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チラシの裏にでも書いていればいい日常と考えていることを書いているブログです。

故郷の祟りスポット⑴..銀杏(ぎんなん)稲荷

2023-09-27 14:41:13 | 日記

ここ1ヶ月半ほどYoutubeでオカルトものばかり見ている。
その分199式アファなど願望実現、すなわち腹の足しになるものを見たほうがいいのだがw

オカルト系でよくあるのが子供の体験で
行ってはいけない、入ってはいけないと言われている森や山、廃屋などに入って祟られたなどというのがあるが
私の場合もそのような祟りスポットはあった。

東京では昔から人口が多く人口密度も高かったので、その手のものは狭い地域にいくつもある。

まずは家から一番近かった場所で銀杏稲荷大明神と銀杏の木。
それは生家から2分とかからない場所にあった。

銀杏の木の雄株と雌株が夫婦のように仲良く並んで生えていたのだが
都電(当時は市電?)を通すために雄株のほうを切り倒してしまった。
その時工事関係者や近隣住民に死亡や事故や病気が立て続けに起きてこれは銀杏の祟りだということになった。

当時それらが御神木だったのかどうかは不明だが、御神木ならもう少し丁寧に暑かったのではないかと思う。
それでその地域である小山町(現三田1丁目)の氏神的存在であった天祖神社から
お稲荷さんを勧請して祀ったら祟りが収まったということだった。

祟ったのは銀杏であり稲荷ではない。
稲荷は銀杏の祟りを抑えている存在である。
お岩稲荷がお岩さんの呪いを鎮めているのと同じような感じです。

ちなみにこの天祖神社はかつての記事あんパンを食べるネコに登場している神社である。

残った銀杏が雌株であったのと、
その近くで更に家の近くにもう1本祟りとは関係ないほぼ同じサイズの銀杏の雌株があったため
子供の頃はギンナンに不自由することはなかった。
銀杏稲荷のすぐ近くの飲み屋もそこで拾ったギンナンを客に売っていた。
拾ったギンナンを食べても祟られるということはなかった。

ある日電気工事かなんかの人が、銀杏稲荷のほうの銀杏に登って枝を揺すってギンナンを落としていた。
祖母がそれを見て祟りがあるよと言っていたが、しっかりおこぼれにあずかりギンナンを拾ってきた。

そして私が小4の頃だったか、業者がいきなりその銀杏の枝を切り始めた。
突然で住人には何も知らされていなかったが
作業中には年寄りを中心に住人たちが集まって来て「これは大変な祟りがあるぞ」などと口々に話していた。

枝を切られた銀杏の木は、昨日の百日紅のように見るも無残な姿になってしまった。

その直後から近隣の年寄りたちがバタバタと死んで、やはり祟りがあったと噂された。
「切った人間でなく関係ない婆さんが死ぬのはおかしい」と祖父は言っていたが
切るように指示を出した区役所の担当者がその3日後に死んだと祖母が言っていた。
Youtubeのオカルト系では祖母がキーパーソンになっている話は多いが
うちの祖母が言っていることは全く当てにならない。

かつて祟ったのは銀杏であり稲荷ではないが、これは稲荷も起こっていたのではないかと思った。

その銀杏稲荷大明神だが、かつてはWikipediaに単独記事があったような気がするが
今は三田 (東京都港区)の記事に吸収されている。

その銀杏の木だが、2010年に幹が空洞化して危険だということで切り倒されてしまった。
ウィキメディア・コモンズより、在りし日の銀杏の木と銀杏稲荷大明神。その当時も剪定されている。

本家の天祖神社の前もゴミ置き場だったが、銀杏稲荷大明神の前もゴミ置き場になっていた。

銀杏稲荷大明神はすぐ近くに遷座され、元の銀杏のクローンと思われる銀杏が植えられている。
銀杏稲荷社のほうは雅楽奏者もやとって盛大に遷座祭が行われたが、祟ったのは銀杏であり稲荷ではない。

狐像はそのまま。目の上が欠けているのも当時のまま。
https://ameblo.jp/benben7887/image-12761067762-15163219525.html
遷座前は木の下で薄暗かったが今は日の当たる場所にある。

かつての銀杏稲荷のすぐ近くにいポンプ式の井戸があったが、今はそれも埋められている。
井戸を埋めるのもヤバいということを今年になって知ったが、
井戸を埋めたのも同じ時期なのかもっと前の話なのかは分からない。

今その場所はパークコート麻布十番というマンションになっているが、
銀杏と井戸があった場所はマンションは被らず平地になっていて、特に銀杏の跡はモニュメントが建っている。

パークコート麻布十番や近隣住人に祟りがあったのがどうか知らないが
私としては祟りがあってもなくてもどっちでもいいw






コメント (2)
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