伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

冬至とリンガ信仰

2017-12-22 11:39:10 | Weblog

今日は冬至(とうじ)です。一年のうちで最も昼間(日の出から日没まで)の時間が短い日です。
今日が太陽の大晦日であり、明日がお正月・元日とも言えます。

冬至は、伊勢神宮内宮の宇治橋の手前に在ります、最初の大鳥居のド真ん中から朝日が上がる日です。年に1度だけの現象です。


(公社・伊勢市観光協会 公式ホームページ http://www.ise-kanko.jp/base_data/base_data.php?info_cd=00283 より引用)

写真だけでも物凄い勢(いきお)いを感じます。
まさに太祝詞(ふとのりと)「アマテラスオホミカミ アマテラスオホミカミ」2回反復の神気が在ります。
毎年の冬至の翌日、明日の内宮の参拝は、太陽の元日・誕生日と成り縁起が良いものです。

私は伊勢神宮に参拝しますと、近年は特に内宮で元気を頂きます。
とにかく体が軽く感じ、血流がよくなる感じがします。その日の夜は、真面目な話ですが鼻血が出ることがあります。

意外な話ですが、伊勢神宮の外宮・内宮の中間地域にある古市(ふるいち)という丘陵地帯は、江戸期には遊郭が70軒、遊女1000人が常駐するという大きな性風俗街が存在しました。
全国からの参拝者の夜の遊び場でした。

神聖な伊勢神宮のすぐ側に遊郭街とは、変に思われるかも知れません。でも私が思いますには、
・ 参拝で元気に成る男性が多かった。いきり立つ男衆が求めた。
という地元民に迷惑を掛けないための策でもあったと感じます。
商売としての需要と供給が大きく成立したのだろうと言えます。
(これは江戸期の検証であり、現代では有っては生けないことです)

では信仰の面で、伊勢神宮にその痕跡は有るのか?
今から6年前の過去記事「古代の信仰」でも触れましたが、内宮の宇治橋を渡った正面の奥側に、子安神社(こやすじんじゃ:内宮に在る子宝と安産の神様)が在ります。
ここは伊勢神宮にそぐわないような民間の祈願信仰の願掛けの場所と成っているような感があります。

この子安神社で拝む方向の奥に在る住宅街の中に、この神社の御神体とも言える古代の巨石信仰の場所が在ります。




写真からわかりますように、まさにリンガ(男根)が起立した状態であり、その根本に金玉袋に相似する巨石も在ります。

古代の人々も、真面目にリンガ巨石を神様が降りる場所として祭り、生命力を信仰したと言えます。
インドにも、このようなリンガ信仰(シバ神)が散見されます。

伊勢神宮だけに限らず、今日の冬至はどこでも、
・ 「
陰が極まって陽となる日
・ 悪い事は今日までで終わり、今日から幸運に転じる日。
と言えます。

個人の生活も、気分を入れ替えるには最適な日です。
明日から再び頑張りましょう。

生かして頂いて 有り難う御座います

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コメント (529)
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