーの原因）が止まることを発見。
・更には、なんと繊維化物質が分解されたことを確認。

これが報道されたことからでした。
毎日ウコンをカレーから摂取するインド人には、アルツハイマー病患者が極端に少ない、確認され難い、という統計結果がこれを裏付けてもいます。

つまり、金沢大学、山形大学、秋田大学、今回は京都大学という国公立大学が真剣にウコンと臨床治療について研究を始めています。今後に期待します。

そもそもは、沖縄の琉球王室が数百年にわたり愛用したのは、
・　クルクミンの量が多い、秋ウコンでは無くて、
・　クルクミンが微量である、春ウコンを黄金の砂金と同等として、継続的に摂っていた。

ここに大切なヒントがあると感じます。
ちなみに秋ウコンは、過剰だと副作用情報が検索されます。
クルクミンが微量である春ウコンは、重大な副作用情報は見たことがありません。

＊　継続して食べる場合は、過剰成分には注意したほうが良い。
＊　微量だからこそ、肉体を上手に刺激する。
＊　でも、少なすぎても体には美味しくない。

何でもバランスが大切なようです。
以上はあくまでも食品であり、効果効能は言えません。
ただ、ウコン（ターメリック）は古代から、原産地インドではスパイス、染料、薬として広く用いられ、中国では漢方に分類されているハーブです。

健康は食から、という意味であくまでも参考にしてください。
成分を読んで調べて自己判断して下さい。医師の診断と指導を普段から受けることが大切です。
この紹介は、効果効能を示唆する意味ではありません。

生かして頂いて　有り難う御座います

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