江戸時代、女性が俳句をするのはとても珍しく、加賀の千代女は、卓越した感性と表現力で全...

行く春の尾や其のまゝにかきつばた 季語　杜若　夏　見龍消息　享保四年八月 この句は...

稲妻の裾をぬらすや水の上 季語　稲妻　秋 この句は、各務支考が、十七歳の千代女に与え...

はつ雁やそのあとからもあとからも 季語　初雁　夏 この句は、千代女が七歳の時に作った...

初雁やならべて聞くは惜しいこと この句も千代女７歳の時の作と伝えられている。 これも７歳...

たのにはにこもんはなさくみにこんか この句は、千代女が最初に作ったものとされておりま...

　　　　　から衣 行住にひやひや路や沼のあき 　　　　　　　　素園［千代］ 加賀の...

雲の峰 どちから見ても 　　　　　雲の峰 素稿 俳句を知らない人が見たら、大笑いしてしまうほどの句である。 俳諧味を学ぶ良い題材かも知れない。 リフレインが、雲の峰の...

おとこ 　　なら ひとり呑むほど 　しみづ哉 俳諧松の声　1771年 この句は、酒のキャ...