挨拶の意味

芸能界などでは、挨拶に厳しいと聞きます。
「自分に挨拶が無かった」
これだけで、次回から無言の共演拒否が有るとも聞きます。
この心理を考えますと、

＊　挨拶とは、敵か味方かを判断するものに成り得る。

＊　いつも会う相手でも、今日の相手が、自分に対して持つ感情を推し量れる態度が挨拶。

＊　今日の相手の挨拶が何か変ならば、昨日に自分は何かしたのかな？？

挨拶には、このような意味も有ると感じます。
このように考えますと、昔の武士同士の挨拶はどうだったのか？
調べて感じましたことは、

・　歩行中ならば、お互いに一旦停止してから、両手を下げてから、目で礼をする。

とにかく、
・　手に刀を持つ気は無い。
・　両手に何も持たないという態度を示す。
・　相手を斬る意思が無い身のこなしを心掛ける。

相手の格に応じて挨拶の作法が色々と変わるようですが、とにかく両手をフリーにして「私は斬りませんよ」という態度を示すことが挨拶のようでした。

・　挨拶とは、命のやり取りを意思表示するものである。

会社員でも、会社で挨拶をしない人は、中小企業ならば上から冷遇されるかも知れません。
芸能人ならば、干される。
つまり、挨拶１つで、生きる糧（かて）を失いかねないのです。
これは武士と同様に現代の人間でも、挨拶が命のやり取りをしていることに、遠因では成り得る訳です。

更に考えて見ますと、
・　神社に参拝することは、神様への挨拶である。
・　神様に挨拶することで、神様の心境・カガミに反射した自分自身の魂に挨拶をすることに成る。
・　参拝するごとに、自分の魂の原点に戻ることに成る。魂が洗われる。

これが神様への挨拶により起こっています。
でも、神様には祈願する人が大半です。
自分自身に対して欲望を願掛けすることに、参拝するほど反射して成ります。
欲にまみれた人は、良いことが起こりません。

神様には、誠意と感謝だけを持った挨拶（参拝）をすることで、自分自身が生き返ります。
武士の時代のように、本来は命を懸けた意思表示が挨拶です。
神様にも、真剣な挨拶をすることが、自分自身を変えて行きます。

挨拶の霊的な意味を知って置くのも、参考に成ることでしょう。
芸能界の挨拶のように、本来は、敵か味方か、生死を懸けた、ものが挨拶だったということです。

生かして頂いて 有り難う御座います

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