嫌な思いは、石にせずに、水に流すことが大事

日本の文化には、
・　イヤな思いは水に流すこと。
・　済んだ過去のいざこざは、水に流す。
このような思想がありました。
「水に流す」は国語辞典にもあります。

神社でも、「悪い思いやケガレは川に流す」という風習が古来からあり、古代から良い神社の条件は、
・　背後に御神体の山が在ること。
・　神域内に清流が流れていること。
が重要視されてきました。

伊勢神宮では、五十鈴川が重要な祓いの川であり、今でも神職は川に入る潔斎（けっさい：浄化のための沐浴）を行い、参拝者は五十鈴川で手を洗います。
大自然（神）の水に触れることが重要です。

私たちも、シャワーで良いですから、とにかく日に１度は体を流すことが大切です。
特にこれからは、人食いバクテリアが増えると思いますから重要なことです。

神社で一番に重要な祝詞は「大祓詞」（おおはらえのことば）です。
その内容のエッセンスは、
＊　人にケガレが有れば、川に流せば良い。
＊　そうすると、川は海に通じており、深海（神界）に居る大神様がすべて、何もかも、呑み込んで無害に昇華してくれます。

という内容です。
私たちも嫌な思いが取れない時は、家でシャワーを浴びて「思いを水に流せば」、その水はいつかは大海に流れて浄化されます。
（これは思いのケガレの話です。化学物質の汚染の話は次元の違う別問題ですから、切り離して考えてください）

しかし、水の少ない砂漠の国や、西洋では、日本のような「水の文化」ではなくて「石の文化」なのです。
ピラミッドや教会など、建物の基本も石の文化です。

今でも世界金融を取り仕切る家元は、「石・ロック」の名称が家名に入り、世界的な秘密結社は「石屋の組合」が呼称です。
石の文化は、
・　溜め込むばかりです。
・　怨念も流すことを知りません。

更には、コンピュータの「記憶」もICチップというシリコン（岩石の成分）が始まりという、ウソのような本当の「石の繋がり」です。
強い意志（石）は、
・　欲望も怨念も忘れない。
・　全てを呑み込んで記憶して行く。

水の多い特殊な環境の恩恵が天から与えられた日本の、水に流す文化。
地球上の貨幣・金融、紛争、を取り仕切る、石の文化。

これは物質面だけでは無くて、精神面にも反映されています。
・　嫌な思いを水に流すことが出来る人類。
・　石のように嫌な思いを溜め込むばかりの人類。

これが日本人同士でも、これから二分して行きます。
日本語の言霊とは不思議なものであり、水と石をキーワードにして、文化・金融・コンピュータに至るまで、本質の関連性を表現します。

更には巨視で見ますと、これから海面上昇が本当に確認されれば、
・　陸地の減少＝石の文化（金融主義）の限界
・　海の拡大＝水の文化の拡大＝心の時代の始まり

こういうことまで、大いなる神意は示唆していることを感じます。
まずは個人から、
・　嫌な思いは、石のように固めて溜め込まずに、
・　日々の生活の中で、嫌な思いを溜めずに流して行く練習。

こういうことが、これから特に重要に感じます。
心が病み出す人と、心が軽やかに成る人。
人類も二分して行くことでしょう。

生かして頂いて　有り難う御座います

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